メイドと密会2
時系列的には美鈴がダンジョンで神に出会った後助けられたけど体調が悪くて寝こでる時辺りです。
忘れかけられている密偵の侍女さんと宰相さんのお話です。
テストケースです。
句読点を一切使わないとどうなるかというものです。
読みにくいかもしれませんがご了承ください。
時のころは丑三つ時
とある一つの部屋で男女の密会が発生していた
女は侍女の格好をしている
男は高そうな服を着ている
禁断の関係なのだろうか?
こんな夜遅くになんて
「では、報告せよ」
どうやら違うようだ
男の態度はどう見ても恋人への態度ではない
では女の反応はどうだろうか
「わかりました」
女の態度も冷めたもののようだ
「ダンジョンは消えました」
「なぜ消えたのかを聞いている」
男は少し苛立ったように言った
「わかりません」
あくまで女は冷めた態度で接する
その様子が男の気に障ったようだ
男は机にあった文鎮を投げつける
女はそれを避けもしない
文鎮は女の肩にあたった
くっ
女は少し息を漏らすが抗議しない
それを見て男は溜飲を下げる
「噂レベルでよいから報告せよ」
「噂ではダンジョンが攻略されたと」
「役に立たん!」
男は怒り
女にインク入れを投げつける
女はこれも避けようとしない
そのインク入れは女の顔に当たり割れる
女の額が割れ
中に入っていたインクが女の顔と服を汚す
そのインクを女はぬぐおうともしない
いやぬぐえないのだ
女のすべての決定権は男にあるのだから
女にはどうしようもないのだ
本当に男の気を損ねれば殺されるのだから
「そんな戦力があるのならもう戦争に参加させているわ!」
男は女の荒唐無稽な話に怒鳴る
自分が噂でいいと言ったというのに
だが男が言ったのも事実である
人間と魔族の戦争
今はお互いに出方を探っているので静かなものだが油断はできないのだから
そのためにわざわざ勇者召喚までしたのだ
ダンジョンを攻略しきることができる人材がいるなら国境付近にもう配置しているだろう
「それと報告がもう一件あります」
「・・・・・・・言え」
「勇者候補がまた一人消えました」
「なにっ?」
男が驚く
勇者は余さず魔族にぶつける
そのつもりでいたのが初期に一人消えていた
それ以来一人も消えていなかったのだがまた一人消えたのだ
「詳しく話せ」
だから男の口調が厳しくなるのも当然だろう
だが女はあくまで冷静に報告した
「消えた一人目に連れられて消えたそうです
また今回消えたものと前回の者は親友だったそうです」
男は疫病神めとつぶやく
消えた一人目がさらに被害を出したのだ
そう言いたくもなるだろう
「ちなみに証言は勇者候補からですので間違いないでしょう」
「勇者候補たちはみすみす二人を逃したのか?」
「隷属の指輪をしてない者は止める理由がありません
またしている者にも逃走を阻止せよという命令を下してないため行動しませんでした」
失態だ
隷属の指輪をしてる者は命令されたことしかしようとしない
今回のようなことも想像しておいてしかるべきだったのだ
はぁ
と男はひとつため息をついてから女の退室を促す
後には男だけが残った




