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現荒人神姫  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
第一章・現荒人神姫〜現神と荒神の少女〜
10/27

第十話・人形

瞳那「はい。『現神と荒神の一人語り』始まります」


瞳那「前回の話は意外でしたね。《嫉妬》の現荒人神姫が契禊姫に力を伝えて助言もしてあっさりと仲間に」


瞳那「契禊姫の現荒人神姫の姿は儚げな印象を与えると共に力も増してます。そんな彼女の能力はまだ秘密になりますね」


瞳那「お知らせはこの本編の書き上げ次第に投稿される『現神と荒神の暇潰し〜特別編〜』の十話記念をします。予定は契禊姫、私、莉恋、レスティアのメンバーでダラダラと雑談しながらになりますので暇潰しにもってこいとなってます」


瞳那「あらすじとしては、莉恋の母親の莉桜さんと出会い勧誘。私達は信用出来ずに信用させる為に現荒人神姫の場所へと案内。そのまま契禊姫は《嫉妬》の現荒人神姫と話をした後」


瞳那「本編はその続きとその裏と暗躍するフィラーの話になります」


瞳那「では、本編どうぞ!」

数時間前


「契禊姫様?」


白と黒の瞳を淡く光らせた契禊姫が私達を見て立たずんでいた


契禊姫は私を見て


『……控えて……私の眷属なら……』


私は言われた通りに片膝を着いて頭を下げた。すると撫でられる感覚がした


『……私の事……黙っておいて……私は……現荒人神姫の私……暴走し……崩壊させた……現荒人神姫……』


彼女は私にそう言った


莉桜「それが貴女ね。二重人格……かしら?」


彼女は私の頭を撫で続けながら


『……私は話してる……今は私が……答える……そうだし……違う……私は……私だから……顔を上げて……』


私は顔を上げると柔らかい笑みを浮かべて、私の頬に触れてから


『……何もしない……私は……最初から……現荒人神姫だから……眠っていたのを……起こされたから……アレが……無ければ……私は……人間のまま……表に過ごしていた……私は生まれなかった……でも……遅かった……』


困惑していたら契禊姫は安心させるような表情してから


『……親は……現荒人神姫……と……人間……殺そうと思ったのは……私の意思じゃない……私の意思……愛していたのは……現荒人神姫の……私だから……私の親は……巫神姫儚夢姫……現荒人神姫《悲観》……』


そう言うと頭を抑えて


『……時間……私の事は……黙っておいて……』


そう言うと私にもたれ掛かり意識を失っていた。彼女の親もそうだけど……


莉桜「消えたね。《嫉妬》」


契禊姫が意識を失うのと同時に《嫉妬》が消えていた


でも分かる。《嫉妬》は契禊姫の中に居ると


私は莉桜さんに休ませる為の部屋に案内をしてもらい、契禊姫を寝かせて休ませた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


