総がかりの連環の計は焼いたら逃げれるのだろうか?オタを?
25日目 朝 宿屋 白い変人
一晩中と言うか、深夜から早朝?の現在まで現在進行形のお説教が続いている、総がかりだ、オールスターだ、包囲網だ、連環の計だ、焼いたら逃げれるのだろうか?オタ達とか?焼いて良いよね?こいつ等全然助ける気ないし?寧ろ焼こう。
延々と怒られた。
だって、他に方法無かったじゃん?
懇々と怒られた。
だって、あれ、俺しか無理じゃん?
切々と怒られた。
それって、あの川下君?が悪いんじゃん?
お小遣い無しになった!
それは、あんまりだーっ!!
がんばったんだよっ?がんばってたんだよっ!?
会議が始まる、オタ達は俺を助ける気は無いようだ、空気読めよ!後で狩ろう、その後焼こう。
莫迦達は莫迦だった、良いよ、お前達には何の期待もしてないから、、、。
「結局なんだったの?何でみんな、誰も、勝て無かったって、、?」
「あー、なんか精神とか神経にちょっかい掛ける?みたいな?的な?」
神経が操られるのだ、それに、幻覚と異常状態のおまけ付だ。まともに戦う事すらできない。
「あの、強奪は何だったの?」
「えー?まねっこで?まねした?的な?感じ?」
だから、誰も注意していなかった、警戒しなかった、敵視されずに、準備が出来た。そして実行された。
「スキル一杯持ってたんでしょ?13人分の、、。」
「ん~?魔法無効で?即死で?異常状態の、幻覚つき?とか?なんとか?」
チートを破る為の構成だ、チートを殺す為の構成だ、チートを殺し続ける為に考えられた順番だ。そして、順番を守ろうとして出し惜しみして死んだ。
「どうして~?遥君だったのかな~?」
お~っ、揺れてい、、、、いえ、何でもないです、ほんとうです。
「チート殺しだから、あれは。俺、チートないし?取られても困らないし?みたいな?」
「「「あああぁ~っ。」」」
チート殺し殺しは持ってたみたいだ、逆チートだ、それってただの罰ゲームだよ!一体、何処で使い道があるのだろうか?
手持ちのスキルを全部使って俺を殺し俺のスキルを奪っても、俺のスキルだけがあっても委員長達は殺せない。だからどの道、奴は詰んでいた。
「まー、洞窟の前だからだよ、「ひきこもり」の住処は守られているんだから。今迄も、弱いのに森で死ななかったように、、、みたいな?」
だから、洞窟に帰ろうとしていたのだ、洞窟が住処でなければ成らなかったのだ、あそこでしか戦えなかった、あそこだけが死なない場所だ。
まあー、結局は、
「天才かと思ってたら馬鹿だった?みたいな?奪ったスキル全部出して、圧倒し続ければ勝てたんだよ?でも、それ遣ると他のチート持ちと戦えなくなるから?出し惜しみした?から死んだ?みたいな?感じ?」
馬鹿だったのだ、莫迦達に手順を狂わされ、スキルを浪費し、俺に出し惜しんで殺された、俺が殺した。
莫迦達を殺していれば、奪っていれば負けなかった、そして俺に出し惜しみしなきゃ負けなかった、脇役の分際で勇者や英雄に成り代わろうとするから、脇役にもなれずに脇役に殺されるのだ、お互いに潰しあうはずの戦いだったのに、先に擦り切れてしまうのだ。
最初の1ページ所か、その前の登場人物の紹介を視ただけで解る事だ。俺達は只の脇役だ、今から始まる英雄譚のモブだ、同級生AとBだ、役どころは、俺は弱くて森に残り、ゴブとかを使役しながらあの洞窟で暮している同級生のAだ、そこに、森から出て来た同級生Bに殺されるが、同級生Bは力を失い、森から出るまでに魔物達に殺される、そんな話しだ。それで終わる話だった。
なのに、俺はモブなのに主人公達に翻弄され続けた、あいつは自分が主人公だと勘違いした。だから、お話が壊れた。壊れてしまった。で、、、生き残れた。
異世界の物語の中で、剣と魔法の世界で、未だに、
1=1だと信じるほどの馬鹿だったのだ。
24日目終了って言うか25日目突入中