表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヤンデレ女神に転生させられてしまった  作者: やすくん
第2章
157/184

機械神族⑦

俺の前にはエリーが「ゴゴゴォオオオオオ!」と効果音がハッキリと聞こえるくらいの感じで、どす黒いオーラを纏いながら立っている。

腰まである長い金髪も逆立っているので、見た目はとても怖い。


(いやぁ~、この黒いオーラなんてフローリアそっくりだよなぁ~、デウスめ、本当にややこしい事をしてくれたよ・・・)


そのまま無造作にエリーへと歩き始めた。

エリーがニタニタしながら叫んでいる。

「蒼太様ぁあああ!やっと私のところに来てくれたのですねぇえええ!私の前で2人でイチャイチャされるなんて、もう私の心が壊れそうでしたよ!」


「エリー、悪かったよ。お前がここまで俺を好きだと分かってあげなくてな。」


エリーの目の前まで来ると、エリーが両手を広げ俺を抱き締めようとしてくる。

「あぁ、蒼太様!私を思いっきり抱き締めて下さぁああああああああああっい!さぁ!激しく愛し合いましょう!」


(やれやれ・・・)


俺も両手を広げエリーを抱き締めようとした。


ペシィイイイ!


「きゃっ!」

エリーがおでこを押え悶えていた。

軽くデコピンをして注意を逸らした。視線が俺から外れたが、真っ赤な顔で俺を再び見ようとする。

「そ、蒼太さ、うぐっ!」


エリーを抱き締めキスをした。

ビックリした表情のエリーだったけど、トロ~ンとした表情に変わり、目を閉じてギュッと俺に抱きついてきた。

しばらくしてから唇を離しエリーを見つめた。

うっとりした表情で俺を見つめていて、どす黒いオーラも消えていた。


「そ、蒼太様・・・、私は?」


俺はニコッと微笑む。

「目が覚めたか?このまま暴走していれば、このビルが吹っ飛んでいたぞ。まぁ、何事も無くて良かったけどな。」


「す、すみません・・・、蒼太様・・・」

申し訳なさそうに上目遣いで俺を見ている。


(こうしていると可愛い子なんだけど、暴走の時との差が激しいよ。まぁ、ミニフローリアみたいなものだから仕方ないか。)


「あ、あのぉ・・・」

真っ赤な顔でエリーがモジモジしている。


「どうした?」


「もう少しこのままでいさせて下さい。それと・・・、さっきのキスは無しで・・・、やっぱり初めてはちゃんとしたキスがしたいです・・・」


(まぁ、そうだよな。あのキスはエリーにショックを与える為のキスだったからな。ムードも何も無かったし・・・、初めてのキスなのに済まんな、エリー・・・)


「分かったよ。」

俺の腕の中でエリーが嬉しそうに微笑んでいた。そしてジッと俺を見つめてから目を閉じた。


エリーの唇が重なってしばらくしてから離した。エリーが目を開けると涙を流し始める。

「蒼太様とのキスはこんなにも嬉しいのですね、涙が自然に流れてきます。」

涙を流しながらエリーがニコッと微笑んだ。


(うわぁ~、エリーが滅茶苦茶可愛いよ・・・、デウスといい、感情を持った機械神族は俺達と全く変わらないな。)


エリーが落ち着いた感じになったので離れようとしたけど、ギュッと抱きついて離れようとしない。


(弱ったなぁ・・・)


「エリー」


「何でしょうか?蒼太様。」

キラキラした目で俺を見ているよ。そんなに俺に抱きつくのが好きなのか?


