フェンリル族の里56
はっ!ここは?
見知らぬ天井・・・、ちっがぁあああっう!天井に俺の顔写真が大量に貼り付けられている。
ここはアレだ、例の部屋だ!はぁ・・・、生身で目が覚めていきなりコレは精神が削られるぞ。何が楽しくて大量の自分の顔に見つめられて目を覚まさなきゃならん・・・
何気なく横を見ると・・・
フローリアがベッドの脇の椅子に座ってニコニコしながら俺を見ていた。
「旦那様、やっと目を覚ましたのですね。でも、こうやって旦那様の寝顔を見ているのも幸せでしたよ。旦那様の凜々しいお顔にどれだけキスをしたかったか・・・、ちゃんと我慢していた私を褒めて下さいね。」
あれは夢だったのか?
いや、絶対に違う。あれは現実に俺の魂の世界での出来事だ。
じゃぁ、今のフローリアは本当に大人しいが、やはりヤバイ状態なのか?暴走状態を抑えているのでなく、その状態で平常に振る舞う技を身に付けたのか?息をするようにあの状態の力を使える・・・、これが本当なら、ご先祖様の言う通りヤバイ存在に間違いない。
「旦那様、お腹が空いたでしょう?私が心を込めて食事を作りましたよ。さぁ、一緒に食べましょうね。」
フローリアがそう話したので少し離れたところにあるテーブルに目を移すと、テーブルの上に大量の料理が並んでいた。春菜達と違ってこんなに食べられるかい・・・
でも、フローリアの料理の腕は今や一級品だ。どれも美味しいし、好き嫌いの多いあの美冬でさえ残さず美味しそうに食べるくらいだ。俺もいつも以上に食べてしまうかもしれないな。
今のフローリアは本当に大人しい。さっきまでの不安は杞憂だったのか?
それとも、嵐の前の静けさか・・・
フローリアと並んでテーブルに座って食事をしている。フローリアが俺に料理を取ってくれて「私が食べさせてあげますよ。旦那様、はい、あ~ん」と言って食べさせてくれた。
傍から見ると本当に甘々な空気だよ。人前では恥ずかしくて絶対に出来ない。2人っきりだからこそ出来る食事だよ。本当に俺の事が好きで尽くしてくれるんだな。最近は色々と急がしかったし、春菜達の目もあったから、こんな事はかなり久しぶりだよ。
俺が食べている姿をニコニコ微笑みながら見つめてくれている。あの凶悪な殺気は微塵も感じられない。
心から俺と夫婦2人っきりの食事を楽しんでいみたいだよ。
どうやら警戒し過ぎていたみたいだ。無事に帰れるのではないのかな?
だが、この部屋というのが心に引っかかる・・・
何事も無く食事も終わった。さすがに全部は食べきれなかったので、残った分はフローリアの異次元収納に保管してもらった。フローリアを観察していたがいつも通りの様子だな。
「フローリア、そろそろみんなのところに戻ろうか?みんな心配しているだろうしな。」
フローリアがニコッと微笑んでくれた。
「そうですね。あんな大変な事もありましたし、ちゃんと私達の無事な姿を見せないと心配でしょう。では旦那様、戻りましょうね。」
良かったぁあああああああ!フローリアがまともだ。神様!ありがとうございます!
疑って本当にスマン!そんな風にお前を見ていた俺が悪かった。
「な~んてね。帰りませんよ。」
「へっ!」
フローリアがとても良い笑顔で俺を見つめていた。
「甘い!甘い!甘いですよ、旦那様ぁあああああああ!今まで甘々な雰囲気にしていたのは、私の気持ちを最高に高める為ですよ!あぁ、とても最高に幸せな気分です!」
全身からドス黒いオーラが噴き出し、触手のようにうねって俺の全身に絡みついた。
「旦那様、もう逃げられませんよ。絶対に・・・」
「さぁああああああああ!旦那様ぁあああああああああ!今から私が旦那様にたっぷりと愛情を捧げますわ!もう私しか愛せないくらいに濃厚にね。」
「あぁ・・・、最高です。旦那様を私色に染め上げるのね。私しか考えられないように・・・」
ジワジワとフローリアが迫ってくる。涎を垂らし狂気の表情で・・・
神よ!俺を見放したのかぁあああああああああああ!
