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クズは異世界に憧れる
妄想話
世界の中で俺は恵まれてる。
喉が渇けばコンビニで飲み物を買えるし、蛇口をひねれば安全な水が出る。
腹が減れば直ぐに食べ物を得られる。
暑ければ、寒ければエアコンがある。
犯罪にあうことも殆ど無い。
欲しいモノもある程度の金で手に入る。
仕事も選ばなければ就ける。
平凡な人生。
社長とか地位のある職種に就きたいと思わない。
小さい時は何となく大人になっていくとしか思ってなかった。
大人と言われる年齢になっても意識は子供のままに成長してしまった。
あぁ死にたい。