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どんな大きな問題でも避けて避けて梳かして騙せば解決は出来る。


27日目  夜    宿屋 白い変人 会議 



 宿に帰ると、小田君達が泣いていた?もう、いじめっ子もいないし、苛める事なんか出来ない位に強い筈なんだけど?この世界の最強クラスなんだけど?


 「ってわけで、遥君、一人でダンジョンに行く気みたいなんだよ、時間稼ぎしたけど、頭焼かれそうになったよ!ギリギリだったよ!まじ限界だったよ?Lv Maxの結界が?魔導師と聖者と守護者の3人がかりの結界が焼かれそうだったんだけど?最後の方、忍が結界忍術の乱れ打ちしなかったら絶対焼かれてたよ?何なのあの魔法?足も凍らされて逃げられなかったし?あんな魔法無いよね?魔導師ですらあんな事できないよ?まじ怖かったよ?あれ魔王とかよりヤバイ物だよ!」


 小田君達は涙ながらに恐怖体験を語っていた、まじ泣きだった。もう、元の世界に戻って苛められても平気だろう、これよりも怖い経験なんて出来ないだろうから、これを経験したら怖いものなんてもう無いだろう、だいたいアレより怖いいじめっ子なんて何処の世界にも存在する筈が無いのだから。きっと、「常識」が不味かったんだよ「常識」が、、、なにせ常識の天敵なんだから、不倶戴天だから。


 しかし、今日は小田君達が足止めしたけど、遥君はダンジョンに入ろうとしている、冒険者でも一流と認められ、尚且つパーティーを組んで探索するダンジョンに、一人で入ろうとしている。


 「心配だねー?、、、?」


 「本当にねー?、、、?」


 「危ない、、、んだよね?」


 「うん、、、、多分?」


 「一人でダンジョンに入って、たった一人で魔物の群れと戦い続けるなんて、、、、、この前、朝から晩までやってたねー?」


 「だいたい、味方のサポートもなく、たった一人で集団を相手取るなんて、、、、、、、何時もやってるねー?暇さえあれば、、、。」


 みんな、凄く心配してるのに、、、心配しきれないのは何故だろう?あれっ?危険なところが想像できないんだけど?っていうか、ダンジョンが危険?いや、ダンジョンは危険なんだけど、危険なのはダンジョン?ダンジョンの崩壊が危険?いや、崩壊すると遥君が危ないんだけど、遥君が崩壊させて危ない?危険なのは間違い無いんだけど、何が危険なの?あれっ?


 「えーと?「当らなければ一等じゃない」じゃなくて、「当らなければどうと言う事は無い」って言おうとしたんだと思うよ?多分?おそらく?何故か?きっと?普通は、、。って言う事は、Lvの壁はそのまま問題でなんにも解決とかして無いって事だね、今の所避けたり、避けたり、梳かしたり?騙したり?しているだけで解決は出来て無いんだよ。多分?え~っと?何か解決しちゃってるような気がしなくも無いけど?何でだろね?」


 そう、結局は遥君が弱いという問題は全く解決なんかしていない、問題を騙したり、摩り替えたり、誤魔化したり、打ち砕いたり、罠に嵌めたり、襲撃したり、虐殺したり、殲滅したり、おちょくったり、しているだけなんだ?、、、何してるの?いったい?


 結論として、遥君が脆いと言うことに変わりは無いんだ、どんなに強そうに見えても、誰にも負けなくても、何時も帰ってきてくれても、大丈夫って言ってくれても、脆いんだ、遥君の命は。とても脆いんだ、遥君の命は、、。



 ただ、今の所、魔物も何もかもが遥君より脆いだけなんだ、、、、意味解らないよー。


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[良い点] 内容、設定は面白いと思う [気になる点] 誤字脱字と基本疑問系での会話は読んでいて疲れるし主人公の人格破綻ぶりが異常 [一言] 今後に期待します
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