脱出へ向けて
うーん
何か生暖かいものに顔をなめられてる。
何だろう?
これは多分舌だね。
舌?
ああそうかダンジョンで戦闘をしてて急に浮遊感を感じて・・・・・
っていうことは落とし穴に落ちたんだね。
しかも相当高いところから落ちたんだと思うよ。
浮遊感がすごく長かったもの。
ああリリィが助けてくれたんだ。
「リリィ、ありがとね。
空中で落下の速度を殺してくれたんだよね。そのおかげで私は今生きてるんだね。」
リリィは言ってることを理解してるのか気にするなっていう風に肉球を額にポンとしてくれた。
それでここはどれぐらい下に落ちて来たんだろう。
ちょっとわからない。
リリィに落下の速度を殺すためにぶつかってきた衝撃で私の意識は途切れちゃったからね。
「ねえ、リリィ。ここがどこだかわかるかな?」
って聞いてもリリィはしゃべれないから無理か。
じゃあここからの脱出方法を探さないとね。
ダンジョンの中だとしたら上に登って言ったら脱出できると思うんだけど、
上に登っていくにしても食料も持ってないしね。
短期間で登って行かないといけない。だから出し惜しみもしないからね。
「じゃあリリィ、一気に登っていくよ。」
「わんっ」




