その61・傾国の美少年?
▼その61・傾国の美少年?
(※ぺちぺちと軽くAの頬が叩かれる)
「ほれ、起きよ、起きよA」
「ん…………あ……あれ? E王女様? ここは?」
「妾の陣幕の中じゃ」
「いやそれは判るんですけれど何故ベッドの上に…………あ、そうか、今日って話だったんですよね?」
「そうじゃ」
「あの…………本気ですよね?」
「当然じゃ馬鹿者」
「おー、目覚めたか-」
「え、Fさん! なんでもう全裸?」
「いやー、ほら、することするわけだからよ? オレとしてはまー、早いほうがいいよなーって」
「いや早すぎですってば!(※A、顔を真っ赤にして手で顔を覆う)」
「とかいいつつ、しっかり見てますな」
「ナビさん! すすすみませんけど取り込み中なんで!」
「はいはい、では三日後…………いややっぱり来週がいいですかねえ?」
「そんなにしません!」
「どーだか…………にひひひ。ではー♪」
(※ナビ、消える)
「どうしたA? 妾が怖いか?」
「いえ、怖いというかなんというか饅頭怖いというか、お茶が一杯怖いというか」
「?」
「いえあの、大好物が目の前にありすぎて、幸せすぎて怖いです!」
「ふむ……いい答えじゃ(にっこり)」
(※E王女、Aにキス→次はディープキスしながらAを脱がせていく)
「いやあの……」
「優しくする。だからおぬしも優しくしておくれ、な?(恥じらい)」
「あ……は、はい」
(※天幕の上を太陽が昇り、沈みが3回くり返される)
(※汗みずくのA、呆然とベッドに突っ伏している。その上にE王女、覆い被さっている)
「だめです……もう……王女様……」
「判っておる……妾も……もう……これ以上は無理……じゃ……ほんに……ほんにお主は……愛おしい」
「あ……だめ……です……王女様……動かない……で……」
「じゃが、お主のココは……まだ炎のようじゃ」
「それは……その……王女様が……」
「熱いの……A」
「王女様も……」
「ああ、やはりお前を私は王にするぞ、お前のような愛おしいものこそ、私の側にいて欲しい!」
「だ、だめですって王女様……王女様は盗賊なんか……ああっ」
「言うな、言うな(※王女、Aの身体を貪る)
(※天幕の上を太陽が昇り、沈みがさらに2回くり返される)
「…………はあ……はあ……」
(※汗まみれのA、ベッドから降りるが、そのまま腰が抜けて床に倒れる)
「大丈夫、A? 立てる?」
(※B、ベッドの上で腹ばいになったまま、完全にやつれてる)
「わかんない……ただもう、色々身体中、アレなかんじ……」
「あたしも……」
「でも、B、ひどいじゃないかぁ……FさんとE王女と三人で、その……」
「あ、あんたが悪いのよ、あんな可愛い声だしてさ……そりゃあたしも、マジックアイテムもあるから、色々たぎっちゃうっての!」
「じゃあ、立たせてよ」
「ごめん……あたしも駄目……」
「Fさぁん……」
「ごめん……オレもだめだわ……もうなんか身体の芯から抜けてる感じ……」
「とほほ」
(※Aの隣にナビ登場)
「私の予想は当たらずと言えども遠からず、でしたな」
「うー……」
「どうでした?」
「色々開けちゃいけない扉をあけた反動に今身体中乗っ取られてます……世界女性デー、凄すぎます……」
「まあ、こっち方面でも死にかけるとその分パワーアップしますから、今度はもっとラクですよ」
「え? そうなんですか?」
「言いませんでしたっけ?」
「聞いてませんって! じゃあちん○ん爆発したり」
「それはないですねえ。これもペナルティの一種なんで」
「そうでしたか……でもやっぱり聞いてないですよこれ」
「でしたっけ……いや、そうじゃなかった。あのラジオ会館の資料とか情報とかの分析、終わりましたよ」
「で……どうでした?」
「あの平行世界から来た魔王……というか東京、なんとか追い返すことが出来るかも知れませんよ?」




