おやつは三百円まで
週末になると、僕らは三百円を握りしめて駄菓子屋へ行く。
それは十歳になってから続く、僕らの常識。
約二十年前、世界中に開いた異世界ゲート。
異世界からのSOSを受けて、異世界活性化プロジェクト委員会が発足したのが十五年ほど前。
魔族に滅ぼされかけた人族に乞われて向こうへ渡った先生たちが激戦の末、戦争を終わらせたのは七年ほど前だ。
僕らの島にも開いたゲートをくぐり、週末を向こうで過ごす。
担任のゆきと先生と僕らの、異世界スローライフ。
……のはずなんだけど。
※時系列順ではありません。
それは十歳になってから続く、僕らの常識。
約二十年前、世界中に開いた異世界ゲート。
異世界からのSOSを受けて、異世界活性化プロジェクト委員会が発足したのが十五年ほど前。
魔族に滅ぼされかけた人族に乞われて向こうへ渡った先生たちが激戦の末、戦争を終わらせたのは七年ほど前だ。
僕らの島にも開いたゲートをくぐり、週末を向こうで過ごす。
担任のゆきと先生と僕らの、異世界スローライフ。
……のはずなんだけど。
※時系列順ではありません。