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午後のまどろみ(ゆめぜっとさん作)
高く 揺らめく 風うつし
山吹色の木漏れ日 甘く射して まぶた染めてる
茉莉花 風運ぶ
グラスにならぶ星たち 甘い香りで 優しくおどるの
ラグの野原に 転がったままで 背伸びして
転げたチョコのひと粒くわえ 上目づかい
緩やかな午後のまどろみ 堅苦しいことなんてすべて
忘れてしまうぬくもりに触れ 心地よい光に浮かぶわ
低く 揺らめく 風うつし
水面におどる煌めき 淡く届いて こころ染めるの
知らない人だけ 流れるままに 過ぎていき
夢の呼吸でひと筋伸びて 青む影に
軽やかな夜のひととき 息苦しいことなんて忘れて
気配に抱かれ生命を乗せて 心地よい波に浮かぶわ
緩やかないのちのまどろみ 堅苦しいことなんてすべて
忘れてしまうぬくもりに触れ 心地よい光に浮かぶわ
ゆめぜっとさん、寄稿いただきありがとうございます。
非常に字数と音がそろっている詞で、情景が浮かぶ断片が丁寧にそろえられています。そして非常に女性的。