SS コミック12巻出版御礼SS 本日5月25日より「ひとりぼっちの異世界攻略」のコミカライズ12巻が発売ですヽ(=´▽`=)ノ
困惑と戸惑い、心配と不安が入り交じる。そう、人と人が集団で殺し合う戦争が始まる。
「魔物との戦いとは違い、人は嘘を付き騙し裏切りますから」「「「うん、それって遥くんと物凄く相性悪そうだよね!」」」
欺き罠に嵌めて陥れる悪意が渦巻く人と人の争い……うん、遥君にも対応できるのかな、戦争って?
「魔物なら見た瞬間に系統を理解して攻撃の種類や方法が予測できますが、人のスキルが入り混じった戦場では……」「「「うん、心配なのにどう考えても遥くんの膨大で意味不明なスキルが一番迷惑そうだよね!」」」
そう、魔法を放ち魔法を防ぐ異世界の戦いに、飛んできた魔法をパクって弄って魔改造して投げ返す大迷惑な存在が想定されていない気がするの?
「戦争は機運、絶対もなければ確実もありません」「うん、先ず真っ当に戦争が始められるかどうかから心配だよね?」「「「ああー……魔物さん達も全然戦闘に持ち込めていないもんね?」」」
噛み合えばお互いに死力を尽くして全力が出せるけど、遥くんと噛み合っちゃうような頭のおかしい敵さんを見つけることの方が絶対に難しそうなの!
「遥くんの身を守るための会議って……先ず遥くんに常識を守ってもらわないと、どうしようもないよ?」「「「うん、確かに!!」」」
起き得る危険性を予測し尽くして対策したいのに、その本人が有り得ないことばっかりする常習犯な危険迷惑人物なせいで……いくら心配してみても、本人が危険になる前に相手に迷惑を掛けているところしか想像できないの!
「先ず敵の出方を予測して陣形を組んで……対峙?」「「「うん、一人でのこのこと迂路迂路してそうだね!」」」「で、気勢を制す押し合いで衝突?」「「「うん、罠だらけにしておきながら、絶対背後から嫌がらせするんだね!!」」」「そして突破と包囲で優位を争う殲滅戦?」「「「混乱と迷惑で意味不明に陥れてフルボッコしてる姿しか思い浮かばないよ」」」
うん、戦争に向いていない。だって真面目に普通に戦争してる姿が全く想像すらできないから、予測を立てようにも困って混乱してる可哀想な敵軍さんの事しか考えられないの?
「えっと、遥くんに突撃してきたら……不憫だね?」「「「うん、絶対落とし穴とかあるんだよね!!」」」「遠距離からの範囲攻撃を狙えば」「「「うん、じっとしてないし落ち着きがないし行動が予測不可能で狙えないよ!」」」「まずは包囲で動きを」「無理無理、逃げ出す天才なうえに歩く天災だもん!」
うん、そうだけど遥くんの倒し方の会議じゃないからね? その戦争を予測して想像したら敵軍さんが可哀想になって同情しちゃう気持ちは物凄くよく分かるんだけど……そっちが敵で、迷惑な方が味方だからね?
「「「遥くんが絶望的な状況が思い浮かばない!?」」」「うん、想像の中でも絶望的に碌な事しかしでかさないよ!」「えっと、とにかく相手が嫌がることをすれば良いわけで」「「「うん、その分野で遥くんを相手にする時点で致命的な未来しか見えないよ(泣)」」」
そう、想像してみると敵軍さんの悲惨な未来に貰い泣きで、どう想像を巡らせて展開してみてもまともに戦争にならないのは……何故なんだろうね?
「天の時は遥くんが勝手気ままの好き放題?」「地の利は……地形さん、無事かな?」「人の和って……それを混乱させる専門家で嫌がらせの達人さんだよね?」「「「うん、先ずどうやったら遥くんと戦争できるんだろうね!!」」」
混乱と迷惑、心労と不条理しか見い出せない。そう、人と人が集団で殺し合う戦争が始まる……場合って、相手が人外だとどうすれば良いんだろうね?
欺き罠に嵌めて陥れる悪意が渦巻く人と人の争いって、争わなくっても日々日常的に騙して欺いて罠に嵌めて陥れて巫山戯て遊んでぼったくるお大尽様が相手だと……ちゃんと戦争できるのかな?
だって争いって……同じレベルの相手としか発生させられないんじゃないかな? うん、無理だと思うの?
皆様のお陰をもちまして、なんと本日5月25日より「ひとりぼっちの異世界攻略」のコミカライズ12巻が発売となりましたヽ(=´▽`=)ノ
びび先生の素敵なぼっち世界をお読み頂けましたら本当に幸いです。
そして、お買い上げくださった方々にも本当にありがとうございますをm(_ _)m
五示正司




