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第77話:襲名 え、エルフの貴族ですか

試験勉強と壁にぶち当たって更新が遅くなっています。

更新時期が延びています。

出来るだけ頑張りますのでよろしくお願いします。

 レベルアップするぞと言ってもなかなか簡単にいかなかった。

周囲はほぼ狩りつくした感が在り沼地などめんどくさい所ばかりが残った。

 バード領の地下迷宮を探索するにしても先にマックス王子に一度会う必要がありまったく進展していない。

 『神殺しの神剣』俺達だけで探してもいい気がするが、王子を手助けしてくれと頼まれたので一度会ってから探索するのがいいだろう。


 アルトシュタインに行って王子と会う必要があるな。

 手が空いている人物は誰だ。


 メルカバは毎日ドワーフ戦士の所に通っているので無理だな。

 マリーヌとビッキーも忙しそうだし、スカーレットも宿のリニューアルで忙しそうだった。

 ベニーとボニーだな。


「ちょっとアルトシュタインまで行ってくるよ。ベニーとボニーを借りていいか。」

「ちょっとの距離じゃないでしょ。」

「1週間もあれば付くから大丈夫でしょ。」

「そうじゃなくて、危険なので全員召集します。」


 どうも、俺のパーティメンバーは俺を過保護に扱う、マップでルートを確認したが危険な敵は見られなかった。


「道中に大した敵はいないから大丈夫だよ。やばかったら次元リングで帰ってくるから。」

「じゃあ紹介状を書いてもらいます。」


 マリーヌはテキパキ旅行の準備をしてくれる。




――――4日後―――――

 3人は焚き火を囲んでいる。

 リクはパンにスープを漬けながら


「大した敵はいないっと言ったが本当に大した敵がいないな。」

「安全な旅なら文句無いでしょ。」

「レベルアップしたいんだよ、問題なく倒せて経験値が多い怪物が出ないかな。」

「「そんな都合いいの出るわけないでしょ。」」


 マップを確認すると敵は少ない、いてもゴブリンなどの俺が倒しても経験値にならないような弱い怪物ばかりだった。

 アルトシュタイン城付近にマップを合わせる。

 

