第39話:結成
朝は良い匂いで目が覚めた。
スカーレットさんとボニーの親子コンビで朝食を作っている。
久々の再会だったのだろう、2人とも楽しそうだ。
俺は、抱きつかれているメルカバから脱出しなければいけないな。
よだれが俺の背中を濡らしている、綺麗な顔なのに残念だなこいつ。
「おい、メルカバ離してくれ。」
「うーん、王子様。」
「寝ぼけるな、俺王子じゃないし。」
メルカバから脱出して直ぐに茂みに駆け込んで行く。
「ふー、漏らすかと思った。」
マップを確認しながら、立ションする。
朝食を取り、本日の予定を皆と話をする。
平地の上空または森の上空を進むか、直線で山岳を進むかのルートの話をする。
ライセンからランスまで直線に戻るには山岳を越えなければならなかった。
回り道をするとランスに着くのは夜になる。
直線コースだと、暗くなる前に着く事は出来るが、途中にハーピーが居るんだよな。
「一般人がいるから安全を考えて回り道だよな。」
「「そうだな(ね)。」」
皆の意見を確認して一致したので回り道をする事にした。
「もう一日泊まる可能性を考えようかな、森はキャンプをするのに大変なので平地のルートで行こう。」
「了解。」
大きく山岳を迂回する。
夜になる前に適度な洞穴でキャンプの準備をする。
辺りも暗くなりボニーがスープを持ってきてくれる。
「こちらの世界は星が綺麗だな。」
「リクさんの世界では星は無いんですか。」
「いや、夜も昼と同じように明るいので星を見ることが出来ないだけだ。」
「今度連れて行ってください。」
知らない間にパーティメンバーに囲まれている。
「あれ?どうしたの。」
「リク貴方はふらっと何処かに行ってしまうような気がします。そのときは私達も連れて行ってください。」
「うん、皆元の世界帰るの手伝ってくれるなら約束しよう。」
「「はい。」」
「これからは全員が同じ仲間として年齢や身分、種族も無く平等に接していこう。」
「「はい。」」
こうして、正式にパーティを結成することに成った。
異世界冒険日35目