「旦那様、時間はたっぷりありますからね。ふふふ・・・」
ガラガラと俺の精神が音を立てて崩れていく。俺は全てを諦めた・・・
1週間後の朝、蒼太邸リビング
「俺の予想だと、そろそろ戻って来ると思うんだけどなぁ~。あと1週間延長になるのかな?」
凍牙がリビングのソファーに座っていた。
「う~ん、フローリアお母さんならあり得るわね。そうなると、お父さんが可哀想過ぎる気が・・・」
「でも、どれだけ時間がかかっても、お父さんなら無事に帰って来ると思うわ。だって私のお父さんだから心配をするだけ無駄だと思う。だから凍牙さん、今はこうして寄り添っていたい・・・」
大人の姿になったサクラが凍牙の右側に寄り添っている。とても幸せな表情だ。
「でもね、私はもう戻って来ると思うよ。お母さんから聞いたけど、さっきフローリア様から連絡があったって。何かとても嬉しそうな声だったみたいよ。」
「サクラ姉さん、それとお母さんから伝言よ。姉さんと私は大人の姿になったから、もう甘えは許さないって。数日後にはフローリア様のところでシスターズと一緒にちゃんと働きなさいとね。『働かざる者、食うべからず』と言われたわよ。」
凍牙の左隣にガーベラが大人の姿で凍牙に寄り添っていた。
母親譲りの美貌を更に美しくした感じで、フローリアやクローディアと一緒に並んでも見劣りしない程の美人に成長していた。
「ガーベラ、分かってるわよ。でもね、今は昨夜の余韻に浸りたいの・・・、あなたも分かるでしょう?とうとう私達は凍牙さんと結ばれたから・・・」
サクラが頬を赤くして凍牙を見つめている。ガーベラもうっとりとした表情で寄り添っていた。
「そうね・・・、姉さん・・・、私達は幸せよ・・・」
離れたソファーで冷華達が座っていた。
「サクラちゃんにガーベラちゃん、2人揃って幸せそうね。う~、石をぶつけたいわ。私の凍牙を独占して・・・」
冷華がギリギリと歯を鳴らしながら凍牙達を見ている。雪が冷華の肩をポンポンと叩きなだめていた。
「まぁ、冷華、我慢しなさいよ。あなたが1番凍牙さんにくっついているんだから、たまにはあの子達にも譲らないとね。それに凍牙さんも頑張っているんだから。蒼太さんが戻って来ないから、創造神様の手伝いも蒼太さんの代わりにしているし、私達の事も偏りがないようにかなり気配りもしているんだからね。分かるでしょう?どっかの誰かさんのヤキモチが凄いからねぇ~」
そう言って、冷華を生温かい目で見ている。
「ま、まぁ・・・、雪の言う事も分かるわ。」
レイラもうんうんと頷いている。
「そうだよ冷華。凍牙さんは誰も独占出来ないからね。みんな平等に愛情を授けてもらわないといけないわ。みんなで約束したでしょう。」
そしてお腹をさすりながら微笑んでいる。
「ふふふ、私もこの1週間で何回も愛してもらったわ。早く生れないかな?」
冷華が驚いた表情でレイラを見ていた。
「レイラ・・・、まさか、もう妊娠したのが分かったの?あの初めての夜から1週間しか経っていないのよ。それから何回も私と一緒に凍牙と夜を共にしているけど、いくら何でも早過ぎるわ・・・」
「さすがにまだ分からないわ。でもね、私は子供を授かった・・・、そんな予感がするの。ふふふ・・・」
レイラが嬉しそうに冷華に微笑んでいた。
「姉さん、あちらは楽しそうね。でも、私達も同じか・・・」
ミツキとミヤコが並んでソファーに座って冷華達を微笑ましそうに見ていた。
「そうね、まさか私達がこんな事になるなんて、里にいた頃には思いもしなかったわ。ミツキが変になった時は驚いたけど、今こうやって思うと、この結末になるように最初からそうなっていたのかもね。ただ出会うのではなく、お互いに本気でぶつかって理解しあう事も蒼太さんのご先祖様は計画していたのでしょう。」
