第四話・過去へ
彼女の過去に触れていきます。酷い文章
男の発言に私は困惑した。現荒人神姫ではなく現荒人神姫達と言ったのだから
この場においての現荒人神姫は目の前の男と彼女だけ。それを示すのなら分かるが……
『何だ……教えてないのですね。これは……酷い現荒人神姫も居たもんですね』
ニヤニヤと笑いながら言う。彼が言う現荒人神姫達は彼女と私の事を指していた
『……黙れ……裏切り者……』
彼女はそう言うと男は笑みを消し去り
『君が裏切り者でしょうに。折角仲間を作ろうとしたのに止めて救ったのですから……』
何の話か分からない。でも……この話は私が関わってるのが分かる
男はポケットを漁り、私達に向かってメモリーを見せつけてきた。その時に彼女は動くが
『大切な物ですからね。貴女にとっては……』
そう言って仕舞うと彼女を抑えて吹き飛ばしていた
男は手を振るうと侵食した腕を元に戻していた。あの時の攻撃で侵食させたのに無意味に終わってしまった
『と、邪魔者が来ますね。この余興は楽しかったですよ。そうそう……私の名はフィラー。現荒人神姫・フィラーです。では……現荒人神姫・レスティア』
そう言って消えた。私は元の姿になる。彼女の本当の名を初めて知ったのだから
そして……彼女に言葉を告げようとしたら
『……最悪……』
手にはあの男が持って居たはずのメモリーが握ってあった。その傍には漆黒の触手が居り、あの時の攻防で奪ったのだろう
彼女は私を見ずに
『……待って欲しい……その前に……帰ろ?……もうすぐ来る……』
そう言うと無数のメモリーを全て回収して私達は家に
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無数の飛竜型の荒神の死体が落ちていて、その傍にはあの時と同じメモリーが落ちていた
それを回収しつつ向かう。そして……
「これは……どういう事?」
あの時と同じだけど周囲が完全に消滅した跡が残っていた
そして多分荒神であろう存在の死体が。でもそれは荒神では無く、無数の蜥蜴の死骸だけが残っていた
研究で分かっていたが、荒神の構造が特定の生物もしくは人間に酷似してるのを。それが本当なら荒神は人間又は生物の可能性が出てくる
やがて回収班が来て
「荒神ですね……」
目の前の死骸を見てそう言う。確定した。荒神は人間もしくは生物だと言う事を
でも、更におかしいこと
「死亡時期が……数年前……」
そう聞こえた。つまりはこの死骸は数年前の死骸になる。取り敢えずは回収して更に詳しく調べると
そのまま被害を片付ける事に
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家に帰ると私はベットに倒れ込む。頭が追いついていなかったから
意味が分からない事が多く、彼女はもう少し待って欲しいと。私は彼女から真実を聞きたいから待つ事に
私は……家族が居ない。それは記憶が無い時から。その前は覚えてない。その事が関係してるのなら……知らなくても良い。でも……知らないと行けない気がする。そうしないと、分からないままだと
ゆっくりと瞼が落ちていく。今の私は疲れたのだから
次に目が覚めると彼女の顔が目の前に。動こうにも彼女に抱きしめられていて動けなくなっていた
『……決心が着いた……』
彼女が目を開けて私を確認するとそう答えた。私はゆっくり起き上がり頷く
外を見ると明るくて朝だと判断して着替えを始めた
着替えてる間に彼女は別の用事をし始めた。着替え終えると彼女はまだ作業中で、私は朝ごはんの用意をしようとした。その時に時計を見て目を見開いた
十二時を過ぎていた。学校に行ってないとはいえ、寝すぎていたのだから。それにどうせ辞めるつもりだったのだから。私は朝ごはんを食べ終えると
「そう……何も言わないけど後悔はしない?」
お母さんの妹の方の人に電話していた。それは学校を辞めること
「無い……でも……やりたい事は見つける」
私はそう答えると向こうの受話器から
「分かった。でも……義務教育だからその学校が終わるまで。それまでに決めて」
私は軽く返事をした。無駄にさせたけどお義母さんはそれを否定しない
少しだけ話をして電話を終えるた。そのタイミングと同時に彼女が立っていて
『……終わった……話したいから……座って……』
彼女の手には刀が握られたいた。彼女は覚悟を決めたのかそう促され、私はその通りに動き座る
彼女も座ると刀と、あの時のメモリーを置いて
『……契禊姫は……巫神姫契禊姫は……現荒人神姫……』
彼女は私にそう告げた。私は困惑して固まった。私が現荒人神姫と。彼女はそう答えたのだから
設定
政府の現人神
・政府によって保護し権利を守る。その為か政府によって守られている
・その中で政府管轄の荒神関係は多い。その中での回収班は有能