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第11話:討伐準備

 朝4時、スロットマシーンに座る。

 弓懸を入れて、上級を設定、呪文で赤7を各リール1個増やしスタート。


『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ』青7リーチ。


 ここで呪文を使用、赤7・青7*3並べて『ピ♪』赤7『チャラリーリー♪』ちょっと自分の運の無さに倒れそう。

 青7が揃った事が無いのですが、これは仕様なのか。

 リールの動きの考察だが、2個のリールは滑りが余り発生しないのに、最後のリールは作る品物の難易度によって滑りが発生するようだ。


 上級弓懸を作る事が出来たので、次に矢を20本作成する、この矢を薬草取りに持って行くことにした。


 スカーレットさんにお弁当を作ってもらいタルト、スプモーニと、と出かける。


 薬草群生地に行く、スプモーニと初めて会った場所だな。

 今回はタルトがいるので安心だと言ったら、スプモーニは誰が偵察やるんだパーティは役割が重要なんだと力説する。

 確かに金属鎧を着たタルトに隠密行動は無理だな。

 偵察よろしくお願いします先生と褒めておいたら気をよくして偵察に行った。


 少しして。

 スプモーニが必死な顔で帰ってくるけど何か変だな、蔦が絡まっている。

 それを見てタルトが嫌な顔をする。


「殺しの蔦だ、10m以内に入るなよ。」


 蔦に絡みつかれて移動速度が遅くなっているスプモーニと逃げる。

 絡みつかれて動けなくなる前に脱出できて運が良かったようだ、蔦を外して反撃に出る。

 MMOで弓職がやっている逃げ撃ちだ。動きが遅いので敵の射程外から遠距離攻撃をする。

 2分ほど一方的に攻撃をして敵沈黙、使える矢を回収。

 蔦の塊の中から、銀貨750 白金貨15枚、未鑑定ポーションが出てきた。


 犠牲者のアイテムが残っていることがあるらしい。

 合唱してから物品を取り出す。


「報酬的にはこのまま帰ってよくないか。」

「ダメです。」


 薬草の群生地に着いたので、さっさと薬草を袋に詰める。

 順調順調早く帰ろう。


 帰り道スプモーニが敵がいる合図を送ってくる。

 手信号では、スケルトン3体ゾンビ4体らしい。

 スプモーニがスリングで攻撃後こっちに走ってくる。

 狼のスケルトンが速いな迫ってくる。

 スケルトンには矢が効きにくいので、スリングを使う、頭が欠けたがまだ走ってくる。

 スプモーニがこちらに来る。

 もう一発発射、当たるがまだ動く。

 

 乱戦状態になりタルトとスプモーニの連携で1体を破壊、2体破壊したところでスプモーニが噛まれる。

 最後のスケルトンは頭をスプモーニが破壊して動かなくなった。


 ゾンビ到着、有効打は斬撃なのでやることが無い。

 スプモーニは鎌、タルトはロングソードに換えて攻撃する。

 ゴブリンゾンビを次々と倒していった。

 今回のMVPは連続攻撃で敵を殲滅したスプモーニだな。


「モンクの連撃は格下なら最強ですね。」

「リクそれは褒めてないから。」


 褒められて顔は嬉しそうなのに怒っている器用なやつだ、女の子なら可愛いのに。

 今回の損害はスプモーニが噛まれた傷が少々酷いのと、タルトが殴られてかすり傷を負った。

 スプモーニにポーションを渡す。


「これ貰っていいのか。」


 ポケットに入れようとするので、直ぐに飲ませた。

 傷口が光り一瞬で治った。


「おお、完全に治ったな。」


 よく効くようだ、味は激不味いらしいがそんなの知らないよ。 


 後ろから声がかかる、これエルフ語だな。

 振り返ると木の影に木人、綺麗だな質感が木じゃなければ間違いなく美人だ。

 木の精霊、ドライアードじゃないのかな。


「何か用ですか。」


 木の人形みたいだな、裸なのに全然欲情しない。


「お願いがあります。」


 この先に蜘蛛人がいるので助けて欲しいとお願いされた。

 蜘蛛人とは、ダークエルフが信仰する神によって姿を変えられた異形だと。

 僧侶魔法で、アンデットを作ってこの一帯を徘徊しているようです。


 タルトとスプモーニは「無理無理無理」見事にハモッた。

 1つ引っ掛かることが有ったので確認する。


「俺達がアンデットに襲われているときに傍観していた人の話を聞く人がいるでしょうか。」

「あなた達の強さを確認したかったのです。」


 今のパーティでは勝てないので断ると、人を連れてきて倒してとお願いされる。

 先払いはお詫びだと、銀貨1000枚と、高品質の楽器をもらう。

 タルトが嬉しそうに受け取る。

 タルトよ、報酬貰ったら依頼受けたことになるんですよ。

 上手いこと丸めこまれた気がした。


 帰り道スプモーニとタルトと相談する。


「ゴブリン退治のときの集団にお願いしたらどうかな。」

「多くの死人が出るので断られるだろう。」

 

