☆ 登場人物紹介(基本メンバー) ☆
こちらは毎度おなじみの登場人物紹介、ということで。
シリーズ常連のメンツをここに紹介しています。
リアンカ・アルディーク
本作の主人公、18歳。
魔境唯一の人間の村「ハテノ村」の村娘にして薬師。
だが従兄は現役バリバリの魔王様(過保護)。
背後に控える保護者はリアルにラスボスなので、誰かに酷い扱いを受けた経験に乏しい。
ありとあらゆる状態異常を無効化する体質で、従兄で見慣れて美形に対する耐性も高い。
戦闘能力は低いが、おそらく魔境で最も殺害が難しい女の子☆
愉快犯っぽいところがあり、(自分以外の誰かの)体を張ることも厭わない。
不意を突いても突かなくてもネタに走りがち。皆様の予想斜め上を突ければ幸いです。
性格は良い子と酷い子の境界線をふらふら行き来する自由人。
女神に攫われた勇者様を助けに天界に突撃する気満々である。
それを考えると友達思いと言えるかもしれない。
ライオット・ベルツ(勇者様)
たぶん本作の ヒ ロ イ ン (♂) 20歳。正統派超絶美青年。
キラキラ超人類不憫科女難亜目。感想欄では『不憫様』の別名でおなじみ。
本作の貴重なツッコミ。魔境の秩序は君の安定したツッコミにかかっている。
……嘘です。ツッコミ頑張ってるけど、別にそれで秩序が保たれている訳でもない。
おおむね誰かの被害者人生を驀進中。
勇者だけど、とりあえず実力的な問題もあって魔王を倒せそうにはない。
ヒロインと言いつつ、彼の人生がハッピーエンドを迎える保証もない。
恵まれた素質を多く持っているが、だからといって夢と希望が叶うかといわれると目を逸らしたくなる。
彼の今までの人生はストーカーとの戦いの歴史であり、バッドエンド神回避の連続であった。
幼少期から積み上げた数々のトラウマにより、肉食女子には恐怖しか感じない。
とりあえず彼の恋愛成就は神殺しよりも難易度が高い。
高いというか神を倒さねば活路は開けそうにない。
現在、彼が乳幼児の頃に目を付けたという美の女神に拉致られ中。貞操の危機が危ぶまれる。
一応、本来は西の大国の王子様(世継ぎ)。
生まれた時から陽光の神・美の女神・愛の神・幸運の女神の加護を得ている。
しかし幸運の女神の加護という補正ではカバーしきれない程に運が悪い。
バトゥーリ(まぁちゃん)
本作のヒーロー(笑)、22歳。妖艶系超絶美青年。
リアンカちゃんの従兄にして、魔境を統べる最強の魔王陛下。
大陸最強の人外の割に性格は気さくで面倒見の良い兄ちゃん。
子供の頃の悪戯好きが残っており、リアンカちゃんとは共犯の関係。
リアンカちゃんが幼少の頃から常につるんで魔境の方々へ遊びに行ったり悪戯したりと、かなり自由奔放にのびのびすくすく逞しい子供時代を駆け抜けた。
恐らくリアンカちゃんの人格形成に最も影響を与えた人物。
だけど時々リアンカちゃんの異性に対する無防備さだとか無頓着さだとかに頭を抱える。
重度の兄馬鹿を患っており、リアンカとせっちゃんへの過保護ぶりは国を滅ぼす勢いである。←※他国
リアンカちゃんとせっちゃんの為なら体を張るのも厭わない。
二人の為に、過去、ネタに爆走した女装を披露した実績を持つ。
面倒臭がって仕事を脱走したり、勇者様を適当に扱ったり、ジャガイモ畑で一所懸命に芋を育てたり、他人事だからとかなり投げやりでいい加減な態度を取って勇者様を惑わしたりする。
とりあえず勇者様では討ち取れそうにない、実力天元突破な魔王様である。
面倒見が良いので手加減して勇者様に修行をつけてあげたり、ボードゲームで勇者様と一緒に遊んでいたり……そんな日常に違和感がなくなった頃から、勇者様はもう終わっている気がする。
割と怖いモノは無さそうというか弱点なんて無さそうだけど、生理的にムカデのビジュアルが受け付けないらしい。
