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或る男の手記

作者: 伊織

3月2..日


入院して17日目。


まだ退院できそうにない。

いや、恐らくもう退院はできないだろう。


あの子はきっと、その未来が視えているんだろう。

もしかしたら、一度見たきり嫌な未来だと思って心の奥底に留めてあるのかもしれない。


でもきっと、僕がいない世界の方がハッピーエンドって事になると、自分自身でも予想できる。


大丈夫、僕がいなくてもあの子は大丈夫だ。



それにしても、窓から見える桜の木にも蕾ができて、もう少しで開花するだろう。


僕はそれまで生きていられるのだろうか。

皆と桜を見ていられるのだろうか。



そろそろ皆が来る時間だ、今日はこのへんで。


また明日も平和な1日でありますように。



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