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いや、俺は無理ですって  作者: 水ノ瀬 あおい
精霊
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精霊、2

頭に微かだけど声が響いてきた。

なぜかわからないけど、あの緑の髪の毛の人を助けないといけない気がする。

ウエーブがかかったふわふわの髪。

真っ白のワンピース…というか布を巻いただけのような服とは思えない感じ。首元までその白い布で覆われている。


「あの…大丈夫…です…か?」


かなり警戒しながら声をかけた。

それに反応したのかパクパクと口が動いた。

でも、何言ってるのかわからない。



ーーーーー水…を…。


水!!

俺は重い体を引きずって近くの小川に走った。

コップとか何もないからとりあえず両手ですくって元の場所に戻る。

あー、水が溢れる。

当たり前だよな…。

側に来るとスッと水が消えた。

あ…意味なかった。

もう一度小川に戻ろうか迷っていると、目の前の人が目を開けた。


「…お姉さん、大丈夫ですか?」


声をかけると、深い緑の目がゆっくりとこっちを見る。


「…俺は男だ」


すっごい美人な見た目からは想像できない低い声。

どうしよう…突っ込みどころ満載なんだけど。


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