セトゥーラ(せっちゃん)
魔境に咲いた可憐な黒百合。黒髪銀目のお姫様な超絶美少女、16歳。
リアンカちゃんの従妹にして、まぁちゃんの実妹。
魔王の妹なので身体能力や魔力等々優れていることは間違いないが、色々と未知数。
天真爛漫で純粋無垢と言ってしまえばそれまでだが、要は凄まじい天然少女である。
年齢の割に言動が幼いのは周囲が過保護にし過ぎたせいか、それとも本人の資質か。
良い子であることは間違いないが、時として無自覚にやらかす子でもある。
ロロイ
竜種の頂点、真竜族の御曹司。13歳。
リアンカの使役。
幼少期をリアンカやせっちゃんに育てられちゃった青年。
現在は竜の谷で修行中の筈だが、近頃は何かとリアンカちゃん達の傍にいる。
早くリアンカちゃんの元に帰りたくて新記録を作る勢いで竜の長達が出す試練を片付けまくっているようだ。
真竜の子は長達の出した試練を段階的に突破し、その達成度合いに応じて成長していく。
子によっては百年二百年かけて成竜になるところを、ロロイはあと一つで成竜になれるらしい。
お陰で外見も13歳という実年齢に反して既に青年のものとなっている。
ずっと年下だけどリアンカのことをよく心配しており、凄く懐いて(?)いる。
時としてリアンカの『お友達』である勇者様に殺気を放つほど。
いろんな意味で放っておけないリアンカと一緒にいた為か、面倒見は良い方。
リリフ
竜種の頂点、真竜族の姫君。13歳。
せっちゃんの使役。
幼少期をリアンカやせっちゃんに育てられちゃった女の子。
現在は竜の谷預かりで修行中の身だが、ロロイ同様以下同文。
早くせっちゃんの元に帰りたくてロロイに次ぐ勢いで竜の長達が出す試練を片付けまくっている。
お陰で外見も13歳という実年齢に反して既に大人に近い。
せっちゃんに対して常に忠義第一で心配性。
本人はしっかりしているつもりだが、方向音痴なのが玉に瑕。
単独行動をすると大概迷うので、幼少期から移動の際はロロイに手を引いてもらっている。
リーヴィル(りっちゃん)
まぁちゃん(魔王)のお目付け役、28歳。
黒山羊一門と呼ばれる死霊術に特化した魔族の青年。
14歳の頃からまぁちゃんに仕えており、当然の如く振り回されまくっている。
20歳になる頃にはもう達観して連れ回されていた。
外見は銀縁眼鏡の似合う怜悧な黒髪青年だが、中身は大概おかんである。
普段は温厚だが、特定のネタに過剰反応して『闇討ち仮面』と化す。
ヨシュアンに対しては特に容赦がない。
ヨシュアン(カリスマ☆エロ画伯)
まぁちゃん(魔王)直属の軍人で、特に情報戦に強い25歳。
こんなことを書くとまるで真っ当な軍人さんのようだが、その真価は副業にある。
魔境の野郎どもの欲望と野望を深く追及する求道者であり、彼が歩む道のりは『エロ画伯』の異名と共に広く知れ渡っている。要は、副業でエロ本を書いている。
副業のインパクトが強過ぎて他の色々が吹っ飛ぶが、本人は様々な才を持つ有能な人物である。
緑の巻き毛が愛らしい、15歳くらいの美少女に見える鳥魔族。
その外見まで含め、色々と業の深い人物である。
サルファ(本名:フィサルファード・フィルセイス)
色々な意味で軽薄な元旅芸人(軽業師)の青年。
母方の祖母が魔族の養い子だった縁で、性根を叩き直すという名目で魔境に送り込まれた。
初対面時の印象が最悪だったせいで、リアンカちゃん達からは結構ひどい扱いを受けている。
しかしめげることもへこたれることもなく、どんな扱いを受けてもさらっと流している猛者である。
ある意味で勇者と讃えたくなるような勇敢さを発揮することも(やんちゃ武勇伝系の意味で)。
色々と多彩な青年で、旅芸人時代に磨いたヘアメイクから錠前破り、忍者ごっこまでお手の物。
実は人間の国の、武門の家柄の跡取りである。