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気を紛らわす

謁見の間から出てきた私たちにメイドさんが

「これから皆様には魔法について学んでもらおうと予定しておりましたが今日は自由な時間にいたしま  しょうか?」

メイドさんの気遣いに先生が

「ええではそうしましょうか。」

と答えちゃった。

私としては魔法のこと知りたかったんだけどなあ。

まあみんなは精神的にかなり疲れているから仕方がないか。


私だって昨日の晩ゆうきに慰めてもらわなきゃ・・・・・

そこまで思い出したところでゆうきの体の柔らかさとか思い出してしまってあわてて首を振る。

っとゆうきがこっちを見ている。

「なっなに?」

不自然になってしまわなかっただろうか。

さっきまで思ってたことがばれてないか心配になりながら聞くと、

ゆうきはじーっとこっちを見てくる。

もっもしかしてばれてる!?


その後ゆうきは何も言わずに先生のほうに歩いて行った。

そしてゆうきにしては珍しくゆうきのほうから話しかけている。

「先生、私は・・・・・・・・たい。」

「ですが・・・・ですよ。・・・・なんですから。」

「・・・・・・から・・・・・・・・・・・方がいい。」

「ああ・・・・・・。じゃあ・・・・・・・・・しましょうか。」


ちょっと遠くて聞こえなかった。なにをいったんだろう?

ゆうきの話を聞いた後先生がメイドさんに何か話してる。

ゆうきが戻ってきた。

「ゆうき、何話してきたの?」

ゆうきは顔の前に指を出してきた。

ゆび?

そうして先生のほうに指をさした。


ってまた説明他人に放り投げるつもりだな。

召喚されたときも神官っぽい人に説明投げてたし。二度目だよ!

いや神官っぽい人の説明は聞いてなかったけどさ。


同じ過ちを犯さないように先生の話を聞く。

「はいはい皆さん、お静かに。

 こちらのメイドさんとその同僚の方が魔法の基礎について教えてくれるようです。

 ただ皆さんも混乱しているでしょうから希望制にします。

 望む人はメイドさんについていってください。

 望まない人は昨日寝たところで待機です。」

そこまで先生が言ったところでメイドさんが先生に


「待機する方に城内見学をしていただくことも可能ですがどうしますか?

 もちろん我々の先導についてきていただきますし、

 入れないところも多々ありますがどういたしましょう。」


「ではそれもお願いします。」

「はい、かしこまりました。」


どうやら城内見学と魔法の基礎を学ぶのと待機組の三つに分かれるようだ。

私としては基礎とはいえ魔法を学びたいんだけどゆうきはどうかな?

ゆうきが待機したり城内見学がしたいならそっちにしようと思うんだけど。

と思いながらゆうきを見ていると。


「魔法でいいよ。」

と先に言われてしまった。

そんなに魔法に行きたいって思ってたのダダ漏れだったかな?

うーんまあいいや。

ゆうきも魔法に行くって言ったし(私に合わせてだけど)思う存分魔法について学ぼう!


そういえばゆうきが先生と何話したのか聞いてない。

魔法を学びたいとか言ってきたのかな?

「ゆうき結局先生と何話してきたの。」

「ショックを受けた時何かをしていたほうが気がまぎれる。」

あっなるほど。

それで先生が急に魔法を学ぶことを進めたんだ。

じゃあ私のするべきことはできるだけ多くの人を魔法を学びに行かせることだね。

何もしてないとどんどん思考が暗いほうに行っちゃうもんね。


「ねえ委員長さん魔法を学びに行ってみない?」

「けど今そんな気分じゃ・・・」

「おねがいっ!

 もし魔法を使うことになった時に自分だけ失敗したら恥ずかしいじゃない。

 だからできるだけ皆を巻き込みたいの。」

「そういうことなら。」

よし成功。委員長さんは優しいからね。

名前忘れたけど。

この調子でみんなを連れてこう。



これでいいんだよね。ゆうき


委員長さんがこれからも出てくるかは不明です。

それとメイドさんは今まで話しているのは同じ人です。

他にも食事の用意をしたりとメイドさんはいるのですが、

基本的に先生に話しかける人は決まってます。

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