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いや、俺は無理ですって  作者: 水ノ瀬 あおい
勇者
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勇者、2

クラスの隅っこで小説を読みながらぼんやりと考える。


小説の中の勇者どころかどんな小説に入ったって俺は絶対に主人公にはなり得ない…そう痛感したのはいつだっただろう。




「なぁ!今度の球技大会!マジで頑張ろうぜ!な!?」




クラスの中で一際目立っていて、いつもクラスの先頭に居る同級生を見て、あぁいうのが勇者なんだろうな。


なんて空想を膨らます。




「男子はバスケとサッカー、女子はバレーボールとソフトボールだろ?練習サポートするからすぐ言えよ!」




その同級生といつも一緒に居て本当にサポート上手のそいつが剣士。




「突っ走るだけじゃなくて、ちゃんと声掛けしていこうね!」




そうやって笑うあの子が魔法使いか?




そんなクラスメイトたちを眩しく思う。


俺には無縁の世界。


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