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鬼語草子  作者: 水瀬黎
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問答・香月

問、お名前をどうぞ。


「香月と名のってるよ。今は、ね。

 あとグリモアとか始鬼(しき)とか始まりの魔道士とか色々あるよ」


問、好きな物はなんですか。


「本、かな。

 本を読んだり、それを誰かに教えたりすることも好きだよ。

 あの子はいい生徒なんだ。

 何でも目をきらきらさせてたずねてきてくれるしね」


問、嫌いなものはなんですか。


「誰かが苦しんだり、悲しんだりするのはつらくて嫌だな」


問、剣の修行はいつしたんですか。


「外国にいるとき傭兵やったり天狗のいる山に閉じこもったり

 かれこれ何百年ふらふらしてたら

 いつのまにか誰にも負けなくなってたよ。

 あ~、どこかに強いひといないかなー。暇なんだよ~」


問、好きな異性のタイプは?


「自分が所帯をもつのは想像できないな~」


問、三日月姫に好きな人ができたようです。


「え?!

 それはめでたい!赤飯炊かないとっ

 あと豆腐もいいのとりよせて……。

 とでもいうと思った?(どす黒い笑み)

 僕をさしおいて青春謳歌しないでくれるかな。

 全力で邪魔してやる!!

 生半可な奴にあの子を嫁になんかやらーんっ!」


問、父上ですか、あなたは。


「そんなに歳はくってないよ?(にっこり)」


問、腹黒いといわれたことは?


「ないね」


問、嘘ですよね。


「あんまり昔のことは覚えてないな~(遠い目)

 まあ、細かいことは気にしない性質(たち)なんだ」


問、三日月姫にひとこと。


「あんまり無理しないで。僕に甘えてくれてもいいんだよ?」


余計なお世話です!! by三日月姫











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