「いい加減に離れろ。あんまり我が儘な事はするなよ。お前とイチャイチャする為だけに来た訳じゃないからな。」


「う~、でもぉ~」

頬を膨らませて俺を見ているけど、ホント、リスみたいで可愛いな。


「エリー、お前は聞き分けが良い子だと思っていたけどなぁ~、俺の好きなエリーはそんな我が儘を言ってみんなを困らせる子じゃないと思うけどな。どうかな?」


サッと離れ直立不動の姿で俺の前に立った。

「はい!私は聞き分けの良い子です!みなさんに迷惑をかけない良い子です!」


(ふっ、チョロい、チョロ過ぎるぞ、エリーよ。そんなところまでフローリアに似ているなんてな。)


デウスがやれやれといった感じで俺の隣に来た。

「蒼太よ、よくあの状態のエリーをあっさりと元に戻せたな。最低でもこのフロアが吹っ飛ぶ覚悟はしていたが・・・」


「デウス、あんなのはフローリア達の修羅場に比べればまだぬるいぞ。この世界に転生してから死にそうな目に遭ったのは数えきれないけど、そのうちの半分以上はあいつらの修羅場に巻き込まれた時だったからな。おかげで、これくらいなら簡単に対処出来るようになったよ。巻き込まれるのはあんまり嬉しくないけどな。」


デウスがジッと俺を見ている。

「頼もしいな。私とエリーはお前の妻の中では新人だ。それだけ凄い連中の仲間入りになるのだな。今更ながら少し怖いから、いざとなったら助けてくれよ。」


「あぁ、任せな。俺に出来る範囲だけだけどな。」


「それと、デウス・・・」


「何だ?」


「エリーの感情はさすがに元が悪かったから、あんな暴走まで引き起してしまったけど、機械神族でもお前やエリーみたいに感情が豊かになれるんだ。こうして俺がお前達を見ていても、普通の人間や神族達と変わらないぞ。機械神族のみんながちゃんとした感情を持てるようになれば、この街も笑い声で溢れる街になるかもな。俺達もその中に一緒にいる、そんな未来を思い浮かべるのも楽しいな。」


デウスがワナワナ震えて俺を見ている。

「蒼太・・・、我ら機械神族の未来まで考えてくれるのか?」


「そりゃそうだろう、お前やエリーが俺の嫁さんになるんだ、お前達2人だけが幸せになる訳にはいかないだろう。俺の夢はみんなが幸せになって欲しい、お前の仲間も一緒にな。デウス、お前はたった1人でずっと機械神族の未来について考えていたんだ、俺だと頼りないかもしれないけど、お前の夢の手伝いをさせてくれないか?もう1人で抱え込まなくてもいいからな。」


ガバッとデウスが抱きついて俺の胸に顔を埋めた。ギリギリと締め上げられる。

「痛い!それに苦しいぞ!デウス!そんなに力を入れないでくれぇえええええ!せ、背骨が折れるぅううううううううう!」


「あっ!済まない!」

デウスが顔を上げ俺を見つめている。涙で顔がグシャグシャになっていた。

「蒼太・・・、約束通り私を泣かせたな。それもこんなに早く・・・、蒼太が一緒になって私達の未来を考えてくれるなんて思ってもいなかったぞ。蒼太が手伝ってくれる・・・、そう思っただけでこんなにも嬉しいとはな。私はもう1人ではないんだ。私が自我を持ってから悠久の時が流れたが、今までの中でこれだけ嬉しく思った事はない!」

泣き顔だけどニコッと俺に微笑んでくれた。

「蒼太!我ら機械神族の父となり、必ずや活気のある街にしてくれ!その為なら、私はいかなる協力も惜しまない!お願いだ・・・」


デウスはそのまま俺の腕の中で大声で泣いていた。俺は黙って抱きしめていた。

(デウス、好きなだけ泣いて良いからな。お前はずっと頑張っていたんだ、孤独に耐えながらたった1人でな。)




クローディアが黙って蒼太達を見ている。その隣にエリーも立っていた。

「クローディア様、さすがの私でもあの雰囲気を壊したらマズイって分かりますよ。ちょっと焼けちゃいますけどね。」


「そうだな、あのデウス様があそこまで感情を出して泣いているんだ。もう2度と見られない光景かもしれないな。それを邪魔するのは野暮だし、今は黙って見守ろう。でもなエリー・・・」