 流石に大都市、エネミーマーカーが点在している、ただし、レベルが高そうな敵はそれほど多くないと思っていると。


「あ、これヤバくね。」

「何がヤバいのですか。」

「怪人蛸男って確か要注意モンスターだよね、それとダークエルフの混合パーティがいる。」

「ちょっと、何処にいるんですか。」

「アルトシュタインにいる。」


 出来るだけ急いでアルトシュタインに向かう事にした。

 3日後アルトシュタインに着き直ぐに宿を取る、一番大きな部屋だ。

 宿の主人は「両手に花ですね。」と言われたがそれど頃じゃないのでチップを多めに渡して周りの部屋も押さえた。

 連れがあと数人泊まる予定だと言って部屋に入る。


『次元リング』を設置して起動すると見慣れた宿屋の風景が現れる。


「マリーヌこっちに何人来る事ができる。」

「私と、スカーレットなら今直ぐにでも、ビッキーとメルカバは明日の昼までには呼べます。」

「そのメンバーでいい直ぐに来てくれ。」


 ここまで急ぐには理由がある、この3日間で敵の数が倍に増えているからだった。

 盗賊や、兵士など雑魚から、兵士長や騎士長などのレベルの高そうな者まで増えている。


 確かビッキーの話では怪人蛸男は知性のある者を洗脳して手下に加える能力が有るとか。

 ダークエルフ以外にも石蟹人などを連れていた、カニのような甲羅を持った人型の怪物で剣が通らないとか。

 怪人蛸男が他のクリーチャを操っていると推測された。


 『次元リング』を超えて来たマリーヌが巻物を渡してきた。


「今朝、例の日本人から渡し忘れたと渡されました。」

「カンザキからかな。」

「はい、エルフの貴族からアイテムの対価と言っていました。」


 カンザキにも『次元リング』を渡している、これを使えば手に入れたアーティファクトを直ぐに集める事ができるからだ。


 蝋印にはエルフの紋章が押されていた、中身を見ると。


「これ駄目じゃね。」


 マリーヌに見せると、彼女は目を大きく見開き「これは権利書ですね。内容を知らなくても渡すの忘れちゃ駄目な物ですよね。」と呆れ顔。


「たぶん自分達以外に興味が無いんだよ。でもこの権利書どうしようかな。」

「この内容はちょっと問題があると思います。」


 結局はこの対価はお返しする事とにした。


 マップを確認すると怪人蛸男達は城の中に潜入していた。


「のんびりしている暇は無いな、城に行くぞ。」


 城に着くと紹介状を元にマックス王子に面会を求めるが、なかなか通してもらえなかった。

 やっと城の中に入ること1時間、応接室らしき所で待たされること1時間たち現在に至る。

 蛸男とダークエルフの数名は城の中心に進んでいるこれ以上は待っていられない。


「通してくれ、今直ぐに王に会う必要がある。」

「こら、これ以上先は許可無く通せん。」


 兵士と押し問答をしていると強そうなエルフがやってくる、あいつはエルフ貴族のザナドゥだ。


「何をしている。」

「ザナドゥ良い所に来た、今すぐ王に謁見をしたい。」

「なぜお前がここにいる。王と謁見中じゃないのか。」

「何言ってんだ俺は今ここに着いたばかりなんだよ。」


 兵士達もザワザワしている、ザナドゥは顔色を変えて走り出す。


「リク付いて来い。」

「どうしたんだ。」

「お前に化けたやつが王と謁見している。」


 兵士の間を走り王のいる部屋に出る、王と商人らしき人物が剣か何かを手渡している所だった。


「ザナドゥ何事だ。」


 王の横にいる人物が声を荒げる、後で知った事だがマックス王子だ。


「そいつはリクじゃない、直ぐに離れろ。」


 リクらしき人物、と言ってもスラリとした背の高い人物で、ずんぐりむっくりの俺とは全然違う、そいつは短剣を取り出すと王に飛びかかる。

 王は右腕に攻撃を受けるが命に別状はなさそうだ。

 マックス王子の斬撃で弾き飛ばされ俺の前に来る。


「そんな鈍らで俺の武器を語るなんざ100年早い。」

「この剣の何処が鈍らだ。」


 変身が解けたダークエルフが襲ってくる、剣と短剣の二刀流だ。

 合言葉を唱えて盾を空中に浮かべ攻撃を弾く。  


 ボニーが俺の前に割り込むが現在は武器を預けていて素手だ。

 取り出し口に手をいれ「これを使え。」予備の武器を取り出し渡す。


 ダークエルフの剣は、『影剣』普段は+1のショートソードだが、闇の中や相手の死角からの攻撃時には+4のボーナスを与える特殊武器だ。


「こっちの使っている剣は『影剣』のバージョンアップ版『影剣』+5と『光の剣』+5だけどな。このぐらいのアイテムを用意して欲しいもんだ。」

「ちっ、アーティファクトか。」


 ダークエルフさんは間違ってますよ、唯一無二アーティファクトじゃなくてバージョンアップ版です。

 マックス王子は剣を構えてこちらに来る、ダークエルフを挟撃するようだが膝を着いた王が「行くなマクシミリアン、刃に毒が塗ってある。」と言われて途中で止まる。


「鎧を着てい無いのなら下がってください。」


 俺達なら毒無効化の護符があるの問題ない、問題は偽リクの仲間達だ既に呪文を唱えている。

 ベニーが解呪の呪文を使うと次々に姿を現す、ダークエルフの魔法使いと戦士と僧侶、蛸男と、石蟹人。


 ダークエルフの僧侶は呪文を完成させると3体の巨大な蜘蛛が召喚された。


 スカーレットは既に1体の魔法使いの男に肉薄している、彼女の鉄拳が顔面を強打するが呪文は止まらない。

 俺は拳銃を取り出し撃つ、(精密射撃の特技のおかげもあり)スカーレットの隙間から銃弾は魔法使いに吸い込まれていった。

 銃弾+1火と銃弾+1氷の効果を受けてぶっ飛んで動かなくなった。


 蛸男はスカーレットに何か衝撃波を飛ばすとスカーレットはそのまま崩れ落ちる。

 スカーレットに近づく蛸男に矢が突き刺さるザナドゥが放った矢だ、その矢に火雷神聖の追加効果が発生する、燃え上がる顔を押さえて思わず後ずさる蛸男の前にこの国の騎士が立ちふさがる。


