表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

神は居たんだ…

「はぁクズだなぁ」

相変わらずの自己嫌悪をしてる俺…

クズと分かってるけど変わる気が無い典型だ。

「っあが!」

急にライトの光を浴びたように眩しくなった。

そこには一段高い段に光の玉が浮いていた。

ガヤガヤガヤガヤガ

雑音が大きくなって行く。


「聴こえる?見える?体は動かないんかい!」

首から下は動かない、回りには結構な人間が居る

老若男女プラスに外国人も居る…

「ここは?」

「っは?なんなの?」

「どうしましょう?」

「死んだか?」

などなど独り言や問いかけるような言葉を発してる人が多く居た。


「はい、はーーい!静かにしてね!」

光の玉が喋った。

子供のような声に皆が光の玉に注視した。

「ここはどこですか?」

「返して下さい。」

「会社に行かないとクビになるぅ!」


静寂の後に光の玉に言葉をぶつける皆をみて俺は思う。

(死んだな…即死の痛みの無い死をありがとう。次は天国か地獄の選択か?まぁ天国には行けないかな……それとも転生か?転移か?)

など毎日思って居た死に喜びを感じていた。


「うるさいなぁ…」

光の玉のボヤキとともに玉が大きく変わっていきそこには高校生位のイケメン外国人が居た…


「はい!ッボン!」

騒いで居た所に火が上がるとともに悲鳴が…

「熱い!熱い!あつい!」

「いやー!イタイイタイ!」

(うん?外国人が日本語で悲鳴?)

と可哀相と思う前に変な疑問を浮かべる俺。


「次にうるさくしたら凄いよ?ニヒヒ」

イタズラをしたかのよにヘラヘラと笑う。

「はい!それでは皆さんには転移チャンスをあげまーーす!はい!良かったですねぇー」

(転移の方か…)

「ちなみに僕は偉いんだよぉ?どのうくらい偉いかって?」

「それはねぇ」

「管理者なんだよ!ェヘン!凄いよね?偉いよね?」

(そりゃ神だわ!)

「……………………………………………」

皆は声出さず神に注視してるようだ。

「ぇえーー無視は良くないよヘイ!リアクション!リアクション!」

「っよ!神様!最高!痺れて声も出せなかった!神様最高ー!」

俺は太鼓をもった…

「うんうん。良いね!」

神様は満足したようだ。

「僕は偉くて慈悲深いから力を与えてあげる。

今ここに居る全員にだよ?」


「ありがとうございます!神様最高!」

また太鼓をもった…

「キミ良いね!」

神はご満悦…

「っで力は………ギャンブルで決めます!」

(ギャンブルか…終わった…)

俺はギャンブルに激弱だ…

力もどうせ一般的か意味の無いスキルだろ…

「はい!始めまーす!」


神の言葉で一瞬で広い場所から個室に変わった。

(なんだ?いきなり一人って恐いんだが…)

大勢の中でだから声も出せたのに…


「ギャンブルは何が良い?ガチャ?ポーカー?チャチャッと決めてねぇ」

目の前に先程の神が居た…

「ギャンブルの種類で与えられる力は変わりますか?」

「変わるよーガチャなら出た力だけ、ポーカーなら役によって良い力が入るよーまぁ無しって事もあるかな?」

(なるほど、ガチャなら100%で何らかの力が手に入るか…ポーカーなら良い力やもしくは複数の力が手に入るかも…)

欲が出る…滲み出る。

「っふふ…欲が出るよ?」

(っは?声に出してないってより感情しか出してないのに??)

「神は分かるのだ!キミみたいな欲深いモノも多くて困っちゃう」

ヘラヘラ笑いながら嬉しそうに笑う神。

「欲は良いよ?悪い事じゃないさ!

っさ!選んで!」

意を決して。


「ルーレットは出来ますか?」

「うん?ルーレット?良いけどルールは?」

「はい!当り目を俺が当てる、掛ける所によって確率って違うじゃ無いですか?そこでコインの枚数で良い力を与えてくれませんか?」

「OKOK!良いよー」

軽いイケメン神だ。軽メン様!

「じゃ初めようか!スターート!」

一瞬でルーレットを出しボールを投げ入れた。

「っちょ早い!」

急な展開にテンパった。

「黒に…」

震える声で黒にコインを置いた。

「倍率は普通のルーレットと同じだからねぇ」

掛けられる所や倍率は普通のルーレットと同じだった。

「はい!もう変えちゃダメー」

その声と共に俺は玉に注視した。

玉に勢いが無くなりマスに玉が向かう。








「はい!おめでとう!当りの二枚だね!」

黒の17に玉が入った。

(よし、よし!よし!よし!よーーし!)

当りに歓喜した。手汗がベッタリ。

「二枚か…そうなると…」

「次お願いします」

俺は神が二枚で得られる力を考えてる時に声をかけた。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