ウエポンスキルはダイエット効果抜群ってビリー隊長が言ってたからワン モア セット？
２１日目 夜 宿屋 白い変人
結局、メリメリ？、、。お嬢様は領館まで送り、後日使いの人が来るらしい。
委員長はずっと怒っていたが、何とか泣き止んでくれた。
「いや、ほら？あれだよ、あれ、当らなければ１等という事は無い？だから、大丈夫？みたいな？」
「ううぅっ、当りじゃ無い１等って何よ？特賞意外は全部外れなの？１等がティッシュなの？使い捨てなの？何でそんな危ない事するの？」
「いや、まじでウエポンスキルの弱点わかったから。大丈夫だから。」
延々と委員長にウエポンスキルの弱点を説明する。その致命的な欠陥を、そしてその副作用を、
「ウエポンスキルって叫び続けながら激しい運動するから息切れする？その代わりダイエット効果抜群？ってビリー隊長が言ってた？ワン モア セット？」
「なんで！ビリー隊長が召喚されてるのよ！？元の世界のブートキャンプはどうするの？何でワン モア セット？毎日運動してるから大丈夫だよーっ！！」
大丈夫らしい？、、、いえ、何でもありません、隊長！
やはり、Ｌｖは上がらない、委員長達を見ててもＬｖ９からＬｖ１０とか、１９から２０，２９から３０とかの間で中々上がらなかった、チートな人たちが中々上がらないという事は、普通の人達は相当上がらないんだろう、となるとＬｖの上がりが遅くて、悪い人は上がる気がしない、あがる気が無いのかも知れない、あげあげ気味ではないみたいだ、スキルがおれをＳａｇｅている様だ。
ステータス
NAME 遥 人族
AGE １６
Lv ０９
Job --
HP １２０
MP １２２
ViT １１８
PoW １１７
SpE １１８
DeX １１６
MiN １３０
InT １３４
Luｋ Max（限界突破）
SP １７７
武技 「杖術 Lv７」（Ｕｐ）「回避 Lv６」（Ｕｐ）「見切り Lv６」（Ｕｐ）「魔力纏 Lv６」
魔法 「温度 Lv４」「移動 Lv６」「斤量 Lv６」（Ｕｐ）「梱包 Lv６」（Ｕｐ）「四大魔法 Lv５」「木魔法 Lv４」「雷魔法 Ｌｖ３」「氷魔法 Ｌｖ３」（Ｕｐ）
スキル 「健康 Lv４」（Ｕｐ）「敏感 Lv４」（Ｕｐ） 「体操 Lv５」（Ｕｐ）「歩行 Lv６」「使役 Lv４」（Ｕｐ）「鑑定 Lv６」（Ｕｐ）「千里眼 Lv６」（Ｕｐ）
「気配察知 Lv７」（Ｕｐ）「索敵 Lv７」（Ｕｐ）「魔力操作 Lv６」「気配遮断 Lv５」「隠密 Lv６」（Ｕｐ）「隠蔽 Lv６」（２Ｕｐ）「地図 Lv５」「集中 Lv６」「物理耐性Lv６」（２Ｕｐ）「魔力回復 Lv６」（Ｕｐ）「体力回復 Lv６」（Ｕｐ）「並列思考 Ｌｖ４」（Ｕｐ）「直列思考 Ｌｖ４」（Ｕｐ）「高速思考 Ｌｖ１」（New）「疾駆 Ｌｖ２」（Ｕｐ）「空歩 Ｌｖ２」（Ｕｐ）「瞬速 Lv１」（New）
称号 「ひきこもり Lv４」「にーと Lv４」（Ｕｐ）「ぼっち Lv４」「魔導師 Lv５」
Unknown 「報連相 Lv３」「器用貧乏 Lv４」（Ｕｐ）「木偶の坊 Lv４」（Ｕｐ）
装備 「樹の杖？」「布の服？」「皮のグローブ？」「皮のブーツ？」「マント？」「コンタクト？」「窮魂の指輪」「アイテム袋」 「腕輪 PoW+２％ SpE
+1％」「黒帽子」(New)
毎日毎日ちゃんと冒険者ギルドに出勤したのに、「にーと 」が上がってる、、、「にーと Lv４」になってる、、、、無職だから冒険者ギルドにいっても駄目なんだろうか？っていうか、無職だから上がり続ける？其れって、どうしようもないじゃん！
後新しいのが増えてる、「高速思考 Ｌｖ１」、「瞬速 Lv１」だ。速そうだ。
速くなっているのだろう、男子高校生的に早くなってると困る、密かに「敏感」も上がっている、しかし、検証は不可能だ、何故なら男子高校生的に試した事が無いので解らない。男子高校生的に試せる予定も無いから解らない。男子高校生的に試す相手が居無いから解らない。男子高校生的に試せる希望も無くなりそうだ、、、。きっとこの世界の何処かに在る、アケミさんのお店を探さないと、、、男子高校生は入店出来るのだろうか？。
２１日目 夜 宿屋 白い変人 女子会
今日の演習の勉強会と反省会、みんなで話し合い、みんなで意見を出し、みんなで考え、みんなで決定する。
でも、やっぱり、しかし、それでも、けっきょく遥君の話になる、、、。
まして、今日は、、、。
ついに、遥君がやってしまった。
Lvの高い盗賊と戦ってウエポンスキルを使われたらしい。
らしい、と言うのは全然無事だったから、全く怪我してなかったから。
でも、遥君に当っていれば只ではすまなかった筈だ。
死んでいたかも、、、死んでいたかも知れないのに、
当らなければ１等という事は無いらしいけど、当れば１等？意味が解らない？
とにかく、帰って来てくれた。
とにかく、生きててくれた。
とにかく、死なないでくれた。
とにかく、大丈夫だって言ってくれた。
でも、
でも、いつまで大丈夫なんだろう？
いつまで死なないでくれるだろう？
いつまで生きててくれるだろう？
いつまで帰って来てくれるんだろう？
明日は、もう帰って来ないかもしれないじゃない？
今日だって、通り過ぎようとしたのに絡まれた被害者だって言ってたけど絶対嘘だ。
本気で、駆け抜けてる遥君に絡める訳が無いんだから、どれだけ超高速で追いかけて絡めって言うの？どんな高速な盗賊だったの？
通り過ぎるような顔をしながら、迷惑そうな顔をしながら、不満そうな顔をしながら、関係ないような顔をして助けたんだ。
いつものように。
小田君達の時のように。
島崎さん達の時のように。
そして、私達の時のように。
偶然みたいな顔をしながら助けるんだ。
「どうしよう？見張りを付ける？」
「どうしよう？括り付ける？」
「どうしよう？縛り付ける？」
「どうしよう？糊付けする？」
みんな、心配して、どうにかしようと考えてる、、、糊付けの人は、、、いや、考えてるよ、きっと。
でも、そんな事は出来ないのも解ってる。ずっと、私達が見張って、付き纏って、囲んで、警戒して、警護して、護衛して、側にいて、守って、束縛して、糊付け、、、はしない、、、そんな事は出来ない、しちゃいけない、して良い訳が無い、でも不安なんだよ。
きっと、私達がお願いしても遥君は変わらないだろう。
そしてきっと、私達は遥君に変わって欲しくないと思ってる。
２１日目終了
