第二話・再開
瞳那「はい。始まります『現神と荒神の一人言』」
瞳那「あらすじとしては悠華さんは特別監視対象として監視されるのを知らされその監視者が烽華さんに」
瞳那「今回はその続きですね」
瞳那「では、第二章、本篇どうぞ!」
「本来なら現神と契約するのが当たり前だけど……貴女は私の親友だった契禊姫と《 観測者》と契約してる為に神威は貴女の事を警戒している」
困惑していた。契禊姫さんは知らない……あの日の少女が契禊姫さんなら……
「私の姉は……その契禊姫さんと居ると思う……」
私は2つのメモリーを取り出して見せた
「実は……瑞慕莉恋の死体が消失して、瑞慕莉恋に似た姿の人と死んで消えた筈の紫藤愛夏の姿も。確認したら本人で間違いない上に名前も変えてない。でも……同姓同名の似ている人物認識で普通に生活してる」
目を見開いていた。あの日の災害を起こした原因と死亡が発表された人が生きていると言われたのだから
私は知らず知らずの内に布団を握りしめていた
「落ち着いて……悠華?」
私は息を荒くして胸元を抑え、首筋を抑えた
その時に手に触れる感覚がする
「今日は無理ね……ごめんね」
そう言って部屋から出た。私はゆっくりと意識を落としていき眠るに着いた
物音が聞こえて目をゆっくりと開けると
『会いに来た』
優しく撫でられる。彼女はよく分からない……
「何故……味方するの?」
彼女は私の首筋に触れて撫でていた
『貴女は契禊姫のメモリーを持っているからよ。朗報よ。貴女の姉も契禊姫のメモリーを持っている。貴女の姉は契禊姫と居る』
私は起き上がると彼女は人差し指を口元に近づけて
『契禊姫の作りだした空間に居る。私のメモリーは貴女のよ。それと……』
私の手にメモリーを置く
『レスティア。契禊姫の傍に最もいて……契禊姫の力だった現荒人神姫。それを元に……』
3つのメモリーが浮かび上がりやがて1つに
それを私に渡してきた。白と黒で真ん中に濃い青色。幾何学的な象形文字が刻まれていた
『中身は貴女の願い。私と契禊姫に気に入られた少女……』
そう言って消えた。私の手のひらにはメモリーが。暗闇に光る私の瞳はそのメモリーを眺めていた
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「で、現荒人神姫来てメモリーのアップデートなのか……?」
私はメモリーを置いて眺めていた
「初めまして。瑞慕莉桜よ。で、《観測者》か……瞳那」
目の前には神威の統率者らしい人が立っていた
「分からないですね……」
その瞬間に空間が歪むと
「教えるよ」
瞳那さんは目を見開いて、莉桜さんは驚いてはなかったけど視線だけを見ていた
「契禊姫……心配……契禊姫?」
抱きしめようとしていた瞳那さんを手で制していた。私の方に来ると
「久しぶりね。貴女の姉は私の傍に居るから安心して。それと……瑞慕莉恋の死体は私が。現人神として生かしてる。愛夏は莉恋の件で傍に居させてる。全員生きてる」
その場は困惑と混乱が起きていた
「契禊姫。どういう事?。死んだ認識はしてるよ?」
彼女は変わったメモリーに触れて
「私は長時間はここに居られない。彼女達は私のワガママで生かしてる。私が死ねば……愛夏と莉恋……そして貴女の姉は死ぬ。彼女達は私の命を使って生かしてる。悪いとは思ってるけど仕方が無いのよ。フィラーは殺せても倒せてもないのだから」
そう言われて沈黙が
「それは……」
私以外の皆が分かっているがそれでも聞くしか無かった
「《怠惰》の能力。彼奴が出てきた時の為の対処する為に」
義姉は立ち上がり彼女の頬を叩いていた
「人間の貴女が……どうして!。悠華は苦しんでるだよ!」
契禊姫は私を見て
「ごめんなさい……」
そう言った瞬間に契禊姫の体から剣が貫かれていた
それを認識するのと同時に
『心優しい貴女ですね。契禊姫さん』
引き抜くと切り裂いて契禊姫さんはその場で崩れ落ちた。それを見て、義姉と瞳那が攻撃を仕掛けるが
『無駄ですよ』
そう言って仕掛けようとするのを
「やはり限界だったのね」
2人の少女が光の粒子みたいなのを出しながらも防いでいた
「油断した……」
私は契禊姫さんの傍に駆け寄る
『ちっ……』
目の前の現人神が躱す動きする。そこには
「ごめん。言いつけ破った」
白銀の髪をした姉が立っていた
「私の為に動いたのね……今は愛夏ね。愛夏……ごめんね」
そう言ってフィラーが襲うとするのを防いで蹴りで吹き飛ばしていた
「お姉ちゃん!」
お姉ちゃんは私を見て微笑むと攻撃を仕掛けていたが
『無駄です。私には《強欲》の他に《怠惰》も持っています』
明らかにお姉ちゃんは能力を使ってない。それでも互角に戦う。それを見て
『貴女のメモリーを頂きます!』
お姉ちゃんの刀を躱すと私の前に。そしてその手が私の胸元に。目を瞑ってしまう
でも影が差した。契禊姫さんが腕を吹き飛ばして、お姉ちゃんが刀を突き刺していた
「《観測者》!」
空間が歪むと私達事飲み込み襲って来た現荒人神姫だけがその場に
私は契禊姫さんの体を抱き抱えていた。もし本当なら折角会えたのに……
契禊姫「『現神と荒神の暇つぶし』始まますよ!」
レスティア『……契禊姫が……死んだね……』
契禊姫「うん。確定で死ぬよ。だって……今の話で最強は私で制限かけられてるからね」
レスティア『……あっ……今回も……ゲストは……居ません……お知らせは……近々……第二章開始記念……『現神と荒神の暇つぶし〜特別編〜』を……やる予定……』
契禊姫「忘れてた……」
レスティア『……まぁ……終了記念と……同時だから……』
契禊姫「それよりも私が弱っていたからフィラーは解放されたのよね?」
レスティア『……ん……でも……他にもある……ネタバレとしては……他の誰かが……契禊姫が抜けた後に……仕掛けた……契禊姫は……純粋に……《観測者》の事と……理由を伝えに……来ただけ……』
契禊姫「それが油断して今みたいなのね……」
レスティア『……ん……まぁ……話す事は……無いかな?……』
契禊姫「じゃ、今回も短いけど終わろっか」
レスティア『……ん』
契禊姫「次もお楽しみに!。またね!」