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現荒人神姫  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
第一章・現荒人神姫〜現神と荒神の少女〜
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第十五話・終幕

瞳那「はい。『荒神と荒神の一人語り』始まります」


瞳那「契禊姫さんの死で終わりましたけど……展開が早くないですかね?」


瞳那「お知らせは……この章をもって『現荒人神姫〜現神と荒神の少女〜』は終わります。それに伴ってこの話のタイトルが変わります」


瞳那「特に決めてなく適当になると。シロクロは変に引きずるよりは早く終わらせるて次にするらしい」


瞳那「では、契禊姫の死、それを目撃した私。仮面の少女の正体」


瞳那「では、本編どうぞ!」

そして隣にはフィラーが立っていた


『おめでとうございます。愛夏さん……』


愛夏は細く微笑むと腕を突き出してフィラーの胸元を貫いていた


『愛夏さん?』


そのまま引きずり出すように腕を引き抜く。その手にはメモリーが握られており


「お前も用済みです。さて……遊びましょ?」


そのままフィラーを闇に帰していた。愛夏はレスティアの能力を使っていた。て事は……


私は考えるよりも早く動いたが


「遅いですね」


そう言うと私に回し蹴りをして吹き飛ばした。壁に激突して痛みで動けなくなる。桁が違う……


立ち上がろうにも立てない。彼女は私に向かってくる


「私はフィラーとお父さんによって現荒人神姫にされたの。最初は分からなかったけど今は……清々しい気持ちですね」


そう言って私の腕を踏み付けると刀を思いっきり突き刺した


「あがっ……」


彼女は私のお腹を何度も蹴り


「目的は分かりませんが……ここに全ての荒神を集めてるて事は……」


彼女から漆黒の触手を生やして引き連れていた荒神全てを飲み込んでいた


彼女の瞳はウットリとしていた。それは現人神すらをも飲み込んでいた


「凄い……これで私は最強になれる!」


そう言って翼を広げて飛び上がる。それはまさに天使の様で美しかった


上と着くと衝撃波を生み出して周囲の街を破壊していた


彼女は止めれない程に強くなっていた。私は契禊姫の死体を見て


「……起きてよ……そこに居る……」


私は契禊姫にそう語りかけるが反応はしなかった


契禊姫の母親の能力はそっちに使えない。なら……


「安心して」


声が響いた。私は顔を上げると契禊姫が。手には血まみれだけどメモリーが握られていた。多分……彼女が奪ったのはレスティアと混じった契禊姫のメモリー


契禊姫の手に握られてるメモリーは多分……現荒人神姫としての契禊姫のメモリーだと思う


だけどそれなら生き返る理由にならない


「契禊姫!」


契禊姫は微笑むと背を向けて一気に駆け抜けていく。一筋の光が愛夏の方へと。黒い波動が光を突きぬけて


「……居なくならないで」


私の意識は消えていく


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


不思議とお母さんのメモリーが私を動かしていた


お母さんが残した願いは私の為だった


「契禊姫!!!」


戦えていた。愛夏は切りかかろうとするのを私は防いで一気に返していく


今の愛夏を救えるのは不可能。それは愛夏は愛夏の意思で動いてるのだから


私は周囲を見渡しつつ


「もっと……早く救えたら」


突き刺してこようとする愛夏を両手を広げて受け止めた。それと同時に痛みが広がり血が垂れていた


私は暴れる愛夏を優しく撫でて


「助けるよ」


お母さんのメモリーが砕け散って私のメモリーが体内に


『させません!』


フィラーが向かってくるのを私は微笑み


「『この世に居た荒神全てを無かったことに』」


私はそう呟いた。つまりは私と愛夏も対象に。そしてフィラーの手が私に届く前に消滅


私は愛夏を抱きしめつつゆっくりと降りる


私は瞳那を見て微笑む。生きてるのを確信して私はゆっくりと愛夏を優しく撫でて


「私のメモリー……そうね……」


私は瞳那に愛夏から抜いたメモリーを与えてその場から立ち去る


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私はお姉ちゃんを摩っていた。現荒人神姫が現れた影響で崩壊した都市周囲の街が影響を受けたらしい


お姉ちゃんは私を庇って瓦礫の下敷きに


「助けてあげないとね」


地面ギリギリまで伸ばした少女がお姉ちゃんに触れていた。私はお姉ちゃんを庇おうとするが


「そうだね……貴女は私の存在を信じる?」


聞いてくる。私は頷くと少女は微笑み


「私のクラスメイトを救う為に代償を支払ったの……その結果こうなってしまった……私は救える命があるのなら救う」


私は何も言えなかった。彼女は人間だと思ったけど……感が違うと思ってしまう


彼女はお姉ちゃんに触れると泣いていた。訳分からなかった


「この人を連れていくね……荒神化しかけているか。その代わりに……貴女には私の命を渡しておくね」


お姉ちゃんを瓦礫からすくい上げると抱き上げていた。お姉ちゃんの体は荒神になろうと


そして彼女に私の手を掴み何かを握らせていた


「教えておくね。私は荒神を消滅させようとしたんだけど……《怠惰》の力で防がれて……元凶を封印するしか出来なかったの」


訳が分からなかった。その瞬間に突風が舞って少女は消えていた。私は座り込んで泣いていた。手には少女から受け取ったメモリーを握りしめて


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


契禊姫と元凶だった愛夏が消えた。そして荒神は消えたと思ったが今も存在していた


「……見てるよね?」


私は契禊姫のメモリーを手に見ていた。どうなったかも分からない。でも……きっと契禊姫は最低限の事はしてくれたのだと


「瞳那さん。現人神候補生が来てます。早くしてください」


私は契禊姫のメモリーをポケットにしまい向かう

契禊姫「はい。前置きでも言った通りに新しい話を作るためにこの章をもって『現荒人神姫〜現神と荒神の少女〜』は終わります」


レスティア『……でも……この……連載小説自体は……終わらなく……飽くまで……続きに……』


契禊姫「その為に『現神と荒神の暇つぶし』も短めに」


レスティア『……ゲストも無し……』


契禊姫「次の話でも『現神と荒神の暇つぶし』は有りますので安心してください」


レスティア『……変に……長くしても……飽きるだろうと……その為の……処置らしい……』


契禊姫「確かにね。記念とかは……」


レスティア『……する予定……でも……それは……次の話と……色々する為に……終了記念と開始記念両方……するみたい……』


契禊姫「あっ、するのね。じゃ、今回は短いですが」


レスティア『……終わります……』


「『またね!』」

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