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第4話:装備を整える

 明日の準備をしよう。

 少々暗くなったが、竹が生えている場所に行き細長い竹を何本か採ってくる。

 そして、台所に行き鳥の羽をもらう。

 

 スロットマシーンに座り何を作れるか確認する。


 弓の項目でライトクロスボウを選択する。

 呪文?を使って、成功2個、大成功1個増やす。成功確立は0.6*0.6*0.6=0.216 21.6%


『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ♪ピ♪』


 失敗した。もう木材が無くなりクロスボウは作れなくなった。


 クロスボウの矢を作ろうとしたら素材不足で作れないと出ている木材が足りないのか。

 おっ『アロー』はあるな、竹でも作れるようだ、鏃の選択は黒曜石or鉄、黒曜石を選択


『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ♪ピ♪』『チャラリーリー♪』


 12.5%なので、3本は出来るのかと思ったが23回目でやっと2本作成できたところで止めた。

 あーあ今日は不調だ、まあ基本運が良いほうでは無いのだけどな。

 寝て忘れよう。


異世界冒険2日目



 気がついたら朝だった。


 タッチパネルが光っていて呪文?が回復していた。


 昨日の矢を取り出すと、きれいな矢だった。矢尻は黒曜石を綺麗に割って作られている。

 弓が無いのでどうしようもない。


 スプモーニが迎えに来たので、急いで支度をした。

 バックパックを背負って装備はダガーと木の杖だけだから10秒で用意できるけれどね。


 下に降り朝飯を食べていると、2人が合席してきた。

 鉄の鎧を着たアメフト選手のような人はタルトゥフォ、魔法使いはジェラート女性だった。


「タルトと呼んでくれ」

「ジェラよ」


 綺麗だけれど、目つきの鋭い感じの女性だなと思っていたら。


「こんな素人入れたら死ぬわよ。」


 昔よくテレビで出てた占い師の「地獄に落ちるわよ」風に言われた。

 二人になだめられると、絶対に前に出るなと釘を刺された。

 ひょっとしてツンデレなのか、デレだけが良いのですが。


 タルトも心配なのだろう。


「さすがに防具無しでは連れて行けないな。」


 でもお金が無いと話をしていると、袋に刺さった矢2本を手に取り調べている。


「この矢どうした?」

「作ったんです。売って生活費にしようかと思ってました。」

「これ店で買ったら金貨7枚の価値はあるな、後で俺について来い」


 朝食後に顔なじみの武器防具店に連れて行かれる。朝早く営業しているのがすばらしい。

 朝早い旅人や狩人用に雑貨までも置いてある大きな店だな。

 日本の釣具屋に近いイメージかな。


「おやじ、これを見てくれ。」

「高品質の矢じゃないか。」

「こいつが作ったんだ。」


 紹介される。


「この矢を2本と、レザーアーマーと交換できないか。」

「レザーアーマーは金貨10枚、矢を2本半額で買っても金貨7枚で3枚も不足だ。」


 タルトは交渉上手で、最初に難しい注文をした後に簡単な注文を出して了解させ易くする話術を使っているようだな。

 そのまま売ると買い叩かれるのを売値半額で物々交換するように話をしている。

 最終的に厚手の布の鎧と食料など一式の商談をまとめ上げた。

 後でレザーアーマーは無理だったかと言っていたので、交渉上手は天然なのかも知れない。  


 布鎧を服の上から着ると暑い、夏は無理だな。

 前を空けておいて戦闘になる前に閉めれば良いらしい、不意打ちが嫌ならしっかり着てろと言われた。


 集合場所に行くと他に3つのパーティがいた。4人・5人・10人パーティだ。

 ジェラさんの説明ではパーティのレベルの合計が10であることが依頼を受ける条件で、報酬は金貨10枚。


 あれ?スプモーニは金貨2枚と言ってたけどひょっとしてピンハネかなと思っていると。スプモーニに複雑な計算を期待するなとジェラに言われた。


「あなたが死んだら割り切れなくなるから死んじゃだめよ。」


 人数で割るのは間違いじゃなく、死んだら残った人で割るらしい。

 ジェラは口が悪いが良い人のようです。


 各パーティの見回りポイントを確認して出発する。



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