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目覚め

あぁーこれは夢が醒める手前の感覚だ…

暗くて感覚が無い浮遊感。

思考してるようでしてない。

さぁ!起きるか!!!


「明るい…」

目が醒め寝起きなので靄がかる、周りが明るいので、焦点が合わない。

目を擦り瞬きを数回、無理矢理焦点を合わす。

「うぅーん!っは!」

身体を伸ばし一息いれる。


ここは草原?いや?森の中?

森と林の違いは分からないが、とりあえず木が沢山生えてるわ!

ゆっくりと立ち上がり辺りを見渡しても木、木、木、木、木、木、木、木、木だな…

倒れていた半径10m程は芝生だ…


とりあえず前世?死ぬ前の記憶は有るし、神?神的なモノとの絡みも覚えてる。

よし!

「スキルカモーーン!!」

壮大にやってもうた…

風が葉を擦る音がする…

ハズイ…


うん。

「スキルオープン」………

「能力開放」…………

「能力開示」……

うぅーん…後はなんだ?

俺の想像能力はどうすれば良いんだ?

説明書プリーーズ!!


ピロン!

音とともに目の前に画面が出た。

縁の無いパットやな!

《名前》………

《職業》………

《種族》………

《体力値》………

《魔力値》………

《筋力値》………

《器用値》………

《技能値》………

《運命値》………

《スキル》………

《ギフト》………

全て0?いや?

名前も……じゃ記入前って事か?

って事は…ポチっとな!

《名前》の所を触るとキーボードに移行した。

「なるほどね。記入出来る感じか!って事は

能力値も自由に入れられる?ヨッシャー!」

妄想で興奮してガッツポーズの嵐。


まずは名前か……なるべく格好いいのを!

でも思い付かない…高卒の底辺じゃ海外の神話も良く知らないし、イケてる名前も分からん…

センスも無い…思い付かない…

ここに来ても優柔不断だな…


ピロン!

悩んでると、また音が鳴る。

うん?メール?画面にメールが来ました。

と表示が出た。

ポチっとな!

『無事覚醒したかな?管理者だよーーん』

チャラ神からのメッセージか…

『とりあえず希望の想像?創造?の能力だけと…………無し寄りの無しでピェンで!ったは!』

はあ?

無し?一か八かの勝負を不意にしやがった!

クソ!クソ!クソ!

横暴だ!

「クソヤローー!フ○ック!フ○ック!」

叫んだ。鬱憤を空に吐いた。

勝ったと思ったら負けかよ…

自由に思うがままに自己中で生きたかったわ…

『何も無しってのは可哀想だから、ギャンブラーの君にプレゼント♡

能力を何度でもやり直せるようにしといたから、

でも決定するとやり直せないからねーファイト!だぜ!かましてやれよーー!バーイセンキュ!』

クソウゼ!

思いのままにスキルを作れる力が初期限定の能力変更に変わってしまった…

「クソーーー」

はぁー吠えて落ち着く。

何度でもやり直してやるわ!


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