猛特訓
ゆうきがいなくなってから私は猛特訓した。
ゆうきに追いつくにはすごくすっごく頑張らないといけないから。
だからほかの人とおんなじ事をしてたら全然追いつけない。
それどころかハーレム君や担任の先生はあんまり時間がたってないのにすっごく強くなっちゃった。
少なくともそれに追いつかなきゃ。
だから私はゆうきから禁止されたことを練習する。
だってゆうきの手紙にあった感じでは有用だけど使わないでねって感じだったもん。
それにほかの人はできないようにも書いてあったからこれを完全に習得できれば強くなれると思う。
と言っても感知するだけでどう強くなるんだか・・・・。
訓練はゆうきに言われた通り人目につかないようにやっていた。
リリィに人のいないところに連れて行ってもらって。
リリィは獣だからかなんなのかわからないけど人が来ないところを見つけるのが得意だ。
使うなっていってたけど他人に知られないようにっても書いてあったからね。
その人目を避けてるせいで訓練の時間はそんなに取れない。
つまり訓練は遅々として進まない。
けど進歩したこともある。
意識的に周りの状態を感知できるようにまでなったのだ。
今まではどうやったらいいのか全く分からなかったけどなんとなく感覚がつかめてきている。
それで気づいたんだけど感知している時の私の周りの魔素の感じが生成した魔力と同じなんだよね。
その周りの魔素の変質した範囲のことを私はただ領域と呼んでいる。
私が作った領域だから「私の領域」。
ちょっと中二病っぽいかな?まあいいよね。魔法からして中二病のようなものだもんね。
今、私は私の領域から魔法を発動できないかと頑張っている。
魔法はつえとか以外は体からしか発動できないからそれができたらアドバンテージになるんじゃないかと
私が考えているのは私と相手を私の領域内に入れてその中のあらゆるところから魔法を相手に打ち出すっていう戦法。
正面からのは対処できても後ろからのは対処できないよね。
よーし、頑張るぞ!
リリィが人のこないところを探すことができているのは、
魔法で人のいないところを探知して人のいないところまで言ったら結界を張って人が来ないようにしているからです。




