謁見
はーい、皆さんこんにちは
なんかよくわからないけどみんなが移動し始めたのでついていった美鈴でーす
やっぱり他人の話を聞くことって大事だよねえ。
もう何が何やら
まあMy幼なじみが話を聞いてくれていると思うから後で聞こうとは思っているけど。
頼もしいよねえ。こっちに来ても全然動じてないし。
さすが無表情無口っ子は違う。
あっけど自分で考えるようにって教えてくれないことがあるんだよねえ。
別にいいじゃん宿題ぐらい写したって。
まあ考えることの大切さはわかるし今の状況を推察してみますか。
と言っても全然情報がないんだよねえ。
なんかまわりがしゃべっていいような雰囲気じゃないからMy幼なじみに聞くこともできないし。
今わかってることは、
少し肌寒いこと
床にまほうじんみたいなのが書かれていたとこ
神官っぽい人について移動中ってこと
魔法があるっぽいこと
これってあれだよねえ。
テンプレどうりならお姫様が出てきて「魔王に侵略されてるのたすけてください」ってやつだよね。
やっぱりお姫様って言ったら金髪だよね。
それで目が青くって、で綺麗っていうよりかわいい系だよねっ!
楽しみだなーって想像(妄想?)しながら歩いているといかにもっていう感じの扉の前についた。
「ではこれより皆様には王様にあっていただきます。
近衛はいますが他の貴族の方は排除していますので極端に無礼なことをしなければ大丈夫ですのでお気 を楽になさってください。」
と神官っぽい人が私たちに説明した後扉を開けるように兵の人に言いました。
どんなお姫様が出てくるのかドキドキしながら待っていると、
扉がどんどん開いていき・・・・・・
私のテンションはダダ下がりになりました。
いや、わかってたんですよ。
神官っぽい人が王様に会っていただくって言ってたし、
けどさあ、お姫様も一緒にいるかもって期待しちゃったじゃん。
はあここでもあんまり話聞かないでいいや。
あとでMy幼なじみに教えてもらおうっと。
そうして謁見は終わりました。
えっ私はどうしていたかって?
ちゃんと話は聞いてましたよ。だって王様の言葉ですよ。常識的に考えて話聞くでしょ。
ほんとですよ。一言一句間違えずに再現できますよ。
いや無理ですけど。
ちゃんと自分に必要なことだけは聞いてましたよ。
たとえば強くなるには生き物を殺すとなんか強くなっていくんだって
そこらへんはExpっぽいよね。
けどステータスとかスキルとかってのはないってさ
ゲーム的な要素がないのがちょっとざんねん。
それと私たちは少しこちらの人よりか魔力は多いけどそれだけなんだって
じゃあなんで呼んだのかって言ったら強くなりやすいんだって
Expがもらえる量がおおいのかな?
それと後は国として養ってもらえるってぐらいかな。
とりあえず私たちの細かい扱いは明日説明するから今日は休んでなさいって
まあ私たちは誘拐されてるようなもんだし言いたいことはたくさんあったけど、
王様を罵倒したら不敬罪で捕まっちゃうからいえないし。
そんなこんなでこの謁見は何事もなく終わったのでした、まる