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「 序 」

 これはわたしが、今より少しだけ若かった頃の話しだ。

 若いといっても、三十二。それほどでもない。

 

 あの当時。わたしは何となく暮らしていた。

 お給料をもらう為に、朝になると職場へ行き、五時半になると仕事を終えた。

 恋人とよべるひとは、もう長い間いなかった。そうなると、男のひとと親密な関係を結ぶのはなんだか面倒になってきて、このまま(しばら)くひとりでもいいなと感じていた。

 家族からは独立し、腹を割って話せる友人もちかくにはいなかった。

 そんな頃。

 わたしはひとりの河童に出会ったのだった。


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