会いたい気持ちが起こした奇跡。サマーエピソード、貴子のアルバイト
私が暇なお店に入ると高確率で起こる事を元に短編を作ってみました。
本当に短いですけどよろしくお願いいたします。
m(_ _)m
私は松浦 貴子、今年から大学生になり夏休みに友達とアルバイトを始めた。
アルバイト先はアイスクリームショップ33(スリースリー)お店はパステルカラーに彩られとても可愛いお店です。
お店は郊外のショッピングモールの中にありお客さんも沢山来るはずでした。
「お客さん来ないね。」一緒にバイトをする友達の真美がつぶやく、今年は冷夏であまり暑くなくてアイスクリームの売れ行きは良くなかった。
7月の最終日、売り上げノルマがあるのにお客さんが集まらなくて店長は頭を抱えていた。
思いあまった店長は私にあるお願いをして来た。「松浦さん、お願いがあるんだけど。」
「イヤですよ。」私は間髪入れず断った。
「まだ何も言って無いんだけど。」店長はバツが悪そうな顔して話を続けた。「璃人くんをまた呼んでくれると助かるんだけどなー。」、…(やっぱりですか。)私は少し呆れながらも仕方なく璃人を電話で呼んだ。
「ヤッホー貴子。」能天気に璃人がやって来た。「本当は呼びたくなかったのよ、店長が頼むから仕方がなくなの。」
璃人がやって来た瞬間から店の前に人が集まり出した。
「私バニラ」「私はミックス」「こっちはストロベリー」お店は急に忙しくなった。
1時間後まだまだ客足は途絶える気配は無い、「店長、私たちそろそろ時間なので終わりますよ。」「松浦さん特別手当て出すから延長お願い。」店長が頼んできた。
「イヤですよ、もう今日のコンサートチケット取っちゃったのでごめんなさい。」「松浦さん……。」
私たちは璃人とお店を後にした。
「璃人もお店から離れたから客足も落ち着くと思うわ。」
真美が「そうよね、コンサート会場に急ぎましょう。」
璃人のおかげで月のノルマは無事に達成出来たみたいです。
璃人はお客さんを集める能力があるみたいでお客さんがいなはいお店に行くとなぜかお客さんが沢山やって来るの。
忙しい中終わり店長には少し悪いと思ったけど自分から頼んだんだから仕方ないわよね。(笑)