「姉さん、そうかもしれないわ。おかげで今はみんなと仲良く出来ているからね。里も良かったけど、今のこの結婚生活は充実しているわ。好きな人と一緒にいられるなんて、こんな幸せな事はないわ。そして、私を救ってくれたフローリア様には感謝しきれない・・・、私は一生フローリア様に付いていきますね。」
「ミツキ、私もそうだよ。母さんもキョウカもそうでしょうね。」
「それと、アヤから聞いて驚いたけど、私達と一緒に戦っていたあの子達も、蒼太さんのご先祖様の時代は凍牙さんの妻だったとはねぇ~、リッカ、ヒナタ、マミ、ミホ、シズクの5人がね。ご先祖様の生まれ変わってもう1度みんなで一緒になろうとの想いを込めて・・・」
ミツキがニコニコしてミヤコに微笑んだ。
「姉さん、私達もそうだけどね。でもね、今は昔と違うわ。凍牙さんのご先祖は早くに亡くなってしまって、残された妻達は早々に未亡人になってしまったけど、今の私達には戦う力があるわ。平和な時代になったと言われているけど、私は研鑽を怠らない。好きなだけでは凍牙さんの隣にいられないわ。凍牙さんと一緒に歩んで一緒に戦いたい。それが私の選んだ未来よ。」
「ふふふ、ミツキも大人になったわね。1週間前のあの戦いがあなたの心を成長させたのかもね。サクラちゃん達に感謝しなさいよ。みんなで仲良く凍牙さんを支えていきましょうね。」
2人が見つめ合い微笑んでいたが、ミヤコがふと考え込むような仕草をし「ふふふ・・・」と微笑んだ。
「姉さん、どうしたの?」
「いえね、凍牙さんの今後の事を考えたらね。あの子5人の事は今は私達3人しかまだ知らないけど、凍牙さんの性格を考えるとねぇ、事情を知ったら間違いなくあの子達とも結婚すると思うわ。真面目な凍牙さんだからね。ミツキと冷華さんのヤキモチで苦労すると思うと、ちょっと可哀想かな?と思ってね。」
ミツキが真っ赤になっている。
「姉さん!だ、大丈夫よ・・・、わ、私は大人なんだから・・・」
ミヤコが楽しそうにミツキを見ていた。
「どうでしょうねぇ?ミツキは凍牙さんの事になったら後先考えないからね。冷華さんといい勝負よ。」
ミツキが更に真っ赤になってしまった。
「う、うううううぅぅぅぅぅ・・・、姉さんの意地悪ぅぅぅぅぅ・・・」
「こんな可愛いミツキなんて久しぶりね。ミツキ、この調子で凍牙さんを独占しなさい。お母さん、応援するわよ。」
2人が驚いて声のする方に振り向くと、ミナコがニコニコして立っていた。ミナコの後ろに族長とリンカが腕を組んで立っていた。
「母さん!どうしてここに?」
ミツキが驚きの表情でミナコを見つめていた。
「ほら、キョウカがおめでたじゃないの。ここの赤ちゃん用品の使い方を覚えに来たのよ。丁度、今は赤ちゃんもいるし、アヤの手伝いをしようと思ってね。こんな素晴らしい赤ちゃん用品なんて見た事も無かったわ。紙おむつなんておむつ交換の革命よ。それに乳母要らずの粉ミルクに色々とね、こんな素晴らしい物があったなんて、私の時も使いたかったくらいよ。キョウカの子育てには絶対に役に立つでしょうね。」
そして、ミナコがリンカを見つめている。リンカがポッ赤くなった。
「それに、リンカも自分の子供が欲しくて雹真さんと頑張っているからねぇ~、あの男嫌いのリンカが信じられないけど・・・、リンカも母親になったら必要でしょう?」
「ミナコ姉さん、それ以上は言わないで!恥ずかしくて死にそうよ・・・」
リンカが更に赤くなった。
「そういう事よ。育児は覚えておいて損はないからね。それに、ここの料理も素晴らしいわ。好きな人には美味しいものを食べさせたいじゃない。だから、私達やキョウカ達が交代でここでお手伝いをする事になったのよ。これで、いつでもみんなと会えるわね。」
「「母さん・・・」」
2人がポロポロと涙を流している。ミナコが優しく微笑んだ。
