第十三話・崩壊させた街
瞳那「『現神と荒神の一人語り』始まります」
瞳那「莉恋さんの衝撃的な死から私が現人神フラグ。話が進んでますね」
瞳那「今回の話はその続きですね」
瞳那「簡単なあらすじは莉恋さんの死体を晒されたのと、私の現人神。そして契禊姫の中の現荒人神姫」
瞳那「それを踏まえて本編どうぞ!」
家でボーっとしていた
学校は休みになり莉恋の死を知らされていた。その後は葬儀やらで3日は経っていた
学校は再開してるが聞く気にはなれなかった。お母さんに電話したが珍しく出なかった
私は気分転換に外に出る事に。今日は学校はサボり。瞳那も現人神として莉桜さんの所
私は崩壊した街へと来ていた。全てを奪い全てを奪ってしまった場所へと
歩いていく。その時にサイレンが鳴り響く。こんな場所で
「…… 」
その場所へと向かうと目を見開いた。そこには少女が佇んでいたから。私はゆっくりと歩くと
『気づいてるから。何もしないから姿を現して』
少女はそう言葉を発した。多分……現荒人神姫。でも、分からない
私は姿を現して彼女の前に。彼女は私を見ずに明後日の方向に向いていた
『七つの大罪はそれを含めた存在。私は別に興味は無い。あるのはこれを引き起こした存在』
私は胸元を押えた。彼女は何を考えてるのか分からない
『《観測者》それが私よ。七つの大罪《色欲》レスティア』
そう確信したような発言をした
『貴女が……出てくる……とは……』
レスティアが出てくると私を庇うように前へと立つ
『敵対する気は無い。また会おう……』
そう言って指を鳴らすと消えた
「彼女は……何者なの?」
聞くとレスティアは首を横に振り
『知らなくても……良い……』
そう言って私の中へと。困惑しつつも私は戻ろうとすると再びサイレンが鳴り響くのと同時に吹き飛ばされた
受け身を取って確認すると荒神が現れていた。私は現荒人神姫になるのと同時に行こうとしたら
『……貴女は……引っ込んでて……』
意識が途切れてその場で立ち尽くした
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『……やっぱり出てきた……』
私はレスティアを見た。七つの大罪の力は私の中に有る。彼女は私に敵対しない
ただ荒神は待ってくれない。私達を襲おうと向かってくる。躱して
『レスティア……』
私は体をひねりながら躱して炎と氷をぶつけていた
『……断るよ……』
そう言って闇を放っていた。レスティアは私よりも違う私を愛してる。羨ましかったのと同時に安心した
『……契禊姫……姫になるの?……』
そのまま荒神を叩き、吹き飛ばすと聞いてくる。地面ギリギリまで伸びた髪を揺らして私は荒神に背を向けた
『どうだろう……七つの大罪の力は……私ではなく……あの子に……受け継がれてる……私は……あの子の……荒神の部分を意思を……持ってるだけ……』
大きな影が覆い被さる。私はそれを回し蹴りして吹き飛ばし、レスティアが四肢を無に帰していた
『……私は……貴女を好きにしない……あの子じゃないと……嫌……』
私は微笑んだ。分かっていた。だから荒神に向かって炎と氷をぶつけて消滅させた
『……もう少しだけ……待って……そしたら……あの子は……覚醒する……それよりも……出て来たら?……』
空間が歪むと仮面をつけた少女が出てくる
「話しながら……これは練り直しか」
メモリーを手にして少女はそう呟いていた。そして少女の頭に撫でるように
『いや、十分です』
《強欲》フィラーが出て来た。つまりは……
『……貴女が……瑞慕莉恋を……殺した……犯人……』
彼女は私を見てから興味を無くして
「帰る。まだ計画段階だし……契禊姫とレスティアの力は分かった」
そう言って空間を歪ませてフィラーと共に消えていった
また何かをするみたい。でも、その前にこの体を返さないと。現荒人神姫の私は戦うだけでいい
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ゆっくりと目を開けた。レスティアに抱き抱えられていて
『……契禊姫……』
微笑むけど悲しそうな表情をしていた。私は聞きたかったけど何も聞けなかった。聞けば後悔すると思ったから
私は彼女の目を見たら頷いて下ろしてくれた
『……戻るね……』
そう言って私の中へと。多分荒神はレスティアが倒したんだと思い、私は目的の場所へと向かう
良く分からないけど……確信していた。お母さんとお父さん……殺された意味を
私の元家に着く。崩れ落ちかけた家で昔は綺麗な家でお母さんとお父さんが迎えてくれた家。私は現荒人神姫の姿となり家の中に
考えてみたらレスティアは現荒人神姫。普通なら死ぬのに私は死ななかった。きっと……
「見つけた……」
ゆっくりとしゃがみこみ膝を着いて床を擦る。凹みがあり私はゆっくりと開ける
その中にはお母さんが隠していたモノが。お母さんの証明だった。お母さんが現荒人神姫だった証明
私はお母さんの服を手に取る。そして手紙があった
契禊姫「はい。本編終了後の『現神と荒神の暇つぶし』始まります」
レスティア『今回のゲストは……謎めいた……現荒人神姫……』
『《観測者》です。一応……現荒人神姫でありつつ敵か味方かは作中では秘密。今回の目的は契禊姫ですね』
契禊姫「作中では言ってなかったけど、《観測者》さん。幼い顔立ちしてるのね」
『私は人間から現荒人神姫になったから。多分例外的存在だと思う』
レスティア『私は……知ってるし……一応……今後も……出て来て……貰う……』
『それと私にも一応は目的が有るしね』
契禊姫「それはまた別の章でね。仮面の少女がようやく対面したね。彼女が接触したて事は……」
『彼女は本格的に動く。それに契禊姫も動き始めてるからこの章は早く終わりそうね』
レスティア『シロクロは……終わって……欲しくない……みたいだけど……展開的には……どうしても……そうなってしまう……』
契禊姫「珍しい……この話だって何度も書き直して書いてるのだから」
『……まぁ、その方がいいと思う。それよりも……ネタバレどうこうは?』
レスティア『……あー……うん……次の話は……契禊姫の親である……儚夢姫の手紙……そして……儚夢姫の……残した……現荒人神姫の遺産……後は……契禊姫の……向き合う?……でも……それは……まだ先……必ずこの章で……向き合うは確定……』
契禊姫「いよいよ私が動くのね」
『楽しみ』
契禊姫「そう言えば《観測者》さんは名前は?」
『有る。それに普段は人間として過ごしてるから、次に会うのは次の章になる』
契禊姫「教えてくれたりは?」
『ネタバレでも無いけど……面白うだしまだ駄目よ。そうね……この話の成功が出来れば私の立場は確定する』
レスティア『……今は……まだ……なのね……』
『面白い話。私は敵味方関係無しに手助けする。対象の一人に対して手助けしては見放すの繰り返し。だから次の章からはある一人に対して私はその一人を見捨てる事は無い』
契禊姫「唐突……」
『さて。終わろっか』
レスティア『……『現神と荒神の暇つぶし』……ここまで……またね』
『また』
契禊姫「終わらせったよ……またね」