ニヤッとクローディアが笑う、釣られてエリーもニタリと笑った。

「クローディア様、『今は』でしょう?もちろん!私もその時は参加しますよ。ふふふ・・・」


「そうだ、『今は』な・・・、エリーも良く分かっているじゃないか。私も早く母親になりたいからね。旦那様、覚悟してね。ふふふ・・・」




俺の背中がゾクリとした。

(何だ!今の悪寒は!どうも嫌な予感がする・・・)

俺の腕の中で泣いていたデウスだったが、俺の異変を感じたのか顔を上げてジッと見ていた。

「蒼太、どうした?何かあったのか?」


「いや、何でもないよ。気のせいだろうな。」


「なら良かった・・・」

デウスが再び俺の胸に顔を埋める。

「済まない・・・、もうしばらくお前の温もりを感じさせてくれ。みんなには悪いが、今は私の我が儘を聞いて欲しいのだ。頼む・・・」


「構わないさ。それくらいの我が儘はみんな許してくれるよ。」

再びデウスを抱きしめると幸せそうな顔で微笑んでいる。


「感謝する。この気持ちがずっと私の求めていたものなんだろうな。この温もりをみんなに分けてあげたい・・・、機械神族の皆が幸せになれるように・・・」




冷華も雪と一緒に蒼太達を見ていた。

「あのデウス様があんな風になってしまうなんて考えられないわ。雪は今日初めて会ったから分からないと思うけど、私は以前から知っていたからね。普段は超越した感じで佇んでいたし、まさに神様の1人って存在だったのよ。」


「冷華、蒼太さんだからデウス様も心を許したのでしょうね。さすがは凍牙さんの親友ね。」


「そうだね、あの凍牙が認めた人だしね。私の兄様以外に親友と認められたのは創造神様と蒼太さんだけだし、いくらデウス様でも敵わなかったみたいね。まぁ、私達はまだ待ちぼうけになっているけど仕方ないわね。落ち着くまで待っていましょう。」


「そうね、私達の装備がどんなものか楽しみだわ。少しでも千秋様に追い付きたいからね。」


2人がうんうんと頷いていた。




「済まなかった。取り乱して悪かったな。」

デウスが深々とソファーに座り、普段の尊大な態度で俺達を見ていた。


「デウス様ぁぁぁ~、今更そんな態度をしても威厳は戻りませんよぉぉぉ~、にしし・・・」

エリーがニヤニヤ笑いながらデウスを見ている。


(エリー、普通に俺達と一緒にいる事になっているな。う~ん、話の腰を折る存在はあまり歓迎しないのだが・・・、扱いに困ったキャラだな。)


デウスの眉がピクリと動き、掌がバチバチと放電している。

「エリー、どうやらメモリーを消去されたいみたいだな?一回、リセットした方がいいかもな。」


「はわわわぁぁぁ!デウス様!それはご勘弁を!」

そう言ってオロオロしながら俺の腕を組んでくる。

「蒼太様ぁぁぁ~、デウス様が怖いですよぉぉぉ~、助けて下さい。」

明らかな嘘泣きの表情で俺を見ていた。


(こいつ・・・、一体、どんなキャラ設定なんだ?疲れるよ。多分、作者も扱いに困っているかもな?)


「クローディア・・・」

デウスがボソッと呟いてクローディアをチラッと見た。

クローディアもコクリと頷いている。


(お前ら、何をアイコンタクトしている?)