 兵士長に話をしてから考えようとタルト案、面倒なのでタルトに任せた。

 二人に報酬の金貨10枚を渡す。

 手に入れたポーションが金貨150枚になった。

 一人当たり白金貨5枚、金貨50枚、銀貨250枚を分けて分かれた。

 ドライアードの報酬はタルトに預けておいた、お金でもめるなんてごめんだからだ。


 こんだけお金あれば色々買えるな。

 商店に行って白金貨5枚分材料を買う。

 いつもの見習いの子に運んでもらおうかな、量が多いので銀貨10枚渡しお願いした。


 昼飯後に子供が集まってくる。

 勉強を教える、皆ちょっとは出来るようになってきたので、スロットマシーンで作ったノートと鉛筆を渡す。

 ノートと鉛筆は木と黒鉛があればいくらでも作れそうだな。

 勉強後、宿題に100マス計算のプリントを配って解散する。


 ボニーと弓の練習後、タルトが来る。


「蜘蛛人討伐だが援助金は出るし報酬も悪くない、でも何だか気に入らない。」


 何が気に入らないのかと聞いたが長年の感らしい。


「1人頭金貨1000枚危険だが悪くない、10人ぐらい集めれば何とかなると思う。何か隠してるんだよな。」


 明日メンバーを集合させるので紹介するとのこと。

 今日はバニラだけ呼ばれているようだ、紹介される。


 バニラがこちらに来た、マントを脱ぐと少々小柄で髪を編みこんで後ろでポニーテルにしている。


「バニラよ、混沌にして中立、悪じゃないから安心してね、あなたは巨乳好きの魔法使いさんね。」


 職業盗賊と言っても斥候から殺人者まで幅が広いので、性格を先に教えるのだとか。

 巨乳の娼婦を買った事と、魔法を使える事の情報を知っていた。

 怖いよバニラさん近所のおばちゃんより怖いよ。

 後で、巨乳好きではなく美乳好きですとこっそり訂正しておいた。


 タルトはバニラに深い地下に住んでいる蜘蛛人がどうして出てきたのか調べてるよう話をする。 


 話が終わったころに魔術師ジェラがやってくる。

 バニラを見ると露骨に嫌そうな顔をする。


「なんであんたが居るのよ。」


 仲が悪いようです。

 バニラは、蜘蛛人退治に召集された事と、普段地下から出ない魔物が地上にいる理由を調べるためタルトに頼まれたと説明する。


「蜘蛛人は調べなくていいわよ。」


 ジェラは、1年ほど前にダークエルフが地階遺跡より出ようとして、冒険者によって撃退された事。

 ダークエルフの神は試練を与え、成功者には一族の長の地位を、失敗者には蜘蛛人間に変える呪いを与えるらしい事。


「この2つから、動機は怨恨で地下から出てきた。」


 ジェラはビシッと何処かに向かって決めポーズを決める。


 バニラはメモ帳ピッと取り出し指に唾をつけてページを捲りながら。


「その件なら一度調べたわ、えーと、メモによると。」

「1、入り口は厳重に塞がれ警備されていたのにダークエルフは出てきた、他の抜け道を作って出てきた。」

「2、『建築創造の竪琴』を使用していたが、竪琴は発見できなかった。」

「3、冒険者達が持って行った疑いがあるが、追跡調査の結果痕跡なし。」


「この竪琴を追っかけて出て来た線は。」

「じゃあ、敵はバード技能を持ってるかもね。」

「2体いるかもね。」


 わいわいと話をしている、実は仲が良いみたいです。

 この二人に隠しごとは出来ないようなので関わらないでおこう。

 じゃあまた明日と席を立つと。


「あんたフィレンツェ師匠の所行きなさいよ。」


 ジェラに連行されそうになる。もう遅いから嫌だ、呪文回復しないから嫌だと柱にしがみ付いて断った。

 明日の朝行くと約束させられた。


 部屋に戻るとバニラとジェラが付いて来る。

 土禁ですよ、うんOKなのか、ちょと匂うので足洗ってください、えっOKなの、部屋に進入された。


「これが、魔術師ギルドが情報を隠してる機械ね。」

「誰にも言わないなら見せてもいいわよ、約束してよね。」

「約束するわ。」

「勝手に人の技術のやり取りをするな。」


 仕方ないので作業を見せることにした。

 袋の薬草を入れる。購入した資源を入れる。

 薬草を選択。


『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ♪ピ♪』『チャラリーリー♪』


 100回まわし70個の治療薬を作成する。

 こんなもんで良いですか。

 

「予想以上の物ね、他には何か作れないの?」


 ダガーを4本作って渡す。


「魔法の武器は作れないの。」

「たぶん失敗しますよ。呪文も1回残っているのでやってみましょう。」


 全部失敗した、ちょっと腹が立ったので、3本追加でダガーを作成。


『チャラリー♪チャラリー♪ピ♪ピ』やっとノーマルリーチ、呪文で成功を増やす。


『♪ピ』お、成功『チャラリーリー♪』


 ダガー+1が出来たので渡す。


「これ貰っていい。」

「ダメです。」

「胸触らせてあげるから小さいけど美乳よ。」

「ダメです、それは貧乳と言うのです。」

「やっぱり巨乳好きじゃない。」


 メモに何かぐりぐり丸をつけている、失敬だな。

 呪文も無くなったので、追い出して寝ることにした。


異世界冒険7日目


経験値:600を得た。

   :500を得た。 


総計経験値:2300




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