次回から白銀の騎士が始まったら出番が無い様な気がする。
29日目? 最果ての迷宮 95F
「リビング・ソード Lv100」は強かった、、、、たぶん?、、、きっと?、、、またかよ。
リビング・ソードは宙を舞い剣舞の様にスケルトン委員長の周りを乱舞する。
銀色の閃光が一面に煌めき、火花の降りしきる中での華麗な剣舞。辺りは斬撃の銀閃で覆い尽くされていく。そして、、、、?
「キーン、ぽてっ、、、。」
「ぽくっ?」
スケルトン委員長の斬撃に弾き飛ばされたリビング・ソードの一本が俺の足元に落ちたので、「樹の杖?」さんで殴ってみたところ動かなくなってしまった?電池切れ?充電いるの?雷魔法も撃ってみたけれど動かない、、、ただの屍のようだ?剣だけど?
「キーン、ぼてっ、、、。」
「ぼくっ?」
またなの?これが十回続くの?続くだけなの?ダンジョンでの死闘ってもうちょっとこう、、、何て言うかさー?
「カキーン、どてっ、、、。」
「べきっ?」
続くらしい、、、?って言うか続いたよ!延々と、十回、、、。
ただ木の棒で足元の剣を殴る黒ずくめの男。
向こうでは白銀の甲冑が宙を舞う剣と、競う様に舞踊ってるというのに、、、ぽくぽく叩いてるだけって。
お亡くなりになった、リビング・ソードを十本まとめているとスケルトン委員長が物欲しげにこっち見てた、、、また?おねだりさんなの?お金のかかる女なの?
「、、、、、いる?」
「コクコク。」
いるらしい?全部並べると、全部取られた、、、、一本も残らなかった、、、、良いのが有ったら「樹の杖?」に入れようかと思ってたのに?
まあ、喜んでるみたいだし?良いんだけどさー?
でも、十本も持てるの?
ふと思い出して、俺の着てる「マント?」に入れてあった、「収納マント アイテム収納 回避10%UP 魔法防御10%UP 斬撃耐性 刺突耐性 打撃軽減」を取り出して渡してみると大喜びで受け取った。
スケルトンってこんなに感情豊かで良いんだろうか?キャラ崩壊してない?前、迷宮皇とかしてなかった?闇とか纏って?まあ、嬉しそうだから良いけどさー?
スケルトン委員長はマントを羽織ると、次々に剣を収納していった、悩みながら細剣を一本だけ腰に佩く。
全身白銀で、紅いマント。武器は銀の細剣。
俺は黒マントにフードを被り、手には木の棒、、、、。
絶対向こうが主役だ!付き人だ!付き人Aだよ?俺!、、、、使役者って何?
しかし、スケルトン委員長はマジで凄かったです。もう主役で良いです、まじで。
十本の剣が舞うように踊る中を負けじと舞い踊るかの様に、剣舞の舞踏の如く、舞っては凪、踊り撃つ、白銀の斬撃が舞い踊る。そして全部俺の足元に落ちてくる抜群のコントロール、、、、俺一歩も動いてないよ?樹の杖で叩く係だったよっ。
そんなこんなで、スケルトン委員長様へ剣の奉納も済ませって、俺、下僕になってない?
、、、そんなこんなで、94Fを目指す。
「俺の冒険はまだまだこれからだっ!」
フラグも立ててみた、もう自棄だ、もう、出番もないかもしれない、、、、。永遠の第一部完?「次回からは「白銀の騎士」が始まります。」、みたいな?