少女は帰路に着いていた。彼女の家は紫藤家で彼女は紫藤家の家の長女


紫藤家は現人神管理の拠点長。だけど


「愛夏」


彼女は家に帰ると父親に呼ばれ部屋へと。そこからの記憶は無くなり、次に意識を覚醒させたのは自分の部屋だった


彼女は首を傾げつつも何時もの事をして眠りについた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


現荒人神姫《強欲》が紫藤家を支配下に置いた


その中で一人の少女に契禊姫の複製メモリーを埋め込み眷属に。それが


『……調整ですね』


目を瞑り眠っている少女。紫藤愛夏はフィラーによって改造を受けていた


父親はフィラーと手を組み娘を利用する事に


「《怠惰》の能力を娘に。ようやく道具として機能を果たす」


フィラーは細く微笑む。彼女には《怠惰》のメモリーも与えられ強化をされていた


父親は娘を道具としてしか見ずに、彼女は利用されるだけ


『記憶の処理はしておきましょう。何時でも拠点長の指示で動く様に調整した上で現荒人神姫にさせますので』


フィラーはそう伝え消えた。残ったのは道具の娘と父親だけ。彼女はその記憶を残さずに利用される。それが彼女の決められた人生だから


「私だけの世界に」


父親はそう言って改造されてる娘を置いて部屋から出てしまう


彼女は虚ろな目を開けると立ち上がり自分の部屋へと。彼女は数日おきに改造されては戻るの繰り返し


やがて彼女は利用されるだけの人形と元の自分の2つを使い分けて荒神を使い始めた


「……」


彼女は仮面を付けて自分の正体を分からないようにしていた


狼型の荒神を撫でていて


「愛夏。瑞慕莉恋を始末しろ」


彼女は撫でていた手を止めた。仮面の奥の瞳は淡く光り


「……はい。命令のままに」


彼女はそう小さく返事をした。今の彼女は人形として命令通りに動く存在に



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「愛夏さん。おはようございます」


最近の自分の変化に気づいていても、分からないために放置していた


「おはよう」


彼女は何時もの様に登校し教室へと。そして瑞慕莉恋を見ると瞳を淡く光らせて


「……対象……確認……」


そう言って元の自分に戻り席に着く。今の彼女は普通の人格。誰も彼女の人形の人格は知らない


「契禊姫。行きましょう」


彼女は莉恋のそばに居る巫神姫契禊姫と小夜梛瞳那を見て微笑む。元気で仲が良いのはいい事。彼女は委員長だから


その後の学校の彼女は何時もの紫藤愛夏として。放課後になり彼女は帰宅する。それは何時ものように意識を無くされ人形になって


「……」


彼女は荒神を放ちそれを見ていた。サイレンが鳴り響く。それは毎日撫でていた狼型の荒神で彼女の力を注がれ育てられた荒神


彼女の口元は釣り上げて微笑みそのまま姿を消した。今の彼女は莉恋を殺す為に仕込みをしているのだから

レスティア『はい……『現神と荒神の暇潰し』……始まる……今回のゲストは居ます……』


契禊姫「その前にお知らせ。予告していた『現神と荒神の暇潰し〜特別編〜』の十話記念をします。この『現神と荒神の暇潰し』が終え次第収録しますので時間は掛かりますがお待ちください」


レスティア『では……今回のゲスト……紫藤愛夏……』


愛夏「こんな感じで始まるのね……と、紫藤愛夏です。一応、前の『現神と荒神の暇潰し』で出ていたクラス委員長でフィラーによって現荒人神姫に改造された人です」


契禊姫「早速に」


愛夏「一応本編終わった後なので。それにネタバレ有りなんですよね?。実際の私はお父さんの人形として荒神を放ってるけど、アレは私の中の《怠惰》の能力によって生み出した荒神に契禊姫さんの力を与える感じ」


契禊姫「早速だね」


レスティア『……一応……敵として……出てくるのよね?……』


愛夏「そうですね。この第二章のラスボスは私ですね。でも、ちゃんと段階踏みますよ?」


契禊姫「て事は私はクラスメイトと戦うのね」


レスティア『……そうなる……まぁ……第三章……本来なら……フィラーの予定……だけど……この話を……思いついた……シロクロは……予定変更して……第三章は……愛夏の父親の話に……一応視点は……愛夏……契禊姫……莉恋……瞳那になる……』


愛夏「本当にネタバレするのね……と言うよりかは私は仲間になるの確定ですのね」


レスティア『……なるね……一応……利用されてるから……』


愛夏「なら……倒してもらう事を願いますね」


契禊姫「さて。暗い展開続きますけど……ほのぼの欲しいよね?」


愛夏「確かに……シロクロに頼んで次の話はほのぼの……私と絡みをしていく方が良いのでは?」


契禊姫「良いね。でも、シロクロはひねくれてるから裏で何かしそう……」


レスティア『……否定は……しない……』


契禊姫「聞いた話では『もふもふ』の単語が人気と……出てきたけ?」


愛夏「一応出てます。狼型の荒神が。敵ですけど……」


レスティア『あっ……思い出した……次は……その……狼型の荒神の話……ほのぼのは……無い……』


愛夏「……少しシロクロと話をしないと行けませんね。瞳那さんにも協力してもらいましょう」


契禊姫「それは名案ですね」


レスティア『……ぎるてぃー……』


愛夏「そう言えば、本編の中で契禊姫さんの母親は現荒人神姫と判明しましたけど父親は人間なのは間違いないですよね?」


契禊姫「うん。間違いないよ。巫神姫儚夢姫は多分作中の中で最強の位置付けで、あっさり殺されてるけど、油断とか私が無かったら普通に私が殺されてる」


レスティア『……そう言えば……《悲観》は……七つの大罪……関係……でも……私達は……知らないよ?……』


契禊姫「当たり前。作中では七つの大罪とは別だからね。シロクロ曰く、七つの大罪関係に纏めたかっただけらしい」


愛夏「何時もの適当さが残ってますね」


レスティア『……ん……私達の由来も……ね……設定も……結構適当……本当に……』


契禊姫「まぁ、サクサク進めてるから良いけどね」


愛夏「……えーと、時間らしいですね。次は契禊姫さん達は十話記念の収録に入りますね」


契禊姫「あっ、瞳那の話にもあった十話記念の収録始めますね。愛夏。今日はありがとう」


愛夏「はい!。ネタバレになるネタバレになったかは分からないですけど、楽しかったです」


レスティア『……では……『現神と荒神の暇潰し』は……ここまで……この後は……『現神と荒神の暇潰し〜特別編〜』の……話に……読まない人は……このまま次の……話の投稿まで……待ってくだい……』


愛夏「では、次の話までまたね!」

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