スススっとクローディアが滑るような動きで一瞬にしてエリーの真正面に立った。

「このぉおおおおおおお!旦那様に纏わり付く糞蠅がぁああああああああああ!」


「げふぅううううううううう!」


エリーの顎にクローディアのアッパーが炸裂した。

そのまま垂直に打ち上げられ、天井に上半身まで突き刺さり動かなくなった。

クローディアがホッとした表情になっている。

「ふぅ、これで静かになったね。これで話を進められるよ。」


哀れ、エリー・・・、しかも、俺の真上の天井に突き刺さっているものだから、スカートの中が丸見えだよ。


(黒の下着かい・・・、見た目の人形みたいな可愛さと、メイド服っぽい服装に似合わない下着だな。)


いかん、いかん!そんな覗きみたいな事をしたらダメだ!上は絶対に見ないようにしよう。

それにしても、この光景は何か見た記憶があるな・・・、デジャブ?


あっ!そうかクローディアがアイリスにやられた時だ。

自分がやられたからって、エリーにも同じ目に遭わせようとしたのではないだろうな?


デウスがクスッと笑う。

「ふっ、エリーには困ったものだな。しばらくは大人しくしてもらおう。ところでクローディア、この体の調子はどうだ?」


クローディアが嬉しそうに自分の体を見ている。

「全く問題無いですね。しかも神器の体よりもパワーがありますよ。スピードは同じくらいですから、肉弾戦ならこちらの方が戦いやすいかもしれませんね。」


「喜んでもらえて何よりだ。」

そして、俺をジッとみた。

「やっと本題に入れるな。蒼太、さっきお前に渡したデーターだが、これでブルーの体に戻る事が出来るようになったぞ。時間制限はあるが、任意で変身は可能だよ。試しに見せてくれ。」


「分かった。」


「最初は戸惑うかもしれないが、コツを掴めば念ずるだけで可能になるはずだ。あの最強の天使の姿を再び見たいものだ。」


立ち上がり意識を集中する。

魔力を全身に行き渡らせると違和感を感じる部分が出て来た。

(これがブルーの要素かな?)


【早速気付いたか。さすがは蒼太だな。この違和感を察知できるようにしておいたが、すぐに理解出来るとは驚きだよ。】


(デウスか!そうだな、お前とは念話が使えるのだったな。ナビゲートを頼んだぞ。)


【任せろ。その違和感を集めて1つに纏めるのだ。それがブルーの情報の全てだ。】


(分かった。)

意識を再び集中し違和感の部分を一つにまとめるように操作する。まとめる場所は俺の心臓の部分だ。

(何だ!か、体が熱い!そうか、なぜ俺の心臓に力を集めるのか・・・、心臓は生命の始まりでもあり終着点、力が全身を巡りまた戻って来る。)


【よし!これで準備は整った!後は解除コードを唱えればブルーの細胞が活性化するはずだ。】


(なぜ封印するような真似をしたのだ?わざわざ解除コードまで持ち出して手の込んだ事で・・・)


【それだけブルーの力が強大という事だよ。転生したばかりの当時のお前では、まずこの力を扱う事は出来なかったからな。万が一、この力が暴走でもすれば神界の危機にも繋がる。例えレオでもそんなお前を止めるのは難しいだろうから、悪いがそのようにさせてもらった。】

【さぁ、解除コードを唱えるのだ。】


(デウス・・・、マジでコレを言うのか?さすがに恥ずかしいけど・・・)


【心配するな。別に声に出して言う必要は無いし、心の中で唱えるのだから誰にも聞かれる事は無いだろう?何でそんなに恥ずかしがる?】


(いや、お前がいるだろう。よりによってお前に聞かれるのが1番恥ずかしいよ。)


【そうか?別にお前が何を唱えようが構わないぞ。お前が羞恥で悶える姿なんて見たいとも思わないしな、ふふふ、感情のサンプルには最適な状況だけどな。】


(やっぱりワザとか・・・、性格が悪いのはやはりデウスだな。でも不思議だな、ちょっとホッとしたよ。)


【私の事をどう思っている?それに、お前は私の泣いている恥ずかしい姿を目の前で見ているのだ。これでお互い様だよ。】


(仕方ない・・・、腹を括るか・・・)


意識を集中する。

『水上蒼太が命じる。我に刻まれし神界最強の天使ブルーよ、我と共に神界の守護者となる為に再び顕現せよ。我とお前は一心同体、我と共に戦場を駆け抜ける青い光となれ!』


(か、体が熱い!燃えるようだ!力が溢れてくる!)


