ー1ー
どうなるか分からないのでとりあえずR15にしました
お願いします!
「0! 明けましておめで・・・。」
いったいなんだ、眩しい。
えっ?・・・ここは一体何処だ・・・?
草原?さっきまで夜だったのに、太陽が昇ってる?
は?・・俺は確かに神社で二年参りをしていたはずなのに…どうしてこんな所に・・・。
そういえば友人は?一緒に居たのに!
辺りを見回しても誰もいない。
落ち着け、落ち着け・・・一から確認だ。
俺の名前は 神洲 聖騎士。大丈夫、間違いない。友達に散々弄られた名前だ忘れるはずがない。
余り名乗りたくは無いけど。
えーと、大晦日だし二年参りに行こうと友人誘われて、ついでに他の皆も誘って八人で神社へ行ったんだ。そんで、お参りしてから・・・そうそう新年のカウントダウンをしてたな。それで「0」と言った所まで覚えてる。そしたら此処にいた。
何故だ!どうしてこうなったかが解らんぞ!
理解も出来ず、困惑した頭を抱えてしゃがみこんだ。その時、視界に黄緑色の何かが入ってきた。
心臓の音がドキッと大きくなった気がした。
一瞬で理解してしまった。
それでもと、見間違いかもしれないと一度深呼吸をして確認した。
黄緑色の物は自分の腕だった。腕だけではなく身体が黄緑色になってしまった。
改めて見ると服も汚れが目立つ半袖半ズボンになっているし、目線の高さも低くなった気がする。
あれか?もう色々と予想できるけど、黄緑色で身長が小さめってあれだよな。しっかり確認するまで認める気はないけど。
そして、ここは所謂小説とか漫画によくある異世界ってやつか?もう、それしか考えられねーや。
異世界転生・・・いや、俺は死んでないから転移ってやつだな。
「誰かいませんかーーーーー!!」
つい叫んでしまった。
あぁ、なんということでしょう、異世界ファンタジー物語とかは好きだけど実際自分がこうなるなんて・・・
神様とか天使とか創造主とか誰か説明して下さい。
どなたかお願いします!よく説明とかあるじゃないか。
なんで無いんだよー!
説明が無いのがこんなにも心細いなんて知らなかった。お助けキャラとかいないのか?願わくば可愛い女の子の。
いなくてもせめて、|友人の誰か一人でも居てくれたらなぁ・・・なんで俺だけが・・・
もうここが異世界だということに疑いは無いけど、どういう理由でどうやって喚ばれたかが分からないから帰る方法の見当も付かないし、そもそも俺は元の世界に戻れるのか?
つーか、現実世界はどうなってるんだ?現実世界の時間が進んでるとしたら、消しておきたいデータとか処分しとかないとマズイ物があるのに!
嗚呼、我が友よ。俺が居なくなってるのに気付いたら、俺の家へ行って見付かったらマズイ物を破壊して捨ててくれ!
・・やっぱり壊されるのは嫌だ・・けど見付かったら・・けど、壊すのは勿体ない・・・・何としても元の世界に帰ってやる!絶対帰る。必ず帰ってやる!