さよなら
結構長い説明を聞いてたんだけど全く解決方法がわからなかった。
というよりその前に説明がわからなかった。
エネルギーがどうのこうのというところまではわかったんだけど因果律がどうのこうのとか言われだしたらもうね。
だから私は今、ダンジョンの神の説明を聞いたふりをしながらすきを窺ってる。
おそらく正面戦闘では勝てないだろうから一撃にかけるしかない。
気づかれないように私はいつでもとびかかれるように体の力を入れて・・・
「・・・・・ということなんですよ。
ですから私としてはあなたにいけにえになって・・・・・・っ。」
ふせがれたっ。
剣で切りかかったんだけど神に届く一歩手前で何かの力場に止められている。
「危ないですねー。切られても大丈夫とはいえ神でも痛いんですよ。
剣で切られるなんてすっごく痛くなるじゃないですか。」
剣で切っても無駄なんだそれなら
「ああ魔術も無駄ですよ。
あなたと私では魂の核とでも言いましょうかそれの強さが違いすぎますからねえ。
私にあたっても無効化されますよ。」
そんなっ
それじゃあ何をしても私は生き残ることができないなんて。
ゆうき、最後に会いたかったよ。
「それでは、いけにえの儀式を始めますかね。
魂の核は私よりかなりしたとはいえその魂を一滴残らず使えばそれなりになりますからね。」
そういって神は私の体をなんだかよくわからない魔方陣の中に入れる。
「ではせめてもの慈悲で痛みを感じないように眠らせといてあげましょう。」
そういって神は私の頭に手をかざして何かをしてくる。
ああ、眠い。
でもねむっちゃダメ・・・
ねむったらいけにえに・・・・・
・・・・ほんとにねむい・・
・・でもしにたくない・・・・
あれゆうきがみる・・・・・
・・・・ゆうきがここにいるわけないよね
じゃあ、げんかくか、そうまとうかな・・
・・・・・・・どっちでもいいや・・・・
・・さいごにゆうきのかおがみれてよかった
たいせつなともだち
いや、しんゆう
ごめんね、もうあえないよ
さよなら、ゆうき