「一度はみんなバラバラになってしまったけど、こうやって元に戻れたわね。再び私達を繋げてくれたフローリア様には感謝しかないわ。」
2人が頷いた。
「分かっているわ、母さん・・・」
「私達も受けた恩は忘れない。一生かけて恩を返すつもりよ。」
厨房ではミドリ達がせわしなく動いている。
ミドリの他にシズカ、マドカ、シスターズの2人が朝食を作っていた。
「いやぁ~、それにしてもこの人数の食事は本当に戦争だよ。私達スキュラ族は家事も出来るといってもさすがに大変ね。これをララ様とミドリ様の2人でこなしていたなんて信じられないわ。さすがパーフェクトメイドと言われるだけあるわね。」
メイド姿のマドカがヒイヒイ言いながら野菜を刻んでいる。
「マドカ、文句は言わないの。口を動かすより手を動かしなさい。」
エプロンを着けたシズカが次々と手際よくオムレツを焼いている。
「はい!姉さん。」
「それにしても、シズカ姉さんの料理の腕は凄いわね。私も負けられないわ。蒼太さんの奥さんになる為にも頑張らなくちゃね。シオリもエミもそうでしょう?」
メイド服のシスターズの2人も頷いていた。
「そうですよ。私達も早くお嫁さんになりたいんだから。」
「ここでの仕事は花嫁修業に最適ですよ。あぁ・・・、蒼太様、早く私を迎えに来て下さい・・・」
「すみません、ルルが朝からぐずってしまって手伝えなくて・・・」
1歳になったルルを抱きながらララが厨房に顔を出した。隣にはガーネットを抱いたアヤも申し訳なさそうに立っている。
「私も手伝えなくてすみません。本当は今日は私が当番だったのに、シズカ姉さんが代わりになってしまって・・・」
シズカがニコッと2人に微笑む。
「アヤ、良いのよ。フローリア様がいない今は、ガーネットちゃんの世話はフレイヤ様かアヤなんだからね。私達の中ではあなたが1番適任だし、あなたは子育てが1番大事だから気にしないで。それに、私は戦いよりもこうやって料理を作る方が好きだからね。」
シズカが少し暗い表情になった。
「はぁ・・・、旦那様・・・、早く戻ってこないかしら・・・、結婚したと思ったらずっと帰って来ないし、シズカは淋しいです・・・、旦那様には私の自慢の手料理を食べてもらいたいのに・・・」
アイリスがポツンと1人でソファーに座っている。
「はぁ・・・、パパ遅いなぁ~、もう待ちくたびれちゃったよぉ~」
春菜とクローディアがそっとアイリスの両隣に座って、春菜がアイリスを優しく抱き寄せた。
「アイリス、元気を出しなさい。そんな顔をしていたら蒼太さんが見たら心配するわよ。いつも元気があなたなんだからね。」
「春菜ママ・・・」
「そうだぞ、お前は私のマスターであり、親友であり、蒼太さんと同じ妻であり、私の恋のライバルでもあるからな。まぁ、今のお前なら簡単に私の勝ちになるけどな。」
「それに、旦那様に時魔法をかけてもらって大人にしてもらうんだろう?そんなに元気が無い状態だと、旦那様も心配して大人にさせてくれないぞ。」
「クローディア、ありがとう。私が元気が無いのはパパ成分が枯渇してるだけだからね。パパが戻ってきて抱きつけば、しばらくすれば回復するわよ。パパ成分が私の気力の元なんだから。」
「ははは・・・、そう・・・」
クローディアも春菜も苦笑いしている。
「いつものアイリスね、心配して損したわ。」
クローディアが嬉しそうにアイリスを見ていた。
時間は少し遡る。
この部屋に監禁されて1週間経ったか・・・
それにしても、本当に幸せそうな顔で寝ているよ。
フローリアは俺の腕を腕枕にしてピッタリと寄り添って眠っている。そろそろ腕が痺れてきたよ。
いやぁ~、あのフローリアは凄かった。フローリアが襲ってきてから3日間は大変だったよなぁ・・・
(自主規制)な(自主規制)で(自主規制)・・・
ええい!自主規制ばかりじゃないか!