「客人に何をするんだ。」

「何を言っている良く見ろ、邪悪なやつらだぞ。」

「なんと言われても客人に手を出す事は許さん。」


 ステータスを確認すると魅了となっている。


「ザナドゥそいつ操られているぞ。」

「っち、どけ。」

「どかぬ。」


 押し問答をしている後からマリーヌが放った光の矢はダークエルフの僧侶がかき消す。


 悪い流れだ、俺は銃弾+5火雷氷神聖の弾のマガジンに変更して蛸男を撃つが石蟹人と大蜘蛛が邪魔をした。

 蛸男は何か呪文を唱えると僧侶と戦士と共に虹色に光消えてしまった。

 ザナドゥは石蟹人に矢を撃ち込むとその場で立ったまま絶命した。


 後を見るとまだボニーとダークエルフは戦っていた。

 お前だけ置いていかれたけどどうすると声をかけるとダークエルフは投降した。


 大蜘蛛も僧侶が消えたときにいつの間にか消えていたようで敵はいなくなった。

 操られている騎士団長や兵士長を捕らえて一件落着となったと思ったが、王が倒れる。


 切られた箇所から黒色が侵食していた。

 直ぐに僧侶が毒消しの呪文を唱えるが効果は無かった。


「こんな強い毒は見た事がありません。」


 ちなみに俺の毒消しポーションも効果がなかった。

 こうしているうちにも黒い侵食はどんどん進んでいる。


「無駄だ、神の作った毒だ。蜘蛛の女神に捧げる供物となるがいい。女神のクエストは達成された。」


 マックス王子は切り捨てようとするが間に入り止める。


「呪いや病気じゃなく毒なんだよな。」

「女神の従者から直接賜った物だ、確実に殺す事が出来る毒だ。」


 毒か、毒の短剣を指に当てる「「何をしている。」」と全員の突込みが入ったが思ったとおり毒に犯されなかった。

 王のステータスは毒になっている間違いなくこいつは毒物なのだろう。


「俺は耐毒の護符を装備しています、毒にはかかりません。しかし、毒にかかってからではこの護符を付けても効果はありません。」


 ポイっとスロットマシーンに突っ込み分解する、少しの鉄と『蜘蛛の毒』に分解分された。

 難易度40とある、ダークエルフの持っていた他の毒を確認すると『ダークエルフの毒』難易度13、『ワイバーンの毒』難易度17、『蜘蛛の毒』はなかなか強力な毒だ。


「普通の毒と比べると2倍以上の難易度だ、呪文の達成値が毒に負けてるだけだな。でも、毒なら解毒ればいい。」


 奇跡の指輪を取り出し、両手に装備する。


「解毒、または毒の成分を体の外に取り出してくれ。」


 指輪の宝石が1個が黒ずみ青い光が王の体を包み込む、黒色の侵食が徐々に薄らいでいった。

 

「何だ、宝石1個で解毒できたのか。」

「何をした!!」


 ダークエルフは叫ぶが「奇跡の呪文で解毒した。」と言ったら黙ってしまった。


 王は、マックス王子の肩を借りて立ち上がると俺に感謝を述べる。

 問題はダークエルフが兵士に拘束されたのと一緒に俺までも拘束されていることだ。


「何ですかこれ?」

「王の間には武器の持ち込みは禁止されているのじゃ。」

「父上今回は不問で良いのでは。」

「法に基づいて国を治めている以上不問には出来ない。」


 詳しく確認すると、王の間では貴族以外の者は許可を得ずに武器の持込みを禁止しているとか。

 ボニーは緊急で俺から武器を受け取ったので不問と成ったが、俺は武器の持込みで捕まったようだ。


「ダークエルフ達のようにこの武器を謙譲する予定だったでもだめかな。」

「許可を取ってない時点で駄目じゃな。恩赦があるから諦めて従うのじゃな。」


 ザナドゥが俺に話しかけてきた。


「リク、俺が送った権利書をだせ。」

「幾らなんでもあれは受け取れないわ、返そうと思ってるんだが。」


 ザナドゥはごそごそ出した権利書をひったくると読み上げる。

 権利書の内容はイエローウッドのエルフ村の譲渡と一代貴族の権利だった。

 つまり俺が生きている間エルフ村の領主を認めるものだ。


「こいつはリクが受け取った時点で効力を発揮している。これからはイエローウッドの男爵:エリンラウレヒアと名乗るがいい。貴族なら帯剣してても誰も文句は無い。」


 王はうんうんと頷いている、マックス王子は拍手をしている、他の者もつられて手を叩いている者がいる。


「ちょっと待て、俺が文句ある。いきなり領主とか言われても困るし、大体小さな村もらってもお前に渡したアイテムの価値と同等とはモガモガ。」


 ザナドゥは口を押さて耳元で囁く。(し、アイテムの支払いで領地を売ったことは内緒だ。それに捕まれば減刑されても鞭打ちぐらいはある、少し黙っててくれ。)


 王は内容を悟ったのか呆れた顔で、


「エルフの王には話して無いようですな。」

「50年ぐらいどうって事は無い、頭の固い親父には話しても理解せん。」

「もがー(文句あるぞ)」

「昔から無茶をするこの事は責任持たんからな。」

「もがー(話を聞け)」

「鼻たれ小僧の頃から面倒を見てるんだこれぐらい目をつぶれ。」


 ザナドゥに引きずられて俺は王の間を出た、こうして俺はエルフ村の領主(村長)となった。


異世界冒険 173日目


取得経験点


経験値:2750を得た。


総計経験値:51248


マリーヌ:Lv7→8Lv

ビッキー:Lv8

スカーレト:Lv7→8Lv

ボニー:Lv8

メルカバ:Lv9

ベニー Lv7→Lv8

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