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ゲラゲラコンテスト応募用のコント・漫才

漫才「”い”を入れる」

作者: 伊藤テル

二人「はいどうも、よろしくお願いします」

ボケ「私ですね、最近重大なことに気付いたんですよ」

つこ「何でしょうか」

ボケ「二文字の言葉の真ん中にですね」

つこ「はいはい」

ボケ「”い”という字を入れると、違う三文字の言葉になるんですよ」

つこ「まあそうでしょうね、日本語ってそういう仕組みですからね」

ボケ「だから今日はどんどん紹介していきたいと思います。

   皆様は『あれがこんな言葉になるんだ』という驚きに満ち溢れるでしょう」

つこ「序盤なんで大目に見ときますよ。でも大体そういうモノですからね。言葉って」

ボケ「まずは柵、まあ囲いのようなモノですね。

   ヤギとかが一定の敷地内から逃げないように設置しておくモノのことです」

つこ「丁寧に説明しましたね」

ボケ「それに”い”を入れますと、細工になります。

   手を加えるみたいな意味の言葉になんと変化しました」

つこ「まあそうでしょうね」

ボケ「続けて言うと、柵細工です」

つこ「柵に装飾品を付けたんでしょうね」

ボケ「じゃあ仕組みはわかってくれたと思いますので、どんどんいきましょう」

つこ「そんな丁寧にしなくても。まあいいでしょう。聞いていきます」

ボケ「噛む皆無」

つこ「水のことですね」

ボケ「楽ライク」

つこ「まあ楽なことが嫌いな人はいませんよね」

ボケ「怒りラブ」

つこ「結構早い段階で”い”を入れていませんけども」

ボケ「いやまあ類似している言葉も一緒に紹介しようかな、と」

つこ「まあまあ、まだ序盤なんで大目に見ましょうか」

ボケ「墓配下」

つこ「もっと動くモノを配下にしたほうがいいんじゃないでしょうか」

ボケ「ロボ上司」

つこ「あぁ、動くモノは貴方よりも上の立場にいるんですね」

ボケ「砂吸いな」

つこ「そんな粋な語尾で言われても吸わないですね」

ボケ「岩吐きな」

つこ「元々口に含んでいないので無理ですね」

ボケ「岩いいわ」

つこ「まあ良いか悪いかで言えば、良いですね」

ボケ「砂わるい」

つこ「いやまあ生きる上で砂も必要ですけどね」

ボケ「横よいこ」

つこ「貴方の横によいこが立っているんですね」

ボケ「縦わるいこ」

つこ「悪い子に無理やり肩車させられているんでしょうかね」

ボケ「斜め鳥」

つこ「飛んでいるんですね、

   貴方の斜め方向に停滞するように飛んでいるんですね」

ボケ「後ろわるいこ」

つこ「この二秒後、カンチョーされてしまいますね」

ボケ「ヤバ! 刃!」

つこ「なんと後ろの悪い子がナイフを取り出しましたね」

ボケ「逃げ! るしかない!」

つこ「何でそこで文字を分けたのか疑問視ですけども」

ボケ「逃げ! 込め、あそこに!」

つこ「そろそろ大目に見られなくなってきましたよ」

ボケ「春、入る」

つこ「今のストーリーで季節の情報いらないですけどもね、

   まあどこかに入ったんでしょうね」

ボケ「柵細工」

つこ「柵の中に入ったんでしょうね、

   そして柵を細工してトラップを設置しましたね」

ボケ「敵、定期……的に柵のトラップに引っ掛かり、ついに敵がゼロになる」

つこ「苦しすぎるので自分で説明してしまいましたね。

   もう本当、大目には見れませんからね」

ボケ「石いいし」

つこ「多分柵に触ると石が飛んでくるようなトラップだったんでしょうね、

   そして石の破壊力の良さを改めて実感したんですね」

ボケ「……まあこんなところですね」

つこ「いやぉ、良かったですね。

   何が良かったって後一つ続けていたら、私キレていましたから。辞め時完璧です」

ボケ「大目の範囲で済んで良かったですよ。

   まさに、

   済むスイム」

つこ「目が泳いでしまう時間を終えた、済ませたということですね」

ボケ「……」

つこ「……」

ボケ「……」

つこ「ガオー」

ボケ「ひぇー、怒られたー」

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