SS レビュー頂きましたヽ(=´▽`=)ノ
SS ある日 ある町
それは大きな大きな風車。風に吹かれてぐるぐる回る風車が……襲いに来た魔物の群れ目掛けて飛んでいく殺戮現場?
「「「なんて物を普及させちゃってるのよ!!」」」「うん、一瞬のどかな風景だなってホッコリしちゃった自分が悲しいよ(泣)」「いや、風車って……エコなんだよ?」「「「エコは飛んでいってスプラッタに魔物さんを大虐殺しないのよ(泣!!)」」」
日々変わる暮らしの中で、懐かしい辺境の光景……が原型を留めない、何処までも続く立派な畑と綺麗で頑強そうな町並み。
「あっちこっち、また知らない町が……」「うん、そもそも……この道知らない道だしね?」
長閑と言うよりは荒れ果てて何もなかった辺境は、今は……この幸せそうな人外魔境は何?
「うん、どうして小麦畑で稲刈りしてるコンバインが、タイガー重戦車にしか見えないんだろうね?」「「「うん、それは楽しそうに列車の旅をしてる人達が乗ってるのが、全部88cm列車砲だからなんじゃないかな?」」」
貧しくても一生懸命で、生きるだけで苦しく辛かった辺境は見る影もなく変わっていた。ああ、変わり果てていた。
「しかも何で無限ループで風車さんが殺戮兵器なのよ!」「いや、エコな再凄可能エネルギー?」「「「それは再生させたら環境さんが絶滅しちゃうでしょ!」」」
その向こうでは巨大な球形硝子が設置され、太陽光で迷宮を温める生暖かい熱光線らしいが……迷宮からずっと悲鳴で、滅茶環境に悪いよな!?
「これどうなってるのよ!」「ふむむむむむむむ、悪霊系迷宮を太陽光で除霊しつつ氷属性の魔物を絶滅させる仕組みみたいです」「「「悪霊さーーん(泣)」」」
久方ぶりの郷里は幼い頃の思い出と似ても似つかず、長旅で心配していた病気がちな母親は棍棒を手に迷宮に消えていき、帰郷の理由だった結婚の決まった妹も棍棒を手に迷宮に消え……親父は何でナイフを甜めてるんだろう? ヤベえ、さっきからヒャッハー以外喋らない!?
「どうして自然エネルギーで環境破壊してるのよ!?」「いや、風車だって風をせき止めて山なんかに風が抜けなくって湿って土砂崩れが増える要因なのに、その山にソーラーパネル設置で森林伐採で土砂崩す気が満々なんだし……うん、大体の自然エネルギーって環境破壊用なんだよ? そもそも、あのパネルって劇薬な毒物なんだし?」「「「あれは一応表向きだけでも好い事してる振りしてて、少なくとも直接攻撃はしてなかったでしょ!!」」」
帰路の町々で聞いた。誰もが口を揃えて「最悪だった辺境の近況は災厄で、もう笑えばいいと思うよ」と謎の言葉で慰めてきたが……駄目だ、全く意味がわからない!
「お、おい、ダンだよな!」「ひゃっはー!」「ひ、久しぶりだな!!」「ひゃっはー!!」「……」
さっきから顔見知りに会っても何も聴けない。ただ誰もが懐かしい笑顔で俺を出迎えてくれる……ナイフを甜めながら?
「知らない故郷だった!?」
誰もが懐かしい笑顔なのに、その顔は幸せに変わっていた。辛く厳しかった亡びそうだった町は、なんだか……言葉が通じなくなっていないか!?
「あっ、あっちには水車も」「「「うん、その水車さんから続くパイプの伸びる先が……迷宮だね?」」」(((グヴォボヲヴォオオオオッ!?)))「「「どうして環境学で根刮ぎに死ねば良いって大虐殺なのよ!?」」」「うん、案外と韻が踏めてるな? まあ、まんま頑強な環境にエゴにエコなんだYO?」(ポヨポヨ♪)「「「別にラップじゃないのよ(泣!!)」」」
えっと、結婚式の準備のおふくろと妹は迷宮に行ってて、疑問点は披露宴な地上戦で盛大に最大なジェノサイドだ……って、なんでヒャッハーで段々話が通じてきてるんだ!? ああ、長旅で疲れてるのかな……俺も鉄分摂取しようかな(泣)
てりぃ様よりレビューを頂いておりました、ありがとうございます。
そんな訳で、こっちでレビューへのお礼SSも久しぶりだなと投稿させていただきました(*´▽`*)