まぁ、文章にすると間違いなく運営から削除されてしまうから、作者も怖くて書けないのは仕方ないな。
下手すれば俺達の存在自体が削除されてしまう。それだけは勘弁してもらわないとな。
あの最高に暴走したフローリア必殺の快楽の猛攻に耐えて耐え抜いて、精神が壊れなかった自分を褒めてあげたいよ。
溜まりに溜まったものを全部吐き出したのか、それからは本当に大人しくなったよな。表情も憑き物が落ちたみたいにスッキリしていたし・・・
でも帰してくれないんだよなぁ・・・、まだ満足していないのか?
それとも、またあの怒涛の攻めが始まるのか?
今度は自我を保てる自信が無いよ・・・
大人しくなってからは、フローリアはずっと俺にピタリと寄り添っている。食事の時もピタッと寄り添って食べさせてくれるし、食事以外はずっとこうして2人でベッドの上で寄り添って横になっている。さすがにトイレやシャワーまで一緒には来ないけど(本当は一緒に付いて行くと駄々をこねていたけど、これは断固拒否した)、4日間ずっとベッドの上で2人っきりでフローリアが抱きついていた。
ここまでずっと抱きついていて飽きないのか?
これがハイパーヤンデレの性癖の1つなのかなぁ・・・
ご先祖様やブルーまでが恐れるフローリアだけど、俺は不思議と嫌ではない。むしろ好きだ。ここまで俺に惚れてくれているのもあるけど、真っすぐなフローリアの気持ちに応えてあげたい俺もいる。
本気で俺1人を独占したいのなら、いくらでも方法はある。自分以外の妻を認めないのは当然だろうけど、フローリアはそれはしてない。むしろ、俺の立場を考えて妻が増えるのも容認しているしな。
フローリアくらいになると俺を精神操作するのも簡単だろう。フローリアしか考えられない俺、フローリアしか愛せない俺、等々と色々と出来るはずだ。俺の知識にあるヤンデレなら、それくらいの事は平気でするぞ。自分以外の女は認めない考えばかりだし、自分以外の近寄ってくる女は全て皆殺しの話もあったなぁ・・・、かつてのガーネットもそうだったよ。
でもフローリアはそんな事はしない。真っすぐに自分の気持ちを正直にぶつけてくるだけだ。
ヤンデレには間違いないけど、少し変わったヤンデレだよ。
フローリアが排除する者は俺達に悪意がある者だけだ。
純粋な気持ちで俺を好きになってくれる相手には寛容だし、むしろ一緒になる事を勧めてくるし・・・
確かにフローリアの愛はとても重いが、心の広いヤンデレなんだな。
スヤスヤと眠っているフローリアの顔が目の前にある。
不器用だけど真っすぐなフローリアが可愛く思えるし、とても愛しい・・・
フローリアのおでこに軽くキスをした。
愛しているよ、フローリア・・・
お前が1番だよ。
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