第3話ミルト町とオーガ
よろしくお願いします
俺とルミスは西へと向かっていた、西には中規模の町がありその町の名はミルト町という。
国ほどでかくはないがその町は盛んでありあらゆる物資が集まる商業の町と呼ばれている。
「明音その町に行って、どうするの?」
「とりあいずは食料や衣類の調達をするつもり、その格好じゃ流石にばれたらヤバイしな」
そう、ルミスの今の格好は俺が貸した赤マント1着のみなのだ、これからのことを考えたらこの装備で旅をするのは非常にマズイ、というよりは俺がマズイ。
「そろそろミルト町が見える頃だ」
「えっ!どこ」
ルミスが無邪気に町を探していると、空から人らしき物体がこっちに飛んできた。
明音の方に飛んできたが、明音はそれを把握しておりなんなく交わし避けた。
「うっ……うぅぅ」
ちょうど草むらがクッションになりその人はかすり傷で済んでいた。
「……避けといてなんだが、大丈夫か」
「えぇ、平気よ」
「明音なにか来た!」
ルミスが伝えに来たと同時に3体の魔物が現れた。
「こいつらはオーガだな」
「そこの娘二人、そこの娘を渡して貰おうか」
「どのみち貴様らは我らの餌になるんだがな、ガハハハハ」
威勢よく笑ってるオーガの首は一瞬にして宙を舞って二人のオーガの前に落ちてった。
「貴様なにを!」
「敵の前にいるのに余裕を持ちすぎでしょう、口よりまず手を動かさなくちゃ」
4話は町に入ります