一瞬意識が途絶えたがすぐに気が付いた。

目の前にデウスが立っていてニヤリと笑っていた。


「成功だよ。私の記憶にあるブルーと全く違っていないな。」


鏡が無いから俺の姿は自分では分からない。自分の手を見つめ開いたり握ったりしてみた。

確かに力強さは全く違う。それにとても懐かしい感じがする。俺の記憶にあるブルーの力強さと同じだ。

冷華と雪に視線を移すと、2人は口を大きく開けて俺を見ている。

「雪・・・、昔、凍牙と一緒に里に来ていたブルー様と一緒だわ・・・」


「えぇ、間違いないわ。当時と同じ姿よ・・・、美冬がこの姿を見たら何て思うのかしら・・・」


(美冬・・・、フローリア・・・、お前達はこのブルーの姿を見てどう思うのかな?)


「蒼太!」

デウスが叫んだ。

「お前の心配は分かる。そうか・・・、お前はさっき今夜の予定が入ったと言っていたが・・・、まぁ、そういう事か。心配するな、あの2人はお前が思っている以上にしっかりとしているからな。今夜確かめてみるんだな。ふふふ・・・」


「無事に変身できたからな、元にもどる時は時間が経過するか、元の自分の姿を思い浮かべて解除と念じれば元に戻るはずだ。」


自分の姿を思い浮かべる。

(解除!)


スッと力が抜ける気がした。


クローディアがニコッと微笑んで俺を見ていた。

「旦那様、私はブルーという天使には直接会った事は無いけど、今のあの姿での力はとんでもないと思うわ。溢れ出ている力が桁違いだったのには間違いない。それにすごいイケメンだったわね。でもね、私は今の旦那様の方が好きよ。ふふふ・・・」


「クローディアもそう思うか。実は私もだよ。私が惚れたのは蒼太だからな。」

デウスも嬉しそうに俺を見ている。抱きつき首に腕を回してきた。

「これでお前のパワーアップは終わったぞ。封印コードを解除してしまったから、次からは簡単に天使の姿になれるぞ。本当にお前は面白い、さすが私が唯一惚れた男だ。研究し甲斐があるから一度解剖してみるか?新たな発見があるかもしれないぞ。ふふふ・・・」


俺の背筋に冷や汗が流れる。こいつなら本気で俺を解剖するぞ!

「デウス、それは勘弁してくれ。いくら何でもそこまでは協力出来んぞ。」


「ふふふ・・・、冗談に決まっておるだろう。本当にお前は私をどう思っているのだ?こんな失礼なヤツはこうしてやる!」

デウスがいきなりキスをしてきた。

唇が離れるとニヤリと笑う。


「今度は私の方からキスをしてみたぞ。積極的な女はどう思う?しかし、私がこんなにもお前に依存するなんて思ってもいなかったな。感情とは本当に面白い。」


「デウス様ぁぁぁ・・・」

げっ!クローディアの視線が怖い!

「イチャイチャはそろそろ止めましょうね。折角静かになったお邪魔虫が少しずつ動いていますよ。邪魔される前に話を進めましょう。」


上を見ると、確かにエリーがモゾモゾと動いている。すぐにでも復活するかもしれないぞ。アイツが復活するとまたややこしくなりそうだから、さっさと話を終わらせないとな。

デウスが真っ赤になって俺から慌てて離れた。

「おほん!済まない。それでは冷華、雪、やっとお前達の番だよ。」


デウスが何かを取り出した。その手には2本のネックレスが握られていた。

評価、ブックマークありがとうございます。

励みになります。m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