どうやら転生したみたいだ②
区切りを考えたらかなり短くなってしまった・・・
「そうです!私の目的は蒼太様と結婚する事です。」
「生きた人間からの魂を無理やり抜くと神にバレます。」
「亡くなってしまった人の魂も、本来なら地球の輪廻の輪に取り込まれますが、時々輪から外れる魂もあって普通は消滅してしまいます。」
「そこで、私は亡くなったばかりの蒼太様の魂を、コッソリと私の世界に持ち込む事にしたのですよ。」
「もちろん地球の神には内緒ですけどね。」
「もしバレたとしても『輪廻の輪から外れた魂がたまたま私の世界に辿り着いた』と言い張ればば問題はナッシング!」
「そうして無事に蒼太様の魂を手に入れて無事に転生させる事が出来ました。」
「あ~と~は!蒼太様と私が結婚して幸せな家庭を築けばハッピーエンドです!」
「お分かりですか?」
「はぁ・・・」
正直、何を言っているのか全く分からん・・・
ただ確実に言える事は、この女神は『ヤバイ!』
「まぁ、蒼太様もいきなり私から告白されても気持ちの整理がつかないでしょうから、私がどれだけ蒼太様の事をお慕いしているのかお見せしましょう。」
「私の愛がどれだけ深いかご理解していただけるでしょう。」
「必ず私の事を好きになりますわよ❤」
「私の後を付いて来て下さい。」
「あっ!」「そういえば私の名前を教えるのを忘れてました。」
「フローリアと呼びます。これからは私の事を『フローリア』と呼んで下さいね。それと敬語も無しです。」
(フローリアかぁ・・・。フローリアを連想すると『花』になるし、名前通りに頭の中は『お花畑』なのかな?)と、一瞬思ったのは内緒にしておこう・・・(滝汗)
「何で?」
「夫が妻の事を様付けで呼ぶ訳ないじゃないですか。私は夫を支える良妻ですから『蒼太様』とお呼びします。」
「もし様付けで呼んでしまったら?」
「握り潰します!」
下っ腹が一瞬キュッ!となった・・・(ナイアガラの焼汗)