メイドとお話し *メイド視点
勇者候補の一人であり現在最も集中しているゆうきという少女がいつの間にかいなくなるという大失態をやらかしてしまいました。
ただそれがおかしいのです。
ゆうきという少女の出ていく姿をだれも見ていないというのです。
そんなことはありえません。
私たち裏の人間からも表の衛兵たちまで誰も見ていないのです。
はあこのことを報告しないといけないなんて憂鬱です。
そんな時勇者候補の一人である新島に部屋に来るように言われました。
これはあれですね。
夜のご奉仕をお望みということですね。
これで撤回できるかもしれません。
ここでこの新島を私の性の虜にすれば今回の失態をないものにできる。
これは気合を入れていかないといけないので少し準備に時間がかかるといっておきました。
私は薄布の衣を着てその上に上着を着ていきました。
さすがに薄布の衣一枚で外を歩きまわる気はありませんので。
そうして新島の部屋に行ったのですが夜のご奉仕を望んでいたのではありませんでした。
ですが新島は夜の奉仕について詳しく聞いてきました。
これは脈ありかと思っていろいろ話しますが、残念ながら生徒のことを気にしていただけでした。
これでは失態の挽回はできないと思いましたが、そのあとの新島の提案は驚くべきものでありそしてとても有用なものでした。
これを報告すれば罰は何とか免れるでしょう。
ついでに新島を誘惑しようとしましたが無理でした。
新島の様子はしたいけど我慢しているという感じでした。
これはちょくちょく誘えばそのうち誘いに乗ってくるでしょう。
ロマンチストというのも嘘でしょう。
断るための方便です。
ふふふ、いつ落ちるか楽しみです。




