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勇者召喚

突然だが私は犬が好きだ。

そんな私だが犬を二匹買っている。

小型犬と中型犬でラブちゃんとクライくんって名前ですごくかわいいのだ。

それはもうかわいすぎて幼馴染にじまんしまくっていると うざい と言われてしまうくらいだ。

まあうざいといわれても自慢し続けるがな!

うざいと言われた後自慢し続けていたら無視されたので今は自重しているけどそんなことで私はくじけない。

ちなみに私の幼馴染は漫画とかに出てくる無表情無口っ子キャラの見本じゃないのかといいたくなる感じの子だ。くーでれとかいうやつかな?

いまだデレタとこを見たことがないので現在攻略中だ。


そんな私と幼馴染だが勇者の従者として召喚されてしまったようだ。

さて何でこんなことになったのかは今朝のホームルームにまでさかのぼらなければいけない。



~~~~~~~~~

「ゆーき、おっはよー」

「ん、おはよ」

私はいつもどうり元気にゆうきにあいさつをしゆうきは簡潔にあいさつを返してくる。

「おーおー、いつもどおりそっけないねえ。

 ゆーきがデレてくれるのはいつになるのかな?」

「たぶんいっしょうない。」

「おっ多分ってつけてるってことは脈ありなのかな~?」

こうやってゆうきを攻略しようと頑張って話しかけているのだが残念ながらゆうきの表情を見てみると、

あきれてるだけっぽい。

ゆうきは感情があまり表情に出にくいのでわかりにくいがゆうきを攻略中の私にはわかるのだ。

まあ実際は十何年幼なじみしてるからなんとなくわかるだけだけどね。

「はあ。」

ゆうきはひとつため息をして読書に戻ってしまった。

ざんねんもっとかまって・・・

いやかまってじゃなくてえーっとそういじりたかったのに。

さーどうしよっかなー。

ホームルームまでまだ時間あるし基本私ゆうきとしかしゃべらないし。

いや別に友達がいないわけじゃないんだよ。

普段よく話すのがゆうきだってだけで、

ほらほかにもよく話す人いるし、

ペットカフェで知り合った中田さんとかそこの店員さんの菊池さんとか

名前は知らないけどペットショップの店員さんとか・・・

・・・私ってペッとつながりでしか全然話してないんだろうか

まっまあ置いといてほんとに何しようかなあ。

読書の邪魔するとゆうき怒るからなあ。

はあここはおとなしく寝ておきますか。




ゴチンッ

「いったー!」

なんだなんだ教室で一応防寒対策に持ってきてたセーターを枕に寝ていたのに何が起きた。

「ん、おきた?」

そういってMy幼なじみが声をかけてきた。

なんかMyっていうと私のものって感じで聞こえるから不思議だよね?

ここは私が痛がっているので 大丈夫? と優しく声をかけるところじゃないだろうか?

まだまだゆうきがデレるのは先のようだ。

「起きたけど何事?なんかここ寒いし」

そう教室には暖房が利いていたので私は若干薄着だったので手に持ってたセーターを着ながら聞く。


「まほうじん」

とゆうきはそれだけしか言ってくれない。

いやまほうじんとだけ言われても全然わからないんだけど。


「せつめいプリーズ」

というわけで無口なMy幼なじみにもっとしゃべってくれるように催促してみた。

するとMy幼なじみは顔の前に指を差し出してきた。

小さくてかわいらしいゆびだけど何かな?

と何がしたいのかわからずにいるとその指である一点を指さした。

そこにはなんか神官っぽい服装をしている人がいて少しの間見ているとなんか説明をしだした。

「勇者様とその従者の方々このたびは召喚に応じていただきありがとうございます。」

勇者?従者?いやそんなことよりもMy幼なじみはしゃべる気はないようだ。

表情を見てみると勝ったという感じの表情をしてた。なんかくやしい

むむむとMy幼なじみをにらみつけているとなんか話が進んでいた。


「それでは皆様方には王様にあっていただきます。

 こちらにどうぞ。」

うわー聞きのがした。

けどまあいいや後で誰かに聞けばいいだろうし。

あっけど私の知り合いでちゃんと話聞いてた子いるのかな?

なんかみんな混乱してるし。

漫画とかみたいに召喚されただけなのに。

いや混乱もするか。

だって家族とかにもう二度と会えないかもしれないんだもんね。

あっそうなると私もラブとクライに会えなくなるんだよね。

いやだなー。けどまあ家族がちゃんと世話見てくれるだろうし大丈夫かっ。

私は愛犬家としては珍しいと思うが特別にうちの犬がかわいいとかは思っていない。

そりゃ情はわくけどそれだけだ。

それに家族との仲もそんなにうまくいってなかったし。

だから犬に逃げたんだけどね。

けどほかの子たちは家族に会えないショックがでかいだろうから話聞くのはやめたほうがいいかなあ?

そうだよね。そっとしといたほうがいいもんね。

あっけど男子は結構興奮してたみたい。

チートとか俺TUEEEとか聞こえてきたし。

そういう私も興奮してないことはない。

だって異世界だよ!魔法とかあるかもしれないじゃん!


そうしてドキドキしながら神官っぽい人についていく私だった。





一話書き終わりましたが主人公の名前が出てこないという状態になっております。


コメントをつけてくれるとうれしいです。

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