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密会  *王様視点

「宰相よ

 隷属の指輪の準備はまだか!」


「はっ、申し訳ありません。

 あんなに異世界人が召喚されるとは思わず。

 あの魔方陣の出力なら六人ぐらいしか召喚できないものと思っておりまして。

 今急いで用意しておりますがしばらくかかるかと。」

ちっこれからもあの生意気なガキどもの相手をしないといけないとは何てことだ。

本来なら今頃従順な異世界人が五、六人ほど手に入るはずだったのに。

そうすれば休む時間は最低限でいいから訓練もはかどるっていうのに。


「そういえば宰相よ。

 勇者として召喚されたのはだれかわかったか?

 元から勇者とその他を召喚するものだったんだろう。

 勇者は他の異世界人とは別格だと聞く。

 わりだしは容易であろう。」

「それがまだでして。

 ただ何人かそうではないかというものはおりました。」

「それでよいから報告せよ。」

「はっまずは向井なるものでこの男はカリスマ性でもあるのでしょうか?

 男女ともに好かれているようです。

 二人目は新島という男で向こうの世界ではほかの者の先生をしていたということ で一人だけ大人ということです。

 他にもめぼしいものはおりますがこの二人が一番怪しいかと。

 ただ勇者という存在がどういうものかわかってないので他のものも勇者だという 可能性も十分あります。」

「ふむなるほど。

 昔召喚されたものはカリスマ性があったというから、

 向井なる者の可能性が高いがそれだけでは断定できんな。

 引き続きメイドに観察を続行させよ。」

「はっ」



そうして二人の密会は終わり二人はそれぞれ人に見つからないように去って行った。

ただ密会の現場を見ていたものがあるとも気づかずに。

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