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第33話:オークの捕虜

 オーク達は岩陰に隠れている。

 小声で話す。


「予定通りハーフオークを残して攻撃するぞ。」

「はい。」


 リーダのオークが辺りを見回す、異変に気が付いたようだ。

 流石はレベル6のオークだけあるな。

 だが俺達は不可視の効果で見えない、しかも沼地の上を水上歩行の靴を使って歩いている。

 まさか目の前の沼に浮いているとは思っていないので全然違う方向を探している。


 簡単に先制攻撃を行う事が出来た。

 矢を放つ、俺の矢は外したが、ビッキーの矢はリーダーに当たる。

 2射目を放った所で、オーク達は散開した。

 ハーフオークにもライトニングが当たってしまうのでこれで良し。

 オークのクレリックが音波の呪文を放つ。

 狙いは俺か、鼓膜から血が出るかと思ったが、抵抗のマントが幾らか効果を減少してくれた。

 

 不可視状態のスカーレットが、クレリックの背後から攻撃をするが、鎧が厚くダメージが無い。

 今後は魔法のヌンチャクなど武器が必要かも。


 オークリーダはスカーレットに接近するために疾走する。

 遠距離から3人が支援をする、オークリーダーに稲妻の杖のライトニングが3発放たれる。

 エネミーマーカーも消えているので、あれは感電死したな。


 沼の上の俺達に弓を射るオークが3人。

 ハーフオークは岩の陰に隠れている、よし動くなよ。

 オークの弓では天使の鎖帷子を貫くことが出来なかった、でもこれは後で痣になるな。


「痛てーじゃねーか。」


 こちらも弓で応戦する、鎧の防御力の差でオークは倒れた。

 

 オーククレリックは金縛りの呪文をスカーレットに掛けるがスカーレットは抵抗した。

 武道家は元々精神修行を行っている事から抵抗力があり、抵抗のマント+3と、判断力のお守りの相乗効果でどんな魔法でも抵抗出来そうだ。


 スカーレットはクレリックの股間を蹴り上げて、下がった頭にかかとを落とす。

 見てるだけで金玉がきゅーんとなる、スカーレットさんには決してセクハラをしないと心に誓った。

 オーククレリックの脳みそが見えている、見なかった事にしよう。

 スカーレットは急所を的確に狙う容赦ない攻撃でもう1体を倒す。

 残り2人は投降するようだった。


 ビッキーはスカーレットの傷を呪文で回復する。

 自分は、回復ポーションを飲んで傷を回復した、傷が浅いのでもったいないと言われたが痛いもんは痛いので使う。


「ハーフオークの男よ名前を聞こうか。」

「おでの名はガリルだ。」


 可哀想に顔がめちゃくちゃブサイクだ、ステータスにすると6の値だった。


「共通語は喋れるんだな。」

「問題ない。頭もそんなに悪くないでず。」

「そこのオークを縛って付いて来い。」

「おでは縛らなくでいいのが?」

「ああ、裏切ったら死ぬけどそれでも良いなら付いて来い。」

「ハーフオークを差別しないなら裏切らない。」

「うちのパーティ、ハーフエルフ居るからな。」


 マーリヌさんは一瞬嫌な顔をしたので、どうしたか聞いたところ。


「故郷の事を思い出したのよ。」


 と言ったきりそれ以上喋ることは無かった。


 帰の道中にガリルに尋問する。

 オークの部隊はランスの地形調査と兵数の確認などの使命を受けているようだ。

 マップでオークの一団を確認してるんだよな。

 城塞都市ランスとライセンの町の間に250人ぐらいの部隊がいるが何故だと聞いたら驚かれた。

 ライセンの町をオークの軍団が攻撃する為の準備だと教えてくれた。

 どうやら、ランスの兵を途中で止める為の陣地を秘密裏に作っているのだと。


 なぜオークを裏切るのか聞くと、元々オークの社会に馴染めなく母が最近亡くなり、オーク集落を出ようと決心したようだ。

 ガリルの母はヒューマンで、オークに襲撃された村から連れて来られた女性だと言っている。


「おい、それって拉致じゃないか。」

「オークに人権意識はない、男は従順なら奴隷で、女は家財道具程度。」


 オークの社会は、女は所有物扱い程度の価値しかないようだ。

 オークの評価は生まれた子供の数や、所有している女性の数で決まるようだ。

 ガリルと同じような環境の者は何人か居るようで、ヒューマンの女性も数人捕まっていると教えてくれる。


 オークの団体を確認すると、エネミーマークが付いていないヒューマンやハーフオークが何人かいる。

 

 兵士にオークを突き出し、ハーフオークの事情も説明する。


「あと、取調べの後の身元引受人は誰か。」

「俺で良いかな。」

「定住の者でないとダメだな。」


 最終的にスカーレットさんに身元引受人をお願いした。 


 宿に戻り全従業員を含めて会議を行う。

 ガリルは大変感謝していたが、俺は見た目ゴリラとヤクザを足したようなガリルとの相部屋は勘弁してほしい。

 今の宿『鋼鉄の拳亭』の使用人用の部屋は、すでに3人の女性で埋まっていて部屋が無い。


「どうせ同じ相部屋になるならば俺がそちらに移動したいな。」


 スカーレットさんが「私の部屋に来ても良いわよ。」


 女性陣から「ギルティ」「不潔」等のブーイングが起きたので、ガリルが来てから考える事になった。

 まあ、今の部屋は俺が金銭を払って借りているので、1人で居ても文句を言われる事はないけどね。


 本題は、オークの一団の中に一般人がいること、その中でも、ハーフオークの1人が気になったので救出しに行きたいと言う内容だった。

 前衛が不足しているので、できれば女性で力のある人を探していた。

 (むさいガチムチのおっさん前衛は勘弁だ。)

 ハーフオークの女性は他の女性と同じ場所に囚われている、力がそこそこ有り、魅力も高かったのでパーティメンバーに入れたかった。


 不可視化で潜入して、女性を解放して逃げ出すだけだが、今回は危険度が高いので来てもらえる人だけにお願いをする。

 驚くことに3人共付いて来てくれるようだった。


 救出の為の準備をする。


異世界冒険29日目

取得経験点

経験値:1010を得た。

総計経験値:21090


マリーヌ:Lv4

ビッキー:Lv3

スカーレト:Lv2→Lv3


Lv6→7

HP:32→36

命中:+4→+5


筋力13(+1)

敏捷14(+2)

耐久力12(+1)

知力13(+1)

判断力6(-2)

魅力11(0)



取得スキル

錬金術

神秘学

建築術

地理

歴史

自然学

宗教

異次元

交渉術


特技

長弓習熟

接近射撃

精密射撃

回避



呪文数

Lv0 4回

Lv1 5回

Lv2 4回

Lv3 3回

Lv4 2回


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