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ある家族の失踪〜神話より抜粋〜
また違う世界では…
日本という国…
そこには、人間しか見当たらない…
それもそのはず……この世界には獣人やエルフといった者達が…存在しない。
そんな世界のとある地区…
そこには…一つの家族がいた。
父、母、兄、妹。
四人兄弟である。
その家庭は…笑顔に包まれていた…。
兄は高校三年、妹は高校一年…
しかし…
ある日、悲劇が起こった…
学校の昼休み、皆が食事をとろうと食堂へ…
ガヤガヤ…
ガヤガヤ…
?「今日も賑わってるなー」
?「はーい、お待ちー」
?「おばちゃん、早くー」
「な、なんだ⁉︎」
「地面が光ってる⁉︎」
ーーーカッ!!!!ーーー
「きゃー⁉︎」
…その食堂にいた、全員がもとからいなかったかの様に……
ーー消えた…ーー
人々は驚愕し、泣き…
全員が事実を事実として捉えられていなかった。
警察などが人類の知りうる事、全てを使い
事件の真相をつかもうとした…
そして何も分からぬまま…
忘れ去られていった…
まるで何かを隠すかのように……