第18話:レンジャーズ
レベルが上がったがスロットマシーンに変化は無かった。
ちょっと残念に思うが仕方ない。
少しタッチパネルが変わったかな、『ガコッ』取れた。
240×180ぐらいの大きさか、でかいし持ち運ぶ必要性を感じないな。
カメラがあるので撮ることができる、ちょっとは便利かな。
リュックに入れて出かけよう。
エルフのマントが売れていたので、それを資金に買出しに行く。
防御の指輪の作成に必要なシールド系のスクロールを購入、ライトニングなども補充する。
資金を殆ど使ったので帰ることにした。
帰りに商店に寄ると、見た事のある顔ぶれの一団がいる。
「リクさんじゃないですか。」
そうそうゴブリン戦で一緒だった戦士7人だ、こいつら町で会うと全員大きくて威圧感があるな。
4人はシェルの町のレンジャーで3人は城塞都市ランスのレンジャーだそうだ。
7人ともレベルが上がったので、記念に良い武器を探しているようだ。
ゴブリンリーダを倒しているので特別報酬が出ていた。
1人金貨500枚は貰っているはずだ。(自分とバニラ、クリームは金貨800枚貰っている。)
「リクさんが使っていた弓は無いですね。」
「あれは試作品だから売ってないよ。」
この弓自分で弦が変えられないのよね。
売り物になるのか分からないから飾るだけにしていると言ったら見せてくれと言われたので一緒に宿に行く。
素材を沢山買ったので持ってくれてラッキーだ。
宿に着き飾ってある弓を渡す。
「裏に人形があるから怪我しないように練習してよ。」
「この矢高品質じゃないですか、良いんですか使っても。」
「うちは普通の品質の矢は置いてないから気にせずに使ってくれ。」
いい年の兄ちゃんが、わいわいと試射している。
数が足りなさそうなので、奥から3つ持ってきて渡した。
自分の使っている弓を渡す、この強い弓を引くことが出来るのが2名いた、馬鹿力だな。
流石に本職扱いが上手い。
「この弓の威力はありえない。」とか、「リクさん力持ちですね。」など言っている。
ネタをばらす事にした。
「巨人のベルトをしてるからこの弓を使えるだけだよ。必要なら在庫有るよ。」
「いいなそれ、値段はどのくらいですか。」
「金貨16000枚かな。」
「・・・。」
無言になってしまった。
「弓上達の腕甲も有るけど使ってみる。」
自分の装備している腕甲を外して渡す。
「それも高いのでしょう。」
「金貨25000枚かな。」
そっと戻された。
「初級の腕甲なら5000枚で作るよ。」
「初級でも買えないぐらいの値段ですよ。」
そうか、有名になって買えるようになったら頼むと言っておいた。
弓の弦の張替えの話になり、こんな道具を作れば換えられるじゃない的な話になっていた。
弦の張替えは自分でやると言うので売ることにした、他の客の張替えも紹介したら張替えると言ってくれた。
「お祝いも含めて高品質分の代金だけで売るよ、金貨300枚でどう。」
「マジですか。」
「魔法の弓はいくらになるんですか。」
「魔法の弓が欲しい人いるのか、今日買うなら金貨1000枚にしようかな。」
魔法の弓が3本売れました。
後で、飲みに行くけどと誰か行くかと言ったら、全員行くようだ。
しまった、全員分奢る事になりそうだな。
2時間ほどしたら出かけると言ったら、裏で試射していいかと聞かれた、好きにしてくれ。
この前失敗した防御の指輪を作ってみる。
リールの7の数は5個、Lv1呪文を使い青7青7赤7を並べレバーを引く。
『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ♪ピ♪』『チャラリーリー♪』
青赤赤
青◎◎
赤赤赤
大成功無し、どんだけ運が無いのか、それとも俺の腕が悪いのか。
防御の指輪+1が6個出来た。
まあいい、やってみたい事とは着陸の指輪と防御の指輪を選択、ルーレットスタート。
