表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/321

皆殺ししてたコボルトといったい何を語り明かそうと言うのだろう?


28日目  朝    宿屋 白い変人



 みんなで揃って、朝御飯、いつものように遥君が囲まれてる。


 みんなが、みんな揃える事が、どれ程幸せなことなのかを、


 みんな、この朝御飯の幸せさを感じているのだろう。


 でも、今日は、朝御飯、いつものように遥君が囲まれてる、包囲網だ。


 朝御飯、みんな遥君に探りを入れている。


 探りを入れなくても犯人なのは犯行を犯す前から解ってるんだけど、一応聞くだけ聞いてあげよう。


 何をしようとしてるのかを、何をしでかそうとしてるのかを、何かしでかした挙句にどうしようもなくなる前に聞いておこう。 


 昨日、ダンジョンに行こうとしていた見たいだから。


 「ねーねー、遥君、ダンジョンに入るの?」


 「うん、準備できたし?宝箱欲しいし?って言うか宝箱に行く?的な?」


 宝箱に行く?宝箱を取りに行くって意味だろう?多分?的な?


 「本当に一人で行くの?危ないよ?多分?」


 引き止めようとしてるんだけど、最後の方が、、、多分って、、、。


 「必要なものがあるんだ、きっと、ダンジョンの中に、、、みたいな?」


 必要なものがあるらしい?これ以上何する気何だろう? 


 「必要って、何かいる物があるの?ダンジョンに?」


 そう、買いに行くんじゃなくてダンジョンに探しに行くって言うのが解らない?


 「ダンジョン産?ダンジョン限定?的な、ダンジョン限定賞品?らしい?」


 ダンジョンで限定賞品?ダンジョン限定賞品が限定販売?行列とか出来てるの?ダンジョンに?徹夜組とか居るの?


 「でも、武器とか有っても使えないんだよ?装備も?」


 そう、遥君はLvが20にも届かない、武器とか装備を見つけても意味が無いはず、、、、まさか、、、指輪?、、、あの?


 「迷宮物の方が、案外使える見たいなんだけど?割りと?」


 実際、無駄遣いって怒ったけど、あの怪しい装備のお蔭で遥君は生き延びた、生きててくれた、、、あれが無かったら無理だったって、、、あれで生き延びれたって、、、街に来てなかったら死んでたって、、、でも、、、あれは要らないよね?あれは、、。


 だって、、なんで、、、異性の、、、異性の好感度を、、異性の好感度を上げ様としているの!!


 「で?遥君は?何を探しているのかなー?まさか、フェロモンの指輪とか、、、言わないよね!」


 遥君は腹話術に人形の様な怪しさで首を横に振っている。


 「ちちちちちちちががががうよよよっYo?えっ?なにそれ?探してるのはフェフェフェ、ソロモンの指輪だよよよよYo?ちち違うよ、ホントウダYo、どどど、動物さんとお話できるんだよ?ゴブとも話せるかも?だよ?そうだよ、YO?そうに決まったよ。そうそう、So,So,So、ソロモン、ソロモン、ソロモンげっとだぜ?みたいな?いやー、コボとも積もる話が出来るかも?的な?感じ?みたいな?ような?らしい?Yo?」


 ラッパーなの?それ、吃ってるってレベルじゃないよね?滑舌良いし?Yoがもう、変換すらされて無いよ?誤変換?


 やっぱり、あれがダンジョンにあるらしい、、、崩しちゃおうか?ダンジョン?


 なんなのかなー?異性の好感度って?ナンナノカナ?


 だいたい、コボルトといったい何を語り明かそうと言うのだろう?


 話が積もる前に皆殺ししてたよね?


 知り合いのコボさんは全員お亡くなりにしてたよね?


 語り合うどころか、口を開く間も与えて無かったよね?


 それ、絶対に語り合う気無いよね?


 間違いない!会議が必要だよ!!


 緊急招集だ。


 早くダンジョン破壊しないと!?


 緊急対策会議だ。



 緊急破壊措置命令だ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6月25日にひとりぼっちの異世界攻略コミック24巻が刊行されます。 公開された書影はこちら。

i970590/


アニメ公式ページ
アニメ公式ページはこちら

オーバーラップストア購入ページ
オーバーラップストア購入ページはこちら

アマゾン購入ページ
アマゾン購入ページはこちら

既刊一覧ペタリ

i947047/
i970596/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