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第41話:帰還

 宿に戻りのんびり出来るかと思ったが違った。


「リクさん大変です。」


 宿に着くなりランドが走って来た。

 内容は、ハーフオークのガリルの引取りのこと、貴族の偉い人が魔術師フィレンツェと来たこと、聖騎士のギーが犬を置いていったこと。


 大きな犬の名前はラッシーこいつは俺が飼うから問題ない。

 ハーフオークは、身元保証人のスカーレットに迎えに行ってもらった。

 問題は貴族だな、これは会いたくないな面倒事の予感がする。


 ラッシーと遊んでいると、スカーレットがハーフオークとが帰ってきた。


「リク殿ありがとうごぜいます。」

「俺何もしてないけどね。」


 メルカバがガリルに気づく。


「なんだガリル生きていたのか。」

「メルカバ姉さんこそ生きていて良かっだ。」


 結構酷い事をさらっと言うな、オークの社会は隠し事が少ないのかもしれない。

 メルカバとガリルは異母兄弟でお互いの無事を喜んでいた。

 マリーヌは現在オークから救出した者の保護の申請に出かけている。


 スカーレットに話があると呼ばれる。 


「ちょっとの間お客を泊めるのを止めましょう。」

「どうしてですか。」

「ガリルや、保護した人は泊まる所が無いでしょ。住む所が見つかるまで宿を提供します。」

「いいのですか。」

「商品の売り上げだけで暮らしていけるから大丈夫よ。」

「ご迷惑をかけます。」


 マリーヌが疲れた顔で帰って来た。


「お疲れ、何か問題でも起こりました。」

「リク明日にでも呼び出しあるから。」

「どこに呼び出されるの。」

「兵士の詰め所よ、オーク一団の状況の説明です。」

「説明に行ったんじゃないのかよ。」

「誰も信じてくれなくて、なかなか帰れなかったんですよ。」


 夜になり、宿を一旦閉めて皆と話しをする。


「少しの間ですが宿を閉めます。アイテムの販売だけは続けますのでよろしくお願いします。」 


 連れて帰ってきた人達の宿の提供と、就職先を探すまで宿を閉めることを説明した。


「あと、今回の冒険で得た金貨500枚はボーナスとして従業員皆で分けくれ。」

「最後に、今の宿の隣の敷地を購入して大きな店兼宿屋を作ろうと思うけれど、どうですかスカーレット。」

「ここの宿はどうするの。」

「従業員が増えているので、従業員の部屋と親子が住む部屋も大きく改装してはどうでしょうか。」

「いいわよ、でもボニーと結婚してね。」


 ピキーンと空気が凍りつく、ボニーも顔を赤らめる。


「冗談と受け取っておきます、ボニーが成人して自分を好きならその時に考えましょう。」

「私は成人しているわ。」

「子供は皆そう言うんです。」

「確かに約束したから忘れないでね。」

 

 いくら可愛くても自分の年の半分の女の子を嫁に貰うなんて想像できない。

 20歳にでもなれば好きな男の1人や2人ぐらい出来るだろうと思い流しておいた。


 こうして長い1日が終わった。




異世界冒険日36目


取得経験点


経験値:525を得た。


総計経験値:25556


マリーヌ:Lv4→Lv5

ビッキー:Lv3→Lv4

スカーレト:Lv3→Lv4

ボニー:Lv2→Lv3

メルカバ:Lv2→Lv3

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