神族会議
「あっあの、そっそれでは一億五十三回目の神族会議を始めま・・・たいと思うのですがいいですか?」
小鳥が鳴き、噴水からはきれいな水が噴き出し、辺り一面には花が咲いている。
そんな楽園のようなところでやけにおどおどした女性が会議の開始を宣言する。
「いいから、近頃何もとは言わないけど問題ごとがなかったのに、
こうやって呼び出されたのは何か結構な理由があるんでしょ。それなら早くそれを報告してよ。」
気の強そうな女性がいちゃもんをつける。
「はっはいすみません。では報告に移らせてもらいます。
今回皆様をお呼びしたのは地上のダンジョンの一つを管理している
下級神のミラフ様がお亡くなりになったのです。」
「なっ、神族が死んだのですか、原因は?」
優男風の男が思わずといった感じで質問する。
神族が死ぬことはまずない。
寿命はないし神族同士での戦闘は禁止されている。
人間などに負けることもまずないし、
そもそも下界には過度の干渉はできないので人間と会うこと自体少ない。
だから神が死ぬのはだいたい自殺かルールに従った決闘で誤って殺してしまったときぐらいだ。
ただ決闘の場であっても大体決闘するものより高位の神が審判に入るので死ぬことなどまずあり得ない。
だから優男はあれだけ驚いたのだ。
そしてそれにおどおどした少女がこえる。
「えーっと、人間に殺されました。」
「はぁ?あんた今の状況分かってるの?こんな場で冗談なんて言うなんて許されるものじゃないよ。」
気の強そうな女性が脅したのもむべなるかな。
たかが人間程度に神が負けることなどない。
「いっ、いえ冗談なんて言ってないですよ。本当なんですって。」
「証拠は。」
少女があわてて誤解を解こうとすると気の強そうな女性はとりあえず話を聞くことにしたようだ。
もし嘘だったなら少女はぼっこぼこにされるだろう。
「はっはいそういわれると思って過去見の水晶を持ってきました。」
「なんだい、それがあるならさっさとだしなよ。」
「すっすみません。では映します。」
少女が水晶に何事か唱えると水晶から光のスクリーンのようなものが出てそこに映像が映りだす。
ダンジョンの神ミラフが一人の少女を生贄に捧げようとしている所のようだ。
書いてる最中にふと思ったんだですけど神族会議と親族会議の読みが一緒なんですね。
まあどうでもいい話ですけど。