『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ♪』青7リーチ、Lv1呪文を使い青7を2つ並べる。『ピ♪』外した、Lv2呪文で右リールを再リールする。
『ピ♪』『チャラリーリー♪』大成功。
着陸付防御の指輪+3ができた。(3つ作成)
2つを合わせると機能の重複ができるようだ。
最近高いアイテムばかり作っていたので、アイテムがさっぱり売れていない。
金貨3000枚以内の魔法のアイテムを作る。
呪文を全て使い、拡大眼鏡、対ゴーレムブローチを6個ずつ作った。
それでも2回ミスをしているので、材料費が高く付き効率は悪いな。
エルフの靴を6個つくり、低級ポーションも12個作った。
安いアイテムをショーケースに並べる。
ショーケースに入りきらなくなってきたな。
ちょっと実験、着陸付防御の指輪をして2階の窓から這い出す。
「おーい飲みに行くぞ。」
「何してるんですか、危ない。」
窓にぶら下がりそっと落ちてみる。
地面近くでふわりと止またので、効果は重複してるようだ。
驚かさないでくださいと文句を言われたが無視無視。
野郎どもを連れて飲みに行く。
歓楽街に着くと、少ししたらバニラが迎えに来た。
腕を組んでくれるが貧乳と筋肉質な体では余り嬉しくない。
何で分かったんですかと聞くと、飲みに来ると思ったので黒服を使って見張っていたとか。
新手のストーカですか。
バニラはレベルが上がったので、ここ一帯の幹部候補になったとか。
クリームもジェラもレベルが上がったと教えてくれた。
どの部隊よりも激戦だったのでレベルが上がったのだろう。
バニラと分かれてベニーの店で飲むことにした。
ベニーを指名する。
ベニーとビッキーが来るが、未成年お断りと言ったら。
「あなたの未成年の基準が分からないわ。私は18歳になりました。」
べーと舌を出す。
可愛いな。
種族によっても違いはあるが、ワインとエールは16歳で飲酒が認められており、蒸留酒は18歳から飲んでも良いと教えてくれた。
欧米かと突っ込みを入れたが、誰も分からないから恥ずかしかったよ。
「誕生日おめでとう、しまったなプレゼントを用意してないな。」
「気持ちが入っていれば何でもいいわよ。」
「じゃあこれ。」
「今おざなりに「じゃあ」って言わなかった。」
着陸付防御の指輪+3を外して渡した。
「羽の装飾が綺麗ね。」
「大事にしてください。」
それあげるんですかとか、俺の誕生日も何かくださいとか、レンジャーズ五月蝿い。
何で男にプレゼントしなくちゃいけないの。
飲んでいると、タルトと、スプモーニがやってきた、もうだいぶ飲んでいるようだ。
「リクじゃないか、お前も戦勝パーティか。」
「そうですよ。」
「なあ聞いてくれ、バニラとクリームがレベルアップしたんだよ。」
「うちのチーム全員レベルアップしてますよ。」
「うそ、なんで?」
ウルフ騎乗ゴブリンと20体と、ゴブリンリーダの集団と戦い死にかけた経緯を話した。
「しまったリクのパーティに参加すればよかった。」
「話を聞いていると死んでてもおかしくないぞ。」
なんて話をしている。
まあ、俺達は死ぬほど頑張ったので、このぐらい良い事があっても良いじゃないか。
10時ごろになったので帰ろうかな。
レンジャーズはもうちょっと飲んでいますと言うので、レンジャーズの分も支払いをして帰る事にした。
「ベニーさん適当にこいつらの分まで勘定して。」
「ふらふらじゃないですか、大丈夫ですか。」
俺はそんなに強くないので、2杯飲めば十分満足なのだが、今日は5杯以上飲んだので、ふらふらだ。
ベニーさんが付いて来てくれるようだ。
ここはよく泊まる宿だな、森ばかり歩いた疲れが出てどっと眠くなる。
お休みなさい。
「ちょっとここで寝ちゃだめです。」 「聞いてますか。」「・・・・。」
目を覚ましたら朝にだった、うーんよく寝たな。
異世界冒険15日目




