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罠に掛かった俺が悲劇なのに喜劇にされてる気がする。

28日目  昼    ダンジョン  1F



 あれだけみんなで注意してたのに、やっぱり落ちました。


 「落ちたねー?」


 「本当にねー?」


 「大丈夫かなー?」


 「どうだろーねー?」


 心配してるんだけど、?



 「崖じゃなかったのかー」


 「壁の中の落とし穴とか、、、」


 「これは考えて無かったよ、、、」


 「よく考えたら、迷宮の中に崖無いしねー?」


 驚いてるんだけど?


 「作る奴も作る奴なんだけど、、、」


 「落ちる奴も、、、って言うか、遥君以外は絶対に掛からない罠だね?」


 「遥君専用なの?、、、この罠普通掛かろうと思っても掛かれないよ?」


 「でも、掛かったねー?」


 「そうだねー?」


 「迷宮の違法改装防止用トラップ?」


 「「「犯人だ!」」」


 呆れても居るんだけど?


 「深そうだねー?」


 「普通は死んじゃうねー?」


 「普通だったらねー?」


 「遥君だからねー?」


 「この前、空走って兵隊さんに怒られてたよー」


 「なんでチートが無い人が、空駆け回ってるんだろーねー?」


 日頃の行いが出ちゃってる、、、


 「遥君が落ちて来るとか、迷宮の主も悲劇だよねー?」


 「悲劇なら良いけど、喜劇にされたらかわいそーだねー?」


 「無事かなー?迷宮の主?」


 心配はしているようだ。


 「なんとなく、「墜落したら迷宮の主が弾け飛んで?散乱した?みたいな?」とか言ってそうだよねー?」


 「「「言いそうだよ!」」」


 迷宮の主の。


 本当にそうなら良いんだけど、みんな泣き笑いでお話している。


 凄く大丈夫そうだけど。


 凄く心配なんだ、遥君は。


 いつも、いつも、心配なんだ。


 怒られるのは当たり前なの、当たり前なのに。


 きっと、納得していないんだろう。


 きっと、迷宮の底で好感度とか探してるんだ。


 みんなに泣きそうな顔させておいて、きっと